赤月

赤月

「「






~桜の木の下で~




私は 藤澤 桃子。今年、この氷帝学園に入学する。




入学式当日。私は、朝早く来すぎてしまった。式は、まだ始まらない。

時間があったので、私は桜並木の道を歩いていた。

ここの桜は、本当に綺麗だ。


「桜、綺麗だな~・・・ここに来てよかった・・・」


そう思っていると、ひとつの桜の木の下に人が立っているのを見つけた。

私は、その人に近づいていった。

すると私の気配に気づいたのか、その人はこっちを向いた。

私がもっと近くに行くと、その人はこう言った。


「お前・・・新入生か?早く行かねぇと、式・始まっちまうぞ」


その人のことを最初、女の人と思ったが、長い髪の男の人だった。

しかしその髪は、桜の花びらみたいにヒラヒラとなびいていて、すごく艶やかだった。

目も、指の先も・・・その人のなにもかもが美しかった。

わたしはその人のことを、ただ 『綺麗』 だと思った・・・。






次の日



「いってきます!」


私は、今日から授業が始まる!と、はりきって出かけた。




通学路を歩いていると、何かが落ちていた。どうやら、生徒手帳のようだ。

誰のだろう?と思い・拾ってみると、それには


『氷帝学園 3年 宍戸 亮』


と書かれていた。


(なんだ・・・3年生か・・・・・先生にでも、届けておくか)


そう思い、また歩き出した。




学校に到着。そこにはまだ、昨日のような桜が咲いていた。


「おはよう!桃ちゃん」


小学校からの付き合いの友達が、あいさつをしてくれた。


「おはよー」


「あれ?何持ってるの?」


その子は、私の手を見るなり聞いてきた。


「ん、生徒手帳。通学路で拾ったんだけど、3年生のらしいから、先生に届けようと思って」


「ふ~ん・・・誰の?」


「宍戸・・・亮・・・って人」


「へ?宍戸って・・・あの宍戸先輩!?」


この子は、すごく物知りで、何でも知っている。もちろん、先輩のことも。


「あの・・・って?」


「宍戸先輩って言えば、テニス部の宍戸先輩でしょ?すんごーーーーーーくかっこいいんだよvvこれは先生なんかに任せずに、自分で渡しに行くべきだって!!」


「そ・・・そう?」


「そうだって!!ホラ、今は朝練やってるはずだからさ、終わった寸前に!!」


「わ・・・分かった・・・」


私は、まだ時間もあるし、テニス部のほうに行くことにした。



「行く途中に見たけど・・・なんじゃぁ、あの人だかりは!ああいうの、苦手なんだよね~・・・」


行くんじゃなかった!!そう思ったが、私の足は進んでいた。






その頃テニス部部室~


「は~もういやだ!なんだよ・・・あいつら」(岳人


「ホンマ、暑苦しーわ!」


「あれ?どうしたんですか?宍戸さん・・・」


「っかしーな!!なぁ、長太郎!オレの生徒手帳知らねーか?」


「え、知りませんよ・・・」


「なんや宍戸、失くしたんか?」


「朝は確かに入れたんだけどな・・・」


「盗まれたんじゃねーの?」


「こら岳人!!」


「通学路にでも、落としたんじゃないですか?」


「・・・それしかありえねーか・・・ちょっとオレ、戻ってみる!」







その頃、藤澤桃子~


「着いた・・・ここらへんで、待ってるか」


私は、テニス部部室の屋根が少し見えるくらいの所で待っていた。

すると、誰かが息を切らせて走ってくる。あの人にでも、聞いてみるか。


「あの~すいません・・・・」


「あ?何だ!!オレは今急いでるんだ!!」


「えーと・・・宍戸、亮さん・・・知りませんか?」


「は?宍戸 亮はオレだけど・・・?って、お前?あのときの奴か!?」


「は・・・あのときって・・・」


私の中に、あの入学式当日の出来事が流れる・・・




『お前・・・新入生か?早く行かねーと、式・始まっちまうぞ』




「あ・・・あのときの・・・!!」


ようやく思い出した私は、思わず大声を上げてしまった。


「やっぱな、で?なんだよ」


早く本題に移らなければ・・・


「あの、これ・・・生徒手帳・・・・私の通学路に落ちてましたよ」


「お!!マジサンキュー!!助かったぜ」


喜ばれた・・・私は、すごく嬉しかった。


「あ・・・ついでに言っとくとな・・・・」


彼は照れながら、私に小声で言った。









『オレ、お前にベタ惚れって・・・知ってた?』









「・・・・え?」


びっくりしたのも無理はない・・・いきなりだったから。



「今日の放課後、この前の場所にいろよーーーー!!」


そう言うと、彼は部室のほうへ走って行った。




それから、私たちが付き合い出したのは、言うまでもないことだ。



桜の木の下で。




END




あとがき~


ごめん;;

ヘボすぎたーーーーー


あと、友人の方もすみません。


まぁ・・・もらっといて。(いらん

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