改革とは何か



このような状況下にあっては、とりあえず、「人にやさしい」だの、「弱者保護」「消費者第一主義」だのいったわけの分からんテーマが好まれる。
それで何とかその場だけは乗り切ろうとするのが、政治家・評論家・マスコミ人のやり口だ。

今の内閣は、「小さな政府にする」「金のかからない政府にする」と言っているのだから、その点は評価したい。

しかし、改革には痛みを伴うなどと言っているのはいただけない。

改革とは、痛みそのものだ。現実に、個人が「ローンが払えない」という現実に直面するということだ。国民は別の生き方を選択しなくてはならないということだ。

また、「日本再生」などというごまかしの権化のような言葉を弄する輩がいるが、いったいいつの日本に「再生」したいのか。
景気がよくて、日本が高度成長の時代ですら、毎年無数の倒産、破綻はあった。個人においても、自殺、いじめ、精神破綻は数知れなかった。

むしろ、そのような時代にこそ、今の危機的状況を生む素地があったのであり、あの時代の「幸せな生活」の何が悪かったのか、と考えるべきではないのか。

あの時代の借金を基盤とした国や個人のあり方を見直そう。
苦しくても、国債の発行をこれ以上増やしてはならない。借金をまず返す政策をとろう。



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