技巧 ~キーが下がる速さ~


技巧

~キーが下がる速さ~

(若きピアニストへ より)

コレは即、音作りの2つ目の要素、つまり、 タッチの問題につながります。

ピアニストは、音質や音量が、キーの下がるスピードによって
かわるということを、絶対に知っておく ひつようがあります。

キーの下がるスピードをコントロールすることで、
音量 をコントロールできます。

それはまた、 音色 をコントロールすることにもなります

つまり、ハンマーで打弦すると、部分音のまざった音がしますが、
これは  弱く打弦したときのものとは、違っているからです。

生徒に 次のことを、よく言います。

キーは、ほんの4分の1センチ(約6mm)しか 下がらないのですから、
そのわずかな深さの中で、どんな音も、
みんな作り出さなければならない
のです。

もし、キーを 非常にゆっくりおすと、全く音はでません。

押す速さを ほんのわずか 速くすると、ごくかすかな音が出てきます。

ピアニストは、そのときの正確な指の動きを
感じ取らなくてはなりません。

もちろん、ピアノは、一台一台でちがってきます。

この 正反対は 完全に強い響きを出す高さから、
すばやくキーに指を おとすことです。

この 両極端の間に、さまざまな速度が含まれるわけですが 、
これによって、あたかも満鑑食のパレットのように 
いろいろな種類の音色がつくられます。

年少の生徒にわかりやすくするために、

たとえば ゴムボールを手に持っていると思って

もし それがストンとそのまま床に落ちる時には、

勢い良く弾むときより、 ずっと静かな音がするでしょう。

といって説明します。

こうすると、すぐ理解できて、
いろいろな音量の音をつくったり、
それぞれの かもし出すムードを レベルに応じて楽しんでいます。

このことは、初心者に与える5指の曲に表れています。

子守唄

マーチ


※ ペイントで かいたため、 すっごく形が
「いびつ」ですが、
お許しを・・・(ー∀ー;)エヘ

ひとみいごは、不器用なのだと笑ってください~。 (自爆)



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