●●●●チョコチップ

緋慧さんからo


日番谷隊長下所属。

―隊長達の弱点?

「相田ぁ~。相田、居ないのかぁ~?」
「ハイ!!スミマセン;遅れてしまって;;」
「はい、コレ。」
日番谷の手には大量の書類。
「?これ、なんですか?日番谷隊長。」
「書類。」
「それは観れば解ります。」
「お前・・・時々、アッサリしてるな。」
「そうですか?」
「まぁ、そんな事はどうでもイイ。この書類を朽木のトコ持ってってくれ。」
「・・・ええ~~~~~~~~~~~~~~!?」
「(反応遅ぇーな)なんだよ?」
「だ、だって、く、朽木隊長ですよ!?緊張しますもん!」
朽木白哉。貴族・朽木家のエリートである。
「そういう問題か?イイから持っていってくれ。」
「日番谷隊長が行けばいいじゃないですか!!」
「お前・・・あのなぁ、俺はこれからちょっと用事があるから。」
「ふ~ん・・・雛森副隊長のトコですか?」
「!!(ぎっくん)べ、別に~」
「余計怪しいですよ?」
「兎も角!行ってくれ。それ、今日中にな!」
ドサッとはずの手の上には大量の書類が、置かれた。
「そんなぁ~・・・」 
そんなはず子の声も、今の日番谷には聞こえていない。
「もう・・・。人使いが荒い・・・。」
ブツブツと文句を云いながらも、きちんとやるところが、彼女の良いところである。

