
ついに、悪運尽きて父親が他界した。
息子の自分が言うのもおかしな話なのだけれども、わがオヤジは可愛い人だった。長門裕之が阪東妻三郎にぶらさがるあの画像を思い出すたびに、さながらおやじと自分のしあわせな時代を思い出す。おやじは、子煩悩でもなければ、子供を手放しで溺愛するという人ではない。終始借入金で、家に金を入れるということをしたくてもできなかったのだと思う。事実そうだったのだろうが、当人に子供というものを考える動機も少なかったのかもしれない。生涯、本人自身が子供だったし、子供でいたかったという風だった。
ただ、子供の頃にはケチで金をくれないことを疑問に考えたことはなかったが、いまから思うと子供が喜ぶことを実行するというワザをまったく知らなかったのかもしれない。
わがオヤジが、どう考えても強運の持ち主で、運を呼び込むこともたけていた。その強運。招きよせワザ、相当なものでいつも舌をまくものだ。
バブル期に、2億7千万円で建てたアパートを、築後20年も経過しているというのになんと
ほぼ同額で最近売り抜けている。当時は、周辺近隣におなじようなスケールの物件が存在していなかったのであるが、この20年で相当なマンション建築ラッシュ。竹の子のようにいっそう高級なマンションが立ち並んでいる。そんな中で、この事実は斡旋者や販売委託をされた人たちの中でも、仰天ものの椿事である。なにをするにつけても、おやじは一筋縄でおさまらぬ凄みがある。ただの爺さまではなかった。
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