赤月

赤月




~勝者は誰?~

「フン、零の家に行くのはオレ様に決まってんだろ、あ~ん」

アトベー・・・いえいえ、跡部くんです。

「なーあー零~、オレが行くんだよなぁ!」

岳人くん。

「・・・・ウス」

樺地ですね。

「オレも行きたいC-」

今日は起きてますよ、ジローくん。

「オレやって。オレが零の家に行くんや!」

忍足くん。

「零はオレに来て欲しいんだ」

宍戸くん。

「零さんの家には・・・ボクが・・・」

チョタ・・・っと、間違えました。鳳くんです。

「オレが行きます」

日吉(ピヨシ)くん。←これはダメですね。訂正します。

こんなにいっきに言われては、困ってしまうのはむろん零さんです。

「え・・・ちょっと・・みんなで行けばいいじゃん」

冷静な判断ですね。しかし・・・

「だって!零の家の親父さん、すっげー怖ぇ~もん!!」

そう言ったのは、岳人くんでした。

「へぇ?そうなんや?」

ところで、なぜ零さんの家のお父さんが怖いのか、気になりませんでしたか?
なったでしょう、そこのあなた。いいでしょう、お教えしますよ。

「誰だよお前!!いい、オレがやる!!」

あぁ、岳人くん・・・

「前に、オレが零の家に行ったときのことなんだけど・・・」

「お前行ったのか?あ~ん」

「うっさいな!・・・で、そのときに・・・」



『おじゃましま~す』

『ガックン、遠慮しないでね』

『おう』

『じゃ、私の部屋行こっ!』

そう言うと、零はオレの手を握ったんだ。


「んだとぉ!?オメーそんなことしたのか!!」

即座にそう言ったのは、宍戸くん。

「うるさいな、宍戸ぉ!静かにしてろよ!!」

「・・・ちっ」

岳人くんは、静かになったのを確認すると、再び話し出しました。

「そしたら・・・」



てしてしてしてし・・・

誰かの歩く音が聞こえたんだ。

『ん?(誰だろ?)』

『お?何だ零、帰ってきてたのか』

『あっ!ただいま!お父さん!!』

『(お父さーーーーーん!!??)え、ちょっと待って零。お父さんって・・・わ、若くない!!??』

『む・・・君は・・・?』

『あっ、すいません!オレは・・・』

混乱しながら、オレが言いかけたときに、零の親父さんが・・・


『君は、零と同じ氷帝学園・中学三年生の 向日岳人くんの確率、98.2%だな』

マジでビックリした。オレの名前知ってるなんて・・・

『え・・・あ、ハイ そうです・・』

そして、少し間をおいて、零の親父さんは何かに気づいたしぐさをしたんだ。

『・・・ん?』

その気づいたものとは・・・

零が握っている、オレの手。

『・・・岳人くん・・・』

『はっ・・はいぃ!?』

これが、もし漫画だったら、今・周りに ゴゴゴゴゴ とか書いてある、そんな状態。

『君と零が、どんな仲なのか知らないが、気安く零にさわらないでくれるか・・・』

(オレじゃねぇよーーーーー!!!零が握ったんだよ~・・・こ、怖ぇえ~~~;;)

『ちょっとお父さん!ガックンに失礼でしょ!!もうっ・・・行こ、ガックン』

そう言うと、零はオレをひっぱって部屋に行ったんだ。



「それからは、親父さんには会ってないから分かんねーけど・・・
 と、とにかく・・・アレは怖いってことだ・・・』

「「「「ぶっ・・・ぶはははは!!」」」」

岳人くんが説明し終わった瞬間、忍足くん・宍戸くん・ジローくんが一気にふきだしました。

「なにがおかしいんだよっ!!!」

「ははっ・・・すまん岳人、堪忍やで・・・はは」

堪忍してもらえるわけないでしょう、忍足くん;
すると、跡部くんが言いました。

「岳人、お前だらしねーな。なぁ?樺地」

「ウス」

「おいかばじぃぃぃ!!オマエ2年だろーーが!先輩をなんだと思ってんだ、コラーーーー!!!」

「・・・・ウス」

(分からん!!!)←なにを言うとんじゃ、かばじ。ってことらしいです。

「激ダサだな」

「ですね。   ところで、結局・零さんの家に行くのは誰なんですか?」

おや?さすが鳳くんですね。本題に入りましたよ。

「どうやって決めるのー?じゃんけん~??」

ジローくんがまだ起きてますよ。珍しい・・・なんて言っては失礼ですね;

「じゃんけんって・・・そんな簡単なものでいいんですか?」

「ねーえー・・・やっぱみんなで行こぉ~?」

日吉くんと零さんが言いました。

「あーもー!めんどくせぇ!!この際、じゃんけんでいいじゃねぇかよ!」

「そうだな。これじゃ、いつまでたっても決まんねーし」

「ん?岳人、お前はダメやで?」

「・・・・は?」

「侑士の言うとおりだよ~!ガクトは、1回行ったんでしょ~?」

「はーーーーーー!?いいじゃねぇかよ!!別に」

あれ?岳人くんは、零さんの家に行くべきじゃない・と言う人が増えてきましたね・・・・。

「まぁ、まぁ!いいじゃないですか。じゃんけん、しましょうよ」

「!!うぉ~、鳳ぃ~~お前だけは・・・ぅぅ・・・」

「いえ、そんな」

(つーか、さっきあいつ、オレが『激ダサだな』って言ったときに同意してたじゃねぇか・・・逆らえねーな;;)

「つーことで!じゃーんけーん・・・」

「ホイっと」

結果は鳳くんがパーで、その他の人はグーでした。

「・・・あれ?勝っちゃいました・・・」

「しょーがねー・・・じゃんけんだしな」

「すみません、みなさん」

ということで、零さんの家に行くのは、鳳くんになりました。

「では・・・さよ~なら~~」

「みんな、また今度行こうね」

そう言うと、鳳くんと零さんは家へと向かいました。
・・・まぁ、そのあとの出来事は言うまでもありませんが。



~おまけ~

「ところで、お前誰やねん?さっきからずーっと・・・」

「え?気になりますか・・・?ボクの正体は・・・
 秘密です。  んふ」

「あーーー!!観月だーーーーー!!」(←ジロー)

「・・・あ、いえその・・・・・・ふぅ、バレましたね。
 そうです、ボクは聖ルドルフ学院の観月 はじめです。んふふふふふふふ」



~あとがき~

しまったー!!柳夢じゃねぇぇぇぇええ!!!夢でもねぇぇぇぇええ!!!!

しかも、おとんの名前が出てこない・・・おとん~~~!

仕事しろーーーーーーーーーーーーーーーーーー






© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: