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2008.02.27
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カテゴリ: ★★★★★な本
恋人に去られた孤独なヴィクトルは、憂鬱症のペンギンと暮らす売れない小説家。生活のために新聞の死亡記事を書く仕事を始めたが、そのうちまだ生きている大物政治家や財界人や軍人たちの「追悼記事」をあらかじめ書いておく仕事を頼まれ、やがてその大物たちが次々に死んでいく。舞台はソ連崩壊後の新生国家ウクライナの首都キエフ。ヴィクトルの身辺にも不穏な影がちらつく。そしてペンギンの運命は…。欧米各国で翻訳され絶大な賞賛と人気を得た、不条理で物語にみちた長編小説。

<感想> ★★★★★

著者のアンドレイ・クルコフは旧ソ連から独立したウクライナの作家です。

旧ソ連が解体後どのように変化しているのか把握していませんが、96年に

ロシア語で出版された本書は現代ロシア文学と位置づけられているようです。

私自身はチェーホフしか読んだことがありませんが、ロシア文学といえば・・・

・やたらと理屈っぽい。

・とにかくぶ厚い。

・登場人物の名前が長くて覚えられない。


というイメージを持っています。 これらはあくまで先入観というやつです。

しかし、先入観ほど怖ろしいものはありません。 

たとえば珍味界の最右翼と位置づけられている鮒寿司。 私は実際に食べ

絶対にムリ です。 

以前、三國連太郎さんがテレビで鮒寿司が大好物だとおっしゃっていました。

やっぱ三國連太郎はスゲェなぁ~鮒寿司食えるのか・・ と思う一方で

息子の佐藤浩一も、美味いから食え!とか言われて強制的に食わされて

るんだろうなぁ~なんか気の毒だな・・
などと思ったりもするわけです。 

ひつこいようですが、私は鮒寿司を食べたことがありません。


さて、異様に前置きが長くなりましたが、本書は5頁も読めばそんな先入観は

吹き飛んでしまいます。 タイトルからシュールな作風を想像していましたが、

リアリズムで描かれた上品なエンターテイメントといった感じです。 文章も読

みやすいし主人公を取巻く登場人物も魅力的です。

舞台のキエフは旧ソ連崩壊後の混沌状態にありますが、イデオロギー云々と

いう読み方を強要されることもありません。 単純に物語を楽しむことのでき




訳者あとがきでも触れられていますが、ロシアでも人気のある村上春樹さんの

影響を受けているようにも思います。 具体的な作品名をあげるなら『羊をめ

ぐる冒険』に近いものを感じました。 最近、面白い翻訳モノに出会っていない

とお思いの方にオススメです。 







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最終更新日  2008.03.01 20:27:31
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そっか  
alisa1966  さん
5ページ読めればいいのか・・・。

佐藤浩一は拒否してると思うな。。。

(2008.03.01 19:34:09)

alisa1966さん  
きたあかり  さん
>5ページ読めればいいのか・・・。

>佐藤浩一は拒否してると思うな。。。

三國連太郎をナメてはいけません。
やっぱタダモノじゃありませんぜ!
(2008.03.01 20:33:56)

翻訳モノは苦手ですが・・  
翻訳ものは苦手です、このミシェルも。
なんといいますか、日本人以外の知人は
いないミシェルには(笑)、翻訳ものだと
会話の言い回しや心情の機微についての
表現がしっくりこないことも多く・・・。

でも「ペンギンの憂鬱」は覚えておきま~す。 (2008.03.02 19:34:25)

ミシェル・デマルケさん  
きたあかり  さん
こんばんはぁ~♪

>翻訳ものは苦手です、このミシェルも。
>なんといいますか、日本人以外の知人は
>いないミシェルには(笑)

私の母はフランス人なのでヨーロッパ的な感覚はなんとなくわかります。
というのはもちろん嘘です(汗)

>翻訳ものだと
>会話の言い回しや心情の機微についての
>表現がしっくりこないことも多く・・・。

日本人向きに読みやすいものにするのか、それとも原文に忠実に訳すのかは訳者のスタンスの違いだと思います。 面白い翻訳モノに出会ったときは訳者の名前もチェックしておくといいかもしれません。 

>でも「ペンギンの憂鬱」は覚えておきま~す。

村上春樹さんがお好きでしたら試してみる価値はあるかもしれません。 この作品は登場人物の名前が短くてヨカッタです(笑)
(2008.03.02 20:15:18)

はじめまして  
しゃお さん
ご訪問&コメントありがとうございました。

この「ペンギンの憂鬱」って作品、面白そうですね~。
近い内に本屋さんでチェックしてみたいと思います!


http://ameblo.jp/rasimaru/ (2008.03.10 13:38:45)

しゃおさん  
きたあかり  さん
こんばんはぁ~♪

>ご訪問&コメントありがとうございました。

わざわざお越しいただきありがとうございます★

>この「ペンギンの憂鬱」って作品、面白そうですね~。
>近い内に本屋さんでチェックしてみたいと思います!


http://ameblo.jp/rasimaru/

ちょっとミステリー仕立てで面白いです。
村上春樹さんがお好きであればハズさないと思います。
(2008.03.11 00:34:47)

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