H@CHIMAKI  COMP@NY

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第6話「天体観測部」



「―――っ!」

もっとやさしく治療してくれ・・・椿先生・・・。

俺と紅子は、喧嘩の後に一旦、保健室へ。

消毒用目薬が目に沁みまくって痛い・・・。

「まったく・・・。早く、教室に行け。」
「はい・・・・。」

「失礼しました・・。」と一礼し、保健室を出た。


「千ちゃん。今日って部活あるよね?」
「ああ・・・。」
「蒼井ちゃんも誘うの?」
「一応な・・・。誘っておいてくれよ。俺は、今日動きたくない。」
「りょーかい!」

ここは、一学年2組構成の学園だ。
俺と紅子は1組。
南と風太は、2組だった。
蒼井は、どっちだろう?、なんて考えていた。

別にどっちでもいい。
それは俺の思っていること。
どうせ、一緒になっても喜びもしないし。




「蒼井ちゃんっ!天体観測部に入んないっ?」
「え・・・・?」
昼休みに紅子が蒼井のところを訪れたらしい。
蒼井は、2組だったか。
「天体観測部っていうと・・・・。星を見たり?」
「そう!この学校の裏山に部室があるんだ!」
「星かぁ・・・・。面白そうですね・・・。」
「どう!入んない?」
「はい!」
そう言って蒼井は薬を飲みながら微笑んだ。ここに来て初めて。


ただ今。PM8:00。

俺達は、古ぼけた天体観測部の部室に集合していた。
やはり夜は、寒く、全員が着込んでいた。

「えーと・・・・。まぁ・・・。いつもどおりで・・・。」
少し痛む目をこすりながら俺は、言った。
一応、部長だし。
「いつもどおり、って・・・?」
蒼井は、紅子の横で首をかしげた。
「グータラしたり。星見たり!」
「グータラ・・・?」
「こっち来て!蒼井ちゃん!」
紅子は、蒼井の手を引っ張り、部室2階の展望台へと上がった。
ここには、部、唯一の望遠鏡がある。

林に囲まれた森の上の夜空には、星がよく見えた。
暗闇の空には、いい加減な感じで月が浮かび、星がちりばめられていた。

「どう?すごいっしょ?」
「綺麗・・・・・。」
蒼井は、口をポカンと開けながら空を見つめていた。

「あ。」
ふいに紅子が口を開いた。
「どうしたの?紅子ちゃん?」
「カギ閉めてくんの忘れた。」

ムード壊すようなこと言うなよ。

と。言おうと思ったが。
これも、ムードを壊すようなことだよな。

今思うと。このときに言っておけば、事件は、起こらないですんだのかもしれない・・・・。

この後、PM9:00にバンガローに戻る俺達。

事件が起きたのは、翌日の朝だった。

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