京友禅・京小紋 京都染元ひとしほ

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ひとしほ @ Re[1]:お江戸に行きます(02/03) >ご無沙汰しております。 >うまく出張と…
Aug 3, 2005
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私が社員として、二十年余り京都室町業界の仕事をしてきた会社です。
その後、引きつづき私がやっています。
前オーナが、大家さんです。

以前に次ようなことがあり、染め元からいろいろな事を
発信したいと思うようになりました。

業界大手のある会社から依頼があり、振袖を創りました。
××万円で創りそれが約10倍の値段でお客様が買っておられました。
色々な経費などが掛かりますから、私どもが、立ち入れないところですが、
ある時担当者が高い価格で売れたので、私にその値段になる理由をお客さまに文面で説明して欲しいとの依頼がありました。


以降取引はなくなってしましました・・
皆さんはどう思われますか??

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Last updated  Aug 3, 2005 01:19:07 PM
コメント(19) | コメントを書く
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断ってよかったと思います  
みう さん
はじめまして。みうと申します。
作った価格から売値が10倍になったのは、売る側の都合。売る会社では、染めもとさんから“どんなに良いものか”の説明文を戴いて、箔をつけたかったんでしょうね。
私はこんな経験があります。
某大手呉服屋チェーン店さんにて。初夏にゆかたを探していたときに、店員さんから、付け下げを強く勧められました。今年秋の新作で作家物、今なら、50万だけど、秋になってから新作としてお店にでるときは、100万近くになる。だから、今がお買い得だ。今すぐ、買わなくては損だ!!って店員さんに強く強く勧められました。
着物に値段はあってないようなものというのは本当なんだなぁと、思いました。
幸い、ぜんぜん気に入らない着物でしたので、店員さんを振り切って帰っちゃいました。
私も会社で事務をやっていますので、経費人件費等が原価に入りますので、仕切り価格が売値の3割4割が理想だとわかります。でも、実際には、そうはいかないのが現実で、赤字になって上司に怒られている営業マンを目にします。
着物の世界は、どうして、平気で、どーんと、高くできるんだろう?とくに、この、大手呉服チェーン店。しかも、作家物といいながら、あちこちの店舗に同じ着物があるのはどうして?作家物なのに大量生産なの?
染めもとさん、織り元さん、大手呉服チェーン店に食い物にされないで下さい。と、わたしは、思っちゃいます。。。 (Aug 3, 2005 05:23:27 PM)

ゴメンナサイm(__)m  
tara-tara  さん
今日の記事を読み、高い着物=質の良い着物とは限らないなと思いました。
どんなに質の悪いモノでも、中間業者が沢山儲けていたら、質の良いモノと同等
またはそれ以上の値段で売られているかもしれない。
逆に、質の良いモノでも、中間業者が入らなかったり、真っ当な業者経由で販売されるモノは
そのモノの価値に見合った値段で売られているのでしょう。
(今回は質の良いモノで、中間業者が沢山儲ける話でしたが……)
私たち購入する側の人間に、質の良し悪しが分かればいいのですが、それを見分ける目がある人は少ないのでしょうね。
で、私も含めほとんどの人は呉服屋さんの話を鵜呑みにするしかない。
そして、値段が高いほど良いモノと思ってしまう。
どうすれば、良し悪しを見分ける目が養えるのでしょうね?
「良いモノに接していれば見分けがつくようになる」と聞いた事があるのですが
着物に関しては、どれが良いモノなのか分からない(値段では判断できませんから……)
こうなったら、清濁合わせて色んなモノを着てみるしかないような気がします。(笑)

ゴメンナサイ。約10倍の値段になる話とは、かなりずれていますね。
今回の10倍の値段と、質の良し悪しは別の話ですし……
どうも話がそれるクセがあるみたいで、お許しください。m(__)m
時々寄らせていただいて、楽しくまとめ読みしています。
また寄らせていただきます。

(Aug 3, 2005 05:32:33 PM)

尊敬します  
moonface27  さん
この時代に、自分の思いを曲げずに素直に行動されたことはすごいと思います! (Aug 3, 2005 06:14:17 PM)

そうやって、  
と魚  さん
京都のきもの業界も、ちょっとまっとうな?道を歩んでいけたら、
これからにつながっていけて、変わってけるかもしれませんねぇ…

その一方で、「京都」という名前を使った、東京資本の荒い手口の商売もあるようで…

ぜひぜひ、あたらしいきものの道を作ってって下さいませ!
m(_ _)m (Aug 3, 2005 06:57:21 PM)

