サクラチル*..。*・.*

サクラチル*..。*・.*

空~想~



僕はこんな夜に何を想う

こんな都会でも、夜中は少しだけ、ほんの少しだけ星は見えるんだね

あなたは知っているかな  こんなにもきれいだよ

少しだけしか見えない星でも、すごくきれいだよ

あなたは見ていますか



「・・・上・・・井上!!」


「は、はいっ!」

「ボーッとしてないで、まともに授業うけなさい!」

「ごごごめんささいっ!」


君は焦ってあやまっていた。また授業中ほかのこと考えてたのかな。
そう思うと僕はフッと笑ってしまった。僕もほかのこと考えてる。



-------あなたのこと-------


笑ったときの顔  ずっと見ていたくなる

悲しいときの顔  支えたくなる

嬉しい時の顔   僕も嬉しくなる

幸せなときの顔  ずっと幸せでいてほしい


ずっと幸せでいてほしい。悲しい顔は見たくない。

だから、あなたがこの先もし危険なめにあったりした時は

僕が絶対に守るから。

あなたはぼくが助けた時には、いつも必ず「ありがとう、石田くん」と言ってくれるね。

ぼくはその時のあなたの笑顔を見ると、すごく嬉しいんだ。

その笑顔で僕は救われる。

僕だけこんなこと想うのはおかしいだろうか





「えへへ。さっきの時間、先生に怒られちゃった・・・」

あなたが僕に言った。ぼくだけだろうか。こんなに緊張するのは。

「井上さん、どうしたの?いつもは怒られたりしないのに。」

「あのね!今日すっごく空がきれいなんだよ!だからずーっと空を見てたんだ。だから怒られて当然なんだけどねっ・・・」

苦笑いしてあなたが言った。

「井上さん・・・意外とロマンチストなんだね。」

「なによぅ?!本当のことだもんっ。石田くんだって空を見たら目が離せなくなっちゃうよ?」

そう言うとあなたは教室の窓から空を見上げた。





雲1つ無い、真っ青な空。

あの空はどこまで続くのだろうか。

窓から光がさして、心地良い。

僕は少しの間だけ井上さんと空を見上げていた。



------この時間がずっと続けばいいのに------




「あっ、チャイムなったね。次は古典だっ!今度はまともに授業受けるんだから!」

そういって、僕に微笑んだ。




君がいるだけで僕は嬉しい。

この想いだけは、きっと捨てることはできないのだろう。

あなたは好きな人がいる。想いがあの人・・・黒崎くんに伝わるといいね。

僕の想いはきっと叶わない。でも、

あなたの幸せ、嬉しいこと、楽しいことが1つでも増えたら

僕は叶う、叶わないよりそれが一番嬉しいから。






井上さん、見ていますか。


明るくて透き通った空もいいけど


暗くて深い闇の空もこんなにもきれいだよ


「うわあ!きれいな空・・・!夜の空もすっごくきれい!」



井上さん、見ていますか。





黒崎くん、見てるかな?






-----僕の想いはきっと叶わない・・・------





早く明日になれ

早く伝えたい

あなたが早く見たい

きっと明日も空を見上げるだろう

透き通った空も

深い闇の空も




僕の想い、君に届け

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