「えっと・・・朽木隊長って何処に居るんだろう・・・?日番谷隊長教えてくれればいいのにぃ・・・」
廊下に出て、少しばかりウロウロしてみたが朽木らしき人影は見えない。
(どうしようかなぁ~。此処で引き返しても、日番谷隊長に怒られそうだし・・・。)
そう考え込んでいるはず子の前をある人物が通りかかる。
「あ!!・・・あ、阿散井サン!!阿散井副隊長!!」
「・・・お!はずじゃねーか!?」
ある人とは、阿散井恋次。朽木隊長率いる軍の副隊長である。
「元気にしてたか~♪」
「何云ってるんですか。この間会ったばかりですよ?」
「そうだっけか?ま、イイじゃねーか!で、どうした?」
「あ、そうです!朽木隊長何処にいるか知りませんか!?」
「・・・ああ、その大量の書類は朽木隊長に・・・」
「ハイ。そうなんです。で、朽木隊長何処ですか?」
「多分自室だと思うけど。廊下の突き当たり右のトコな。」
「アリガトウございます!」
「(カワッ・・・////」
ニッコリ笑って、お礼を云うはずに思わず赤面する恋次。
「あ、そうだはず。」
「?」
「早く行ってやれ。朽木隊長、多分喜ぶから。」
「・・・?私が行くと?」
意味が解らないといった様子で、首を傾げるはずだが
取り敢えず謂われた通り、足早に行く。
「えっと・・・突き当たりを右だよね。」
そういって曲がろうとした時、
ドン!!
自分より大きい何かに当たった。そこら中に書類が散らばる。
「痛~い・・・。あ、ゴメンナサイ!!」
そう云うと
「なんや、相田サンやんか。」
聞き覚えのある関西弁が聞こえた。
「あ、市丸隊長。」
市丸ギン。3番隊隊長。細目の関西弁がチャームポイントである。
「どないしたん?」
「あ、その・・・そこの部屋の朽木隊長に用がありまして・・・。」
そう云って、自分の横にある部屋のドアを
指さす。
「ふ~ん、そうなん。」
細目で、表情はよく判らないが
明らかに、少し意地悪そうなのが伺える。
「その書類は6番隊長さんへのもんやったのか?」
「ハイ。そうです。」
ばらまいてしまった書類を拾いながら、
答えるはず。
「あのさ、」
「はい?」
「その書類届ける前に、僕と一緒にどっか行かへん?」
「へ?」
「せやから、“僕と一緒に”どっか行こうって。」
「え・・・でも、この書類は今日中に出さなきゃいけないもので・・・」
「今日中やろ?今日はまだまだ長いんやから、気にせんでもエエやないか。」
「ですが・・・」
ガラッ!!
はずが断ろうとした瞬間、ドアが開く音がした。
2人とも驚いて、そちらを向く。
「騒がしい。他人の迷惑を考えたらどうだ。」
「こら、すんまへんなぁ、6番隊長さん。」
「す、スミマセン;朽木隊長。」
「相田、私に用があったのだろう?」
「あ、聴いて居られていたんですか・・・。ハイ。この書類」
「誰からだ?」
「日番谷隊長です。」
「そうか。今週中には返事を出すと伝えておけ。」
「ハイ。お騒がせいたしました;;」
ペコリ。と、お辞儀をするはず。
そのはずを観て、白哉はポンポンと自分の手ではずの頭を
優しく叩く。
「///?」
突然の出来事に、驚いて顔を紅くするはず。
「朽木隊長?」
「いや、別に。あまり畏まる必要はないぞ?」
「そうですか・・・。アリガトウございます!」
「ほな、用事がすんだんなら、相田サン借りてきますわ~♪」
「へ!?」
腕を掴まれ、ズルズルとギンに引きずられていく。
「ちょっ!市丸隊長!!まだ私、朽木隊長に用が・・・」
「エエやないですか。どうせ今日中ですやろ?」
「そうですが・・・」
な?と云われてしまった。こうなると断る事は難しい。
何せ相手は隊長なのだ。(しかも他の部隊の
格がずっと下のはずは、どんな事をしても勝てるはずがないのだから。
「待て、市丸。」
「「!!」」
そう思っていると、白哉が突然声を掛けてきた。
「相田が嫌がっているだろう。放してやれ・・・。」
「やかて、僕は相田サンと一緒に居たいんですから、仕方ない事でっしゃろ?」
「他人の事を考えろと云っているのだ・・・。」
「朽木隊長はんも、僕の事考えてくださいな。」
「お前の事を考えるのならば、相田の事を最優先にすると云っているのだ」
2人の相田にはイヤ~な空気が流れている。
(うわ~ん;;何でこんな事に~;;ていうか、隊長さんが2人で睨み合ってるとスッゴイ怖いんだけど~;;)
「あ、あの~・・・」
「「相田(サン)は黙ってろ(とき)」」
「ご、ゴメンナサイ;;」
条件反射で謝ってしまったはず。
(何謝ってるんだろう・・・止めるはずだったのに・・・)
「朽木はんの云い方がキツいから、相田サンが傷ついとるやろ?」
「市丸も、私と同じような事を云っただろ。」
「朽木はんは、顔が怖いから更に怖いねん。」
「お前のその、緊張感のない顔よりは幾分かマシだ。」
自分のせいで、今の状態がどんどん悪化して行くことが解ったはずは
「スミマセン。」
また謝る。
「せやから、相田サンは気にせんでエエよ。」
「お前が自分を責める必要はない。」
「ですが、私のせいでお二人がケンカしているなら・・・私、戻りますから・・・」
「「あ、相田(サン)!!」」
はずの眼からポロポロと涙が零れた。
「私っ・・・が・・・いなけれ・・・ば・・・」
しゃっくりみたいな喋り方で、どんどん自分を責めていく。
「べ、別に相田が悪いわけでは・・・」
「相田サンは別に、僕らが嫌がるような事してへんやろ?」
「でも・・・」
女の子が泣くとメンドクサイのは知っていたが、
まさか此処までとは。といったカンジの顔をして、白哉・ギンは顔を見合わせる。
(どないしよ・・・女の子を泣かした事なんてあらへんからなぁ)
(一体どうすればいい?ルキアが泣いた事は無かったからな・・・こういう時、どうすればいいかなんて、考えた事もなかった・・・)
泣き出したはずを前に、立ち尽くしてしまった2人。
その時・・・
「あ、やっぱり泣かしてるんですか?」
「朽木隊長、そういうトコダメですよねぇ」
「「!!」」
後ろから声がした。
「イズル・・・」
「恋次・・・」
「「どうも。お困りのようですね?」」
恋次と一緒にいるのは3番隊副隊長・吉良イズル。
2人は、隊長達の様子を見に来ていたようだ。
「何しに来たんだ?恋次。」
「いや、ほら。朽木隊長がはずと上手くやれてるかなぁ~って。」
「でも、市丸隊長がきっと邪魔してるはずだから。って見に来たんです。」
「イズル・・・自分トコの隊長どない思てんねん・・・」
「しかし恋次、こういった場合どうすればいい?」
「どうすればって・・・取り敢えず謝ったらどうですか?」
「「なんで?」」
「「・・・はぁ・・・」」
「あのですね、市丸隊長。朽木隊長と市丸隊長が言い争っていて、はずさん泣いちゃったんですよ?」
「だから、2人が謝れば良いんじゃないですか?」
「・・・そうか?」
「・・・ほなら、謝らんとな・・・」
白哉とギンははずの方を向く。
「相田・・・泣かせてすまなかった。今度からは気をつけようと思う。」
((朽木隊長って・・・謝っても偉そうだ・・・))
「相田サン。僕らがいけんかったネ・・・。せやから、相田サンにメーワクかけんよう気をつけるわ。」
((関西弁のせいか、謝ってるカンジがしない・・・))
「・・・わ、私もゴメンナサイ・・・突然泣いたりして・・・」
「はずは気にすんなって!!てか、はずのお陰で世にも珍しい“謝る隊長”が観られたんだし!!」
バシッ!!
恋次は白哉・ギンの裏拳をくらった。
「んじゃ、相田サン。僕と一緒に・・・」
「いや、私と一緒に・・・」
「あ、ゴメンナサイ。私これから阿散井副隊長と用事があるんで・・・」
「そうだっけ?」
「そうですよ。今日は」
「あ、そっか。んじゃ!朽木隊長・市丸隊長・吉良副隊長!!」
恋次と2人で駆けていくはずを見送った後、
2人はイズルを睨む。
「わ、私のせいじゃないですよ!?いけないのは、阿散井副隊長でしょう!?」
「おのれ、恋次・・・」
「阿散井くん・・・許せへんで・・・」
(怖ッ!!)

その後、恋次には大量の書類が渡され
徹夜で仕事をさせられたとか、させられなかったとか。

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