高かろう良かろう  
Violetta  さん
私も長いこと呉服屋さんとお付き合いさせていただいていますが、「この商品に対して自分はいくらなら出せるか」ではなく、「これだけ出したのだから、きっといい物だろう」という感覚で動いていらっしゃる方がかなりおられるようです。

昔はみんながきものを着て生活していたのに、時代の移り変わりとともに、きもの≒晴れ着になってしまったこと、またそれに拍車をかけてきた呉服業界の姿勢が「高かろう良かろう」の要因でしょうね。

どうかこの「呪縛」からきものを愛するひとを解き放ってあげてください。 (Aug 3, 2005 07:37:03 PM)

Re:断ってよかったと思います(08/03)  
ひとしほ  さん
みうさんへ
はじめまして、ひとしほです。

書き込みありがとうございます。

秋になってから新作として、、、、、
それもおかしい話ですね。
一部でなされてる事なのに着物に従事する者全てが
変に感じられることに、なりかねないので困ります。

みうさんが、その着物買わなかったことがせめてもの救いです。
私どもは、その様な事を無くしたいのです。
作家さんの件も同様です。
これからも色々な事を創り手側から、発信していきたいと思います。 (Aug 3, 2005 10:01:39 PM)

Re:ゴメンナサイm(__)m(08/03)  
ひとしほ  さん
tara-taraさんへ

全くそのとうりです。。
ゴメンナサイ!!話ずれていません。

解からない方にこそしっかり説明しなくては、!!!!
(パソコンつぶれるくらい腹がたち、強くたたいてます〉

お客様が、きにいれば安くても、いいのです。
なぜこんなに安いのか説明だけしっかりして
後はお客さんが決めるのですから!!

私が、ついつい話ずれてゴメンナサイです。
乱文になりすみません。 (Aug 3, 2005 10:08:06 PM)

Re:尊敬します(08/03)  
ひとしほ  さん
moonface27さんへ
>この時代に、自分の思いを曲げずに素直に行動されたことはすごいと思います!

ありがとうございます。
うれしいです。
でも仕事無くなるとは、思ってもいませんでした。
(涙) (Aug 3, 2005 10:20:01 PM)

Re:そうやって、(08/03)  
ひとしほ  さん
と魚さんへ
>ぜひぜひ、あたらしいきものの道を作ってって下さいませ!

超×3ぐらい微力ですが、抵抗したいです。
また仕事減るかも、、、、!!
頑張ります。 (Aug 3, 2005 10:30:21 PM)

お客様に向けての物創り  
前回も書きましたが、現状の呉服市場では各商品ごとに「いくらが適正価格?」という判断基準は非常に難しいですね。
一度流通した商品は、何処でどのような取引がされているかは把握できないし、現に製造産地から仕入れるよりも、中間流通で仕入れた方が安いというのも、卸業者さんからよく聞く話。
最近はネットオークションもあるので、益々価格の判断基準は難しくなってきているように思う。

でも、これは呉服に限らずどの流通でも起こること。
加工技術や染色方法で価格の上下幅が大きい商品だけに、よりシンプルで分かりやすい商品説明を充実させた上で、「誰に向けて商品を製作しているのか?誰に一番喜んでもらいたいのか?」の考えを貫くしかないと思っています・・・。 (Aug 3, 2005 10:53:57 PM)

Re:高かろう良かろう(08/03)  
ひとしほ  さん
Violettaさん
ありがとうございます。
その価格になるだけの価値がある商品というのももちろんありますし、ただ流通その他の理由だけによりその値がついているものがあります。

これは着物以外のものにも当てはまる事だと思いますが
、皆さん最近は物を見る目が非常に高くなっている為、商品と価格というものに自分の判断や価値観をしっかりお持ちの方が多いと思います。
しかし、着物となるとやはり手の掛かっているもの、そうではない物の判断が、やはりつきにくい為、売り手側や値段により判断するせざる得ない状況の方も多いとおもいます。

その為、着物はただただ高い!とか呉服屋さんは怖い!みたいな変な事で着物離れに拍車が掛かっている事もやじはり事実だと思います。

手軽に手に入り気軽に着ていただく事によりもっと自由に着物に親しんでもらいたいとも思いますし、又、本当によいもの、素晴らしい物にもやはりふれてもらいたいとも思います。

ただ、その価格に見合ってないものを高く売る事により着物離れを起こす事だけは着物業界の人間としてなんとかしなくてはと思っております。

長くなりましたが、そんな思いを伝えたくブログを書いている毎日です。 (Aug 3, 2005 11:02:16 PM)

