全8件 (8件中 1-8件目)
1
最後にですが、今回の私の書いた統合失調症についてのブログにおいて私ももしかしたら?と思った方も多々おられたと思います。そうなんです、あくまでも私の考える精神疾患につては同じ人間なので誰もが平等に発症しうる疾患であると私は考えています。(統計的な羅患率を元にしてですが。)知能のある人間である以上、他の疾患と同じように誰でも起こりうる病気であると考えます。しかし、課題多き人生、ただでは転んではいけないと私は勝手にそう思います。そのため、その疾患についてどうなったらそんな病気になりうるという事はイメージしておくことが大切であると思います。病気に関する知識やどういうイメージでその病気になりやすいかがある程度予測できたなら、発症の可能性を少しでも低くできるのではないかと私は信じているからです。今回テーマにあげた統合失調症に関しては、かなり医師の間でも診断基準が違うくらい広い疾患であると思います。ですから、いろいろな意味で原因も不明なのかも知れません。しかし、そんな精神病の不治の病と言われている統合失調症でも防御法や対処方があるものと私は考えます。(統合失調症については原因が不明な点が多いので、いろいろな方の考えがあるとは 思いますが、あくまでも、このブログ内では霊視的に伝わって来るイメージ通りに 通訳しながら、そして、私が20数年間、千人以上もの統合失調症に携わった経験を元に、 私のブログですので、自分の自由発想で書かせてもらっています。 信憑性の有りなしは、自分で判断してくださいね。)そんな中で、あくまでも私の考えではありますが、統合失調症の患者さんと一般の方の違いは一つだけであると、私はシンプルに考えております。それが、生きるストレス(人間としての集団生活におけるストレス)を現実回避の方法にあると考えています。(私は統合失調症は一部脳の病気であると考えますが、脳の病気とだけ当てはめると 絶対に改善できないのではないかというマイナスイメージがありますので、 統合失調症も各々の個人のプラスイメージで、改善できるものと信じて 患者さんの心のケアーに望んでいます。)人間のストレスと言っても、これもまた多種多様で、ある人はストレスでも、違う人にとっては、たわいもないことだったりします。そのため、人間のストレスはそれぞれの人生内での捉え方によって違ってくるものと思いますので、私はこのブログ内での説明では何度も説明しています、人それっぞれ異なっている生きる課題についてを、私は生きる事のストレスと置き換えて、イメージしておりました。(なんでも4次元的で解りずらいかも知れませんが、実はここも私のブログである 超スピリチュアル体験記をちゃんと読まれている方だけに解るようにイメージだけは 送っていたのですが、解っていただけたでしょうか? 4次元的(霊界的)課題イコール、3次元的(人間界的)ストレスです。 私のブログを温かく見てくれている方はイメージが通じているものと私は勝手に プラスイメージで、説明はしませんでした。)生きる事の課題というストレスを現実的に回避できない場合に、人間の武器である脳内回避処理は誰でもしますよね。しかし、脳内処理に何らかの理由で不具合があったり、その部分で課題的なストレスに対して、いつまでも出口のない処理を続けていたらどうでしょう?マイナスイメージですよね。例えば、仕事を最初は体の具合が悪くて休んで、なかなか体調が戻らず会社には違う理由で休み続け、現実的な救済が誰からもなかったとします。あとは自分が仕事に行くか仕事を辞めるしかないですよね。しかし、脳内処理に何らかの不具合があったりした場合、いつの間にか仕事をするしないの話ではなくて、あくまでも例としてですが、仕事が出来ないのは○○のせいなどとなって行ってしまう可能性のある疾患が統合失調症なのです。私たち医療従事者としては、入院してくる患者さんの一番の問題は病状の早期回復と社会復帰であると考えております。向精神薬と呼ばれる治療薬は、早期の服薬が重要な反面、その作用や脳の思考を抑える傾向にあるため、入院生活が長くなる事は患者さんの社会復帰意欲の減退につながる場合が多いからです。社会復帰には本人が戻れる場所や、受け入れてくれる環境が必要不可欠なのです。