アチャモ☆の部屋

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アチャモ☆の詩76




           『ブルーライン』



          お前は12の時に…。

          女になっちまった。

          夢みる事もなく!

          愛し合う事さえ許されい!

          ただ欲望の捌け口の為に!


          お前は色々と話してくれたよね!

          親の事や、同級生の事!

          そして恋の事…。

          夢中で話す、お前は何処にでも居る女の子だった!

          でも、お前は消せない傷を誰にも気付かぬように!

          微笑んでいたんだ!

          本当は、あの人を睨み、そして羨んでいたんだ…。

          お前は気付いて欲しかったんだよね!?

          お前は逆らうように…。

          ド派手なピンクと金色に髪を染めて!!!

          ここに私は居るの!って、叫んでも叫んでも…

          お前の家族には届かなかった。

          自分に付けた傷跡は

          いつの間にか心をズタズタにしていたんだ…

          誰にも言えずに!そう誰にも…


          お前は小さな声で、俺に言ったんだ。

          あの時に無くした大切な心は…

          あのビルとビルの間に!

          お前が指差す方向に

          俺は、ふと目をやると!

          無責任の家族が笑ってた。

          そして見上げたマンションの部屋は悲しくて!

          見上げたビルの隙間から見えた空が!

          ブルーのラインに見えたんだ!

          そうブルーラインに…





























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