とても耳が痛いです・・・  
さよりす  さん
私たちの仕事は小売業の方がいらっしゃらないと成り立たないシステムになっていますね。実際に仕事をする段になると私たちのさせていただいてる仕立もお客様にはおいくらで請求されているか分かりません・・・
今私たちのところでも少し大胆な改革を将来させていただくためのアイデアを練っています。作り手の方々のためにそして我々のためにそして何よりもお客様のために・・・
きっと色々な問題や抵抗を受けることになるかもしれません。でもそれでも少しは何かアクションを起こさなくていけない時期に来ていると思います。私たちにとって今は痛みを多少伴うことであってもきものという文化を残すためには変えなくてはいけないことがあると信じてがんばって行きましょう♪
ちょっと私も力が入ったコメントしてしまったので生意気なことを申し上げてすみません・・・ (Aug 4, 2005 01:31:08 AM)

異業種職人より  



僕もオーナーとして利益追求は当然の事と頑張ってます 考える余地なく借入返済 頑張ってるスタッフへの報酬 機械設備 公租公課への資金に帆走してます 閉店 倒産 と仲間が涙して離れて行った姿を忘れていません やはり継続しての物語りです 僕だったら価格はともかく製作行程レシピ書きます!職人としては嫌です! しかしオーナーとしては我慢して書きます! いつもひとしほさんの日記読んで感銘してます だから毎回ランキングボタン押してます なぜなら職人とオーナーの狭間で 真摯に良品を適正価格で御提供し お客さまに日本の伝統継承に努めてみえるからです ブログの中で写真も会社も全て公開するのは勇気がいります 僕も同じです

この日本経済の中で零細が生きてゆく事は 困難極まりないですよね 僕は小さい工房職人だから出来る事を探してます 大手に出来ないアナログ的な発想 作品をご提供したいと思ってます ひとしほさん!こてこてに頑張りましょう 震えながら進む事は素敵ですよね?

読んでる 消費者のみなさん! モノの価値は複雑です 商品も高価かならずしも良品とは言えません でもね 職人はね いつも いつも いつも 良いモノをご提供したい!って思いながら作成してますよ 価値をじっくり見極める会話とライフを向上しましょうよ 僕も消費者です 勉強中ですよ
(勝手な意見 申し訳ございませんでした)
(Aug 4, 2005 08:17:20 AM)

Re:とても耳が痛いです・・・(08/03)  
ひとしほ  さん
さよりすさんへ

いつもありがとうございます。

私どもは、一人のお客も知りません。
呉服屋さんとお客様の関係は、今まで以上に大切になると思います。

お客様と、呉服屋さんがより良い関係になっていただけるために、私ども職人が出来る事を探し、そして役立ちたいと考えております。

又色々な意見を聞かせてください。
お願いいたします。
(Aug 4, 2005 10:56:28 AM)

Re:異業種職人より(08/03)  
ひとしほ  さん
つまようじ3636さんへ

たいへんよく解かります。
各会社が、継続していくためには、利益は大切
です。

しかしながら、私どもの、業界は生活様式も変わり
職人が減り、高年齢化になり生産ができない
所まできていますので、

お客様、呉服屋さん、流通業者さん、染め元と、
同じ考えの元で進んで、いかなければ
ますます衰退していくのでは?
と考えます。 (Aug 4, 2005 11:15:45 AM)

しつこいですが、もう一回、書かせてください  
みう さん
こんにちは。しつこく、もう一回、話を聞いてくださいね。
ちょっと、お話はずれてしまうかもしれませんが。
私、去年、加賀友禅の小紋をお洋服のスーツ並みのお値段で買いました。柄と色をとても気に入ったので買いました。
でも、これ、ベトナム製なんですよ!!
加賀友禅の職人さんがベトナムに派遣されて、ベトナムの工房で、ベトナム人の方に指導しながら作ったものなんです。絹もアジア物。反物を織るのも染めるのも仕立ても、すべて、ベトナム人の職人?さんの手によるものです。だから、上等なスーツ並みのお値段なんです。
これって、加賀友禅とはいえないんじゃないでしょうか。ベトナムで作ったんですもの。
とても柄を気に入ったから、すべてを承知で買いました。
でも、こんなんでいいのかな~。日本の文化なのに~。と、この着物を着るたびに思います。
それに、似合うと周囲には評判が良いんですが、実は、とても着付けしづらいのです。布が体に沿ってこないのです。
着物通の方にお聞きしましたら、仕立てが不自然とのことでした。どんなに縫い物の腕が良くても、着物を着たことの無い外国人の方が縫ったからなのかもしれませんね。
いろんな意味でこのままでいいのかな~と考えてしまいます。
値段を高くする呉服屋さん、外国に頼んでまで値段を安くする呉服屋さん、どちらも、着物のためにはよくないですよね。

