高橋信次先生に学ぶ

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神の原理・その三の神は




その三の神と称されて来たのは一般の動物霊であります

現世において犬や猫を飼うのと同じように、実在界では、使い姫として動物を使う場合があります。
その為に狐、竜達の動物霊を崇拝する場合があります。

一般動物霊を神々の眷族として崇めたものでありますが、やはり動物は自分の本性を人間に見せたくないために、色々な霊的現象、主として菩薩の姿を見せる場合が多いのであります。

そのために、神々の声と間違えて、神のお告げがあったとして、自分が悟ったような錯覚を起こす者があり、遂に動物霊に支配される結果となるのであります。

動物霊は、神の眷族として使い姫である事を忘れてはならないので、動物霊を私達人間が神として信仰の対象としてはならないのであります。

しかし、商売等で稲荷を信仰する場合は、この眷族が手伝ってくれますが、必ず稲荷大明神(主として菩薩)に厚く心から礼を申して、お返しする事を忘れてはなりません。

稲荷大明神は、五穀の神として祀ったものであります。

私達の魂は、他の動物霊よりも上段階にいることを悟って、人間としての本性を忘れてはならないので、自我我欲、自己保存の為に、このような信仰に入ると、自分自身の意識が動物の本性に通ずるので、真の正法を得て信仰しないと危険であります。

神の意識と自分の意識が調和されれば、光の保護を与えられて、動物霊に支配される事はありません。


この様に神と私達の関係は洋の東西を問わず、信仰の一念で結ばれてきたのであります。

しかし、歴史の変転に従って正法も、後世の人々の知恵と意により、仏教は哲学化し、キリスト教は新旧その他に分離して、真の正法は慈悲と愛と調和を失いつつあります。

時代時代の基根に合わせて、正法が説かれてきたのでありますが、仏教は哲学化されて難しくされたために、民衆からかけ離れたものになり、また寺を維持するためのものとなって遠のき、現象界は乱れて、闘争から闘争で明け暮れるようになり、心に安らぎが無くなってきました。

死者の霊も、地獄界をうろうろしていて、現象界の暗い想念を持っている人に憑依したりして、病気の原因となったり、社会が混乱する一つの原因となったりしています。


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