ドバイ・トルコ旅行(43)



ギョメレ野外博物館を後にして、トルコ絨毯工場へ移動する。
日本ではあまり知られていないトルコ絨毯は、世界的にはペ
ルシャ絨毯にも負けないくらい有名で、古いヨーロッパの絵
画にも、沢山のトルコ絨毯が描かれている。

場内では、先ず繭から絹糸を紡ぐ工程を見学する。「おしん
時代」の女工哀史を想い出す。 古くから織られているトルコ
絨毯は、遊牧民による羊毛を用いていたが、宮廷用絨毯として
絹糸を用いるようになった。 特にイスタンブールから60km
離れたヘレケの総シルク絨毯が最高級品である。

染色工程の説明を受けた後、手織の現場を見学する。 特に興味
を引いたのはダブルノット(二重むすび)である。

ペルシャ絨毯が縦糸1本に、模様になる色糸を絡ませて結んでい
くシングルノット(一重結び)に対して、トルコ絨毯は縦糸2本
に色糸を絡ませていくダブルノットである。 結び目がしっかり
しているので、密度が高く丈夫であるが、非常に手間のかかる絨
毯と云える。

コルコ絨毯工場へ

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マユから絹糸を紡ぐ

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糸を染める

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手で織る

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作品

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