サクラチル*..。*・.*

サクラチル*..。*・.*

幸せ




「あーーーーーーっ!!!」

いきなり薫が叫んで剣心はビックリして、

「ど、どうしたでござるか、薫殿」

「6月って雨ばっかり。ジトジトしていやだなぁ。」

頬を膨らましてそう言っている薫に

「そうでござるか?拙者は好きでござるよ」

どこか優しそうな目で言っている剣心にすこしビックリして、

「なんで剣心は6月が好きなの?」


「薫殿が言うようにジトジトしてうっとうしい季節だけど、雨をみてると何処か落ち着くのでござるよ。考え事をするのにもいいでござるし。」

そう言っている剣心に

「剣心はどんなことを考えたりするの?」

「いろいろでござるな。1人で考えたいこともあるし。薫殿は考え事したい時とかないでござるか?たとえば悩んでる時とか。」



薫は剣心といるだけで、幸せでここ最近悩みという悩みなんてなかったのだ。

「うーん。・・・・ない!」


剣心はすこしビックリして、

「ほう。でも薫殿らしいでござるな。毎日元気で明るくて。薫殿を見てると拙者まで元気がでるでござるよ。」

いままでの会話からいきなりこんな爆弾発言的なことを言われてすこし焦って頬をちょっとだけ赤くしている薫。

「じゃあ、私が剣心が悩む暇もないくらい毎日楽しくて楽しくて幸せな毎日にしてあげる!」

思わず、ズバッと言ってしまった自分の言葉にビックリして余計頬を赤くしている。しかし、こんなことを言ってしまったのは・・・剣心はいままで辛い、辛すぎる過去を持っている。そのせいかいつも剣心はニコニコ笑ってくれるがどこか悲しみを持った笑顔・・・薫は前から気付いていた。そしてその笑顔をみるたびに、すこしだけ薫は悲しくなっていた。





しばらくの沈黙の後、

「なぁんてね!冗談よ冗談!剣心マジメな顔しないでよ~」





「嬉しいでござるよ。きっと薫殿がいたら毎日幸せでござるなぁ。」

薫の目をじっとみて、優しい笑顔で言った。いつもの悲しみを持った笑顔じゃない・・・そう一瞬薫は思った。


「私も・・・剣心がいたら幸せだよ」

ボソッと薫が言った。

「?なんて言ったでござるか?」


「なんでもないっ!それより、雨やんできたよ。外に散歩でもいこっか!」







「そうでござるな。」

優しく剣心は微笑んで立ち上がった。








いつまでもこんな日々が続くといい。そして毎日優しい笑顔で笑っていてほしい。
そしていつまでもずっといっしょにいたい・・・。薫も剣心も同じ気持ちだった。





薫は思った。私の笑顔で支えていたい・・・。


そしていつまでも幸せで。




いつまでもいつまでも。

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