ロシア旅行(17)



ドライブインで、再びバスに乗車し、1時間後ウラジミ
ール郊外に到着する。 正午近くである。バスは狭い
道に入り、苦労してレストランの近くに車を着ける。大
きな工場があるだけで、レストランは見あたらない。ど
うやら、パン工場の裏手に直営のレストランがあるら
しい。

ぬかるみの上に板を敷いて道にしてある。 裏に回
ると、ログハウス風の古い建物があり、どうやらそ
れらしい。 現地ガイドさんが、店の中に入って行く。
少し早く着きすぎたようで、10分位待たされる。

周りには、新しい別荘風の建物が点在し、池もあり
カモや羊が動き回っている。 なかなかいいムード
である。 やがて、店内に入るよう指示される。

狭いドアから中に入ると、ロシア美人(ウエートレス)
のお出迎えである。 お人形さんのように可愛い。
入れ替わり、立ち替わり、彼女の傍に立って記念撮
影で、早くテーブルにつくよう催促された。

例により、先ずはドリンクの注文である。 赤ワイン
を注文した。 本当は、ウオッカを飲みたいが、昼間
は飲むことを禁じられている。 その後の行動に差し
支えるからである。

スープの後、ピロシキが出てくる。 と言っても、日本
でお馴染みの油で揚げたピロシキではない。パンの
中に、肉や野菜の具が入っている感じである。

ピロシキ

 ピロシキには、小さなピローグという意味があると
 か。 ピローグとはパイのことである。

 ピロシキは子供達のおやつとして親しまれている
 ほか、食卓の主食としても欠かせない。 各家庭
 で工夫した特製ピロシキが親から子へと受け継が
 れている。 地元のピロシキは種類が誠に豊富で
 ある。 牛・豚の挽肉は勿論、魚肉もある。 具が
 野菜だけのものや、チーズやジャムが入ったもの
 もある。 焼いたピロシキも、結構美味しい。

デザートには、「ブリヌイ」が出てきた。 蜂蜜がかけ
られている。

1時間かけて、のんびりと食事をして、外に出る。建
物のすぐそばで、青い小さな花が咲いていた。「チコ
リ」である。

チコリ

 キク科、原産地は北ヨーロッパで、耐寒性多年草。
 和名はキク二ガナである。 このハーブは、古くか
 ら野菜として栽培されていた。 繁殖力が強く、野
 生化している。

 全草に、健胃・抗菌作用があるといわれている。
大した根をコーヒーとして飲用する事も出来る。
 若葉には、鉄やカルシウムなどのミネラルが含ま
 れている。 花は一日花で、夕方にはしぼむが、
 次から次へと咲く。

のんびりと撮影していたら、早くバスに乗り込むよ
う督促された。

ウラジミール郊外のレストランへ

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レストランの周辺

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レストラン

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追加画像は下記をクリックして下さい

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