一生懸命教えても、ズッコケるくらい、わかってもらっていない、ということ
よくありますよね。
でも、当然なのです。
わかるためには、前提条件があるのです。
物事は、見れば見えるものでもなく、聞けば聞こえるものでもありません。
見えるためには、それを認識する枠組みが最初に存在していなければならないのです。
言い換えると、問題意識です。
問題意識というと、なんか、高度なことを考えるように聞こえますが、
簡単に言うと、「あれ?」という気になる状態です。
この辺の言葉で言うと、「イズイ」状態です。
知っていそうで、わからない、
心が落ち着かない状態です。
この状態をつくることこそが、授業に集中させるためのコツです。
逆から言えば、問題意識をもったものしか、認識に上らないのです。人間は。
だから、何の刺激もない、当たり前のことをどんなに雄弁に話されても、
子どものアタマには、ちっとも残っていないのです。
まず、当たり前のことだと思っていることを、グラグラと揺すってやる必要があります。
土台を崩されると、人間は、何とか安定しようとして、必ず食いついてきます。
まず、アタマの土壌を耕しましょう。
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