Heikの狂暴温泉芸者

Heikの狂暴温泉芸者

もつれた糸





もつれた糸の 夢を見た

どこが始点で どこが末尾なのか

どうしても どう悩んでも

さっぱり 手立てがわからずに

頭が痛んだ

結局 投げうって

目が醒めた




起きてからも

糸は やはり もつれている

輾転と寝返りをうって

ぐったり疲れ 脂汗が出ている




そして糸は まだ もつれたままだ

そして どこまでも もつれたままだ




もう 自分の手には おえない

複雑に 現実と因果に絡んだ糸だ

いっそ断ち切ってしまいたい

だが「そのあと」が怖くて

断ち切る勇気が持てないでいる・・・

断ち切る決断ができないでいる・・・








二OO四年五月六日

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