1)フィラリア



 フィラリアは蚊によって媒介される寄生虫で、予防処置をしない3歳以上の成犬の罹患率はほぼ100%に達するらしい。そして、幼犬においてフィラリアが直接間接の死亡原因になるケースは、成犬のそれの半分以上を占めるというデータがある。発見が遅れると死に至ることもある恐ろしい病気のひとつである。
フィラリアの成虫は、糸状で約15~30㎝の長さで犬の心臓の右心室(肺に血液を送る部屋)あるいは肺動脈(右心室と肺の間の血管)に寄生し、血液の流れを妨げる。そのため長時間寄生すると心臓だけでなく、肺・肝臓・腎臓などに異常をきたすことがある。また、フィラリアのメスは感染した犬の体内でミクロフィラリア(フィラリアの子虫)を産み、ミクロフィラリアは血液の循環により全身にいきわたり,このミクロフィラリアを蚊が吸血することにより蚊の体内にミクロフィラリアが入る.ミクロフィラリアは蚊の体内に入って成長し,他の犬の血を吸血するときに皮膚より感染して,やがて心臓にたどりつき成虫となり,約5年間成育する。
しかしフィラリアは治らない病気でも予防できない病気でもなく,最近では月1回の服用タイプの予防薬が主流となっているらしい。また、予防薬は蚊からの感染が始まって1カ月後より始め、蚊からの感染が終わってから1カ月後まで飲ませる(4月~6月頃より11月・12月頃まで)。感染してしまった状態(ミクロフィラリアが血液中にいる状態)で予防薬を飲ませると副作用がみられる場合があるので注意が必要であるらしい。

   フィラリアに感染した時の症状

    ①食欲不振
    ②咳をする
   また、症状が重くなると
    ③失神
    ④貧血
    ⑤腹部がふくれる(腹水のため)
    ⑥血色素尿(尿が赤くなる)
    など


愛犬にフィラリア予防をきちんと行なってあげることは,犬を飼う者の当然の義務ですよね.



© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: