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昨日は、早朝から我が家の近くの公園で行われる「どんど焼き」に参加してきました。
「どんど焼き」とは小正月(こしょうがつ=1月15日)の行事で、正月の松飾り・注連縄(しめなわ)
書き初めなどを家々から持ち寄り、一箇所に積み上げて燃やすという、日本全国に伝わる
正月の火祭り行事。神事から始まったのですが、現在では宗教的意味あいは少なくなっています。
8時前に、我が家の注連縄や正月飾りを持って到着しましたが既に準備は完了していました。
農家の方々が、竹や小枝、藁、杉の葉などで作った山を作ってくれていました。
このどんど焼きは地元老人会の開催。
受付で、少額の寄付金を納め、我が家の牛蒡注連縄や正月飾りを山の上に
納めました。
幹事の方が、御炊き上げ前に山の周囲に御神酒を奉納。
そしていよいよ着火。
この日は幸い風もなく「どんど焼き」 にふさわしい朝となりました。
農家の家の神棚に飾られていた巨大な注連縄も。
前日に妻がどんど焼き用の団子を準備してくれていました。
我が地域では、三つ叉の枝の先端に三色の団子を挿して焼くのです。
火柱も最高潮に達しました。
そしてしばらく待つと火力も治まり、いよいよ団子焼きの開始です。
どんど焼きは、年神様をお迎えするための門松やしめ縄などを、神社の境内や
広場に作った山の上に積み上げて火を燃やすのです。
その時 もくもくと立ち上る煙に乗って、年神様は天に戻って行くのだと。
1年間の無病息災、家内安全、五穀豊穣、商売繁盛・・・を祈願します。
この時、「どんど焼き」の火にあたり、「どんど焼き」で焼いた団子や餅を食べると
この1年無病息災で暮らせるのです。
私が子供の頃は、燃やした書初の紙が高く舞い上がると習字が上手になり勉強も
できるようになるなどともいわれていましたが最近では書き初めの風習も無くなって
しまったようです。
今年は老人会の方々が、子供用にと小さな団子と小枝を準備してくれ
団子焼きを子供達に体験させて下さいました。
我が家の団子も多少焦げましたが、焼き上がりました。
妻と孫も遅れて団子焼きに参加しました。
孫も初体験の団子焼きに挑戦しました。
焼き上がった団子を孫も美味しいと行って小さな手で団子を摘み食べてくれました。
そしてお土産にとバナナとミカンの入った袋を頂きました。
そして孫にもお菓子セットを。
火災の恐れやダイオキシンの問題で、都市部ではどんど焼きも廃れている傾向がうかがわれますが、
その一方で地域の伝統行事を見直そうという住民の機運が各地で盛り上がり、復活する例も
見られるとのニュース報道も。
いつまでも、子供達に残し伝えていきたい田舎の伝統行事なのです。
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