アチャモ☆の詩５０
『向日葵の詩』
１９４５年８月６日 １９４５年８月９日
大西洋テニアン島から 大西洋テニアン島から
ジュラルミンの翼を持つ ジュラルミンの翼を持つ
エノラゲイが僕達の住む国に！ ボックス・カー が僕達の住む国に！
飛んで来た！飛んできた！
そして二つの歴史が産み落とされた！
落とされた一つはリトルボーイ
落とされた一つはファットマン
二機の放った光は････｡
人間が造りだした最悪の廃棄物
生きる、すべての命を奪う
愚か者達が造りだした残酷な花火（核）
溶けてしまった街並み･･･｡
壁に影だけを残して消えてしまった命
誰もが望んでいないのに！
誰もが涙を流しているのに！
誰もが憎んでいるはずなのに！
歴史は未だに拳には拳、変わらぬ考え方！
北の国では、これから花火を作りだそうと！
何も変わらぬ考え方に･･･｡
広島・長崎の叫ぶ怒りの声は･･･｡
消え去った命の意味さえ消えてしまう！
今年も夏がやって来る
今年も終戦記念日がやって来る
夏の暑さに元気に咲く！
向日葵は変わらぬ世界に･･･｡
重くなった頭を抱えてる。
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