(Aug 4, 2005 02:10:53 PM)

Re:しつこいですが、もう一回、書かせてください(08/03)  
ひとしほ  さん
みうさんへ

いろいろな、話、体験談、聞かせてください。とても勉強になります。

今回のベトナム製の加賀友禅のお話、京友禅でもよくある話です。
海外で生産制作すると、三分の一から五分の一の値段で作ることが出来ます。
私どもにも、京友禅の海外製品のサンプル創りの依頼が以前からあります。
しかし、自分で自分の首を絞めることになりますのでお断りしています。

私の考えになりますが、
賛否両論だとおもいますが、呉服屋さんがお客様に本場の加賀友禅とそのベトナム製の加賀友禅と商品などを実際に見比べてもらい、そして納得してもらい気に入っていただいたのならば、それはそれでいいような気もします。

しかし、加賀友禅は加賀地方で作る定義とははずれますね。京友禅もそうです。

着物について、これから制作その他もっと自由な発想というのも大切だと思います。
でも伝統や文化も大切です。
ただ商売のために、そのネームバリューのようなものだけを利用しているやり方は結局着物のよさ、文化をだめにしていっているだけだ思います。
難しい問題ではありますが真剣に考えていかなければいけないところまで来ていると思います。
これからもどんどん意見聞かせてください。

(Aug 4, 2005 05:21:12 PM)

Re[1]:しつこいですが、もう一回、書かせてください(08/03)  
ひとしほさん、みうさんへ

私も色々なご意見が伺えてとても参考になります。

大島紬でも「韓国紬」があり、非常に安い価格で流通されている時代があり、未だ商品は出回っています。

販売・購入に関しては、お二方のコメントにもありますが、「お互いが承知の上」で購入されるのは全く問題ないと思います。

ただ、伝統工芸品の定義や伝統技術等な部分はどうなんでしょうか?
何をもって「加賀友禅」「京友禅」「大島紬」・・・。他の伝統工芸品とよばれるものもそうですが、その地方独特の歴史や風土、製造方法により、「その地方で生産する」からこそ、購入者より指示を受け続けてきたのではないかと思います。

>賛否両論だとおもいますが、
>これから制作その他もっと自由な発想というのも大
>切だと思います。でも伝統や文化も大切です。
>ただ商売のために、そのネームバリューのようなも
>のだけを利用しているやり方は結局着物のよさ、文
>化をだめにしていっているだけだ思います。

本当にそうですね。
販売・企画等の面ではもっとグローバルな形になってもいいでしょうし、自由な発想は必要です。
ただ、製造は産地の「加賀友禅」「京友禅」「大島紬」などの名前を使うのであれば、定義にのっとった、技法・国内生産にこだわるべきだと思います。 (Aug 5, 2005 06:56:23 AM)

Re:これ私の会社です。(08/03)  
moon1111  さん
いつも興味深く拝見しています。
また、今回のお話、皆さんのコメント、呉服に携わるものとして
お客様に実際触れ合うことの出きる小売店の女将として
なんともいえない思いを感じながら拝見しました。

ウチに出入りされている問屋さんも 催し物でとんでもない値段の付いている商品を買わされているお嬢さんを見たりしたら
かわいそうになってくるとおっしゃってました。

また、大手チェーン店では催し物に行って 売り子さんに囲まれて 帰るに帰られず おトイレから警察に電話したというお話もお聞きしました。

去年から 着付け教室に来てくださっているお嬢さんもそういう経験の持ち主で
大手チェーン店に行って お着物を羽織ったら脱ぐに脱げずに
契約書を書かされて買う羽目になり
帰ってから 大急ぎでクーリングオフしたとか。

せっかく純粋にお着物がすきという方がそういう経験をされたら
「きものなんて見るのもいや!」っていう風になられないか
それが一番怖いです。

ひとしおさんのように 多くの職人さんの手を経て
やっと一枚のきものが出来上がる。
その中にはいろいろな職人さんの思いが詰まっている。
それを忘れずに 「きもの」に携わっていくことが
小売業の大切なことだと改めて思いました。
その 職人さんの思いを伝えられるのも私たち小売業の特権かもしれませんね。

それにしてもひとしおさんがおっしゃるように
お客様が 信頼できる呉服店をみつけて
いい関係を築くというのが 一番ですね。
みなさんがそういうお付き合いのできる呉服店を見つけられて
より「きもの」が身近になることを願うばかりです。

暑い日が続きますが お身体にお気をつけて。。。
ながながと失礼致しました。 (Aug 6, 2005 06:59:17 PM)

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