アチャモ☆の部屋

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アチャモ☆の詩60




            『ソープランド』



          ガラクタでもポンコツでもない

          そんな貴方の言葉が痛かった

          涙が零れるくらいにね



          それは彼がはじめて体験した性の話だった

          常識がないって言わないで!

          不純って嫌がる人もいるかもしれない

          でも女性を抱く手段は、それだけだった!

          彼は初めて抱いた女性はソープランドの女だった

          でも彼の事を嫌がるソープ嬢もいた!

          確かに見た目は違うし!

          しゃべると言葉も吃る・・・。

          でもね求める気持ちは

          誰にも止める事も出来ない

          彼だって男なんだ!

          健康な男と何一つ変わらないんだ!

          人を好きになる事もあれば

          人を愛しと思う気持ちもある

          時には人の事を嫌がる時もある

          ただね身体が不自由なだけなんだ

          刺のない彼女も彼も普通に暮らせれば…

          僕達と何等、変わる事もない!

          ただ僕達と違うと言う意味で考えた時!

          もし見えないラインがあるとしたら・・・・

          それは身体障害者と言うラインなのかもしれない

          そして彼は数時間だけの恋の話を

          夢中で話してくれたんだ。



          彼はポンコツでもなければ

          ガラクタなんかじゃない

          そんな貴方の言葉が辛かった

          涙が零れるくらいにね
































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