そんなことからも、もし患者さんが仕事がある場合は早期社会復帰を援助することが望ましいですよね。そのためにも、統合失調症という疾患を患者さんや家族の方にしっかり理解してもらうことが一番重要な事だと、私の経験上ですが私はそう考えております。ですから、私は統合失調症に関しては、ただ単に脳の病気という位置づけは私は絶対にしません。統合失調症もいつかは絶対に改善するし、いつかは絶対に治る時代が来るものと信じてプラスイメージで統合失調症の患者さんと接しています。これは、患者さんにとって負担な事なのでしょうか?私の妻は癌で一瞬の間に他界してしまいましたが、統合失調症に関しては原因不明の一生の間付き合わなければいけない病気と、専門職の間では通常になっているのが現実です。統合失調症は患者さんと家族にとっては本当に大変な病気なのです。そんな患者さんや家族に対してより現実に物事を考えられるよう、または仕事をしていたころのプラスイメージを利用して、社会人としての記憶を本人が自分から思い出すように前向きなプラス意識イメージすることは、私はとても大切であると考えています。(あくまでも回復期や患者さんや家族の状況を見てですが。)統合失調症に関しては医師が統合失調症じゃないのに、向精神薬と言われる脳細胞に特異的に効果のある処方をしたりしてしまう事もあります。ただ単に神経症の患者さんに向精神薬を与薬してしまった場合は、その副作用たるやよだれが出たり、気持ちが悪くてじっとして居られなかったり、顔が無表情になったり体を捻じらせたり、凄まじいものです。しかし、過去に私の経験ではそんな副作用が出ても与薬し続けたケースも多々あるのです。そんな現状があることからも、セカンドオピニオンが叫ばれている現代医療において精神疾患という専門分野と言われる病気に関しても、病気の方、そして病気じゃない方も理解が必要であると私はそう考えております。最後はプラスで終わるのが、私のモットーです。誰が何と言おうと、私の妻も犠牲になった不治の病と言われる病気は絶対治ると私は信じて居ます。絶対に何らかの方法がそこにあると思います。そのために、統合失調症に関しても、絶対に完治できる日が、そして時代が来ると信じています。あくまでも私のブログ内での統合失調症に関する記事については、誰もがわかりやすいイメージで、統合失調症でも重症と言われる患者さんの病気のイメージで書かせていただきました。(解りずらかった方は、無視してくださいね。自分が考え判断する事が重要ですから。))すべての統合失調症に羅患する患者さんを対象にしていない事を理解してもらえましたら幸いです。(医師の誤診があるくらい難しい病気ですから。)そして、統合失調症に関しては、早期治療と周囲の方の疾患に対する理解が必要ですのでこのブログを通じて何かヒントに繋がれば幸いです。ブログランキング参加中(応援して下さる方はクリックしてくださいね)ここをクリックしてくださいねにほんブログ村ブログ村 スピリチュアル・精神世界
2009.10.14
コメント(49)
統合失調症の中で幻聴が聴こえるという症状がありますが、これも自分の言い訳の無意識の現実逃避の記憶の書き換えが、幻聴という症状に繋がって行ったものであると私は考えます。(あくまでも私の考えです。)普通の方でも、長時間、大きな音のでる場所に居て、夜寝込みにその音が聞こえる事があると思います。これは、パソコンの再起動ように脳の睡眠時に脳の再起動している状態にある時に脳が興奮状態にあるために、体は眠っても脳が覚醒しているので聞こえる幻聴です。これは病気ではありません。そしてこれは脳自体の正常な機能の一つなのです。しかし、長時間大きな音を聞かなくても、一回大きな音がドンと実際に聞こえて自分がビックリしたとします。こんな状態では普通ビックリしたという記憶しか脳は記憶しませんよね。これが統合失調症の患者さんのある症例の場合ですと、ビックリした事を補うために四六時中そのビックリを回避するための作業を脳内で行って、大きなドンという音に関する恐怖を長時間に渡って回避しようとして、記憶に書き続けてしまう事があるのです。最初はドンという音でも、その音がドンドンという音という記憶になって、それがドンという音を出して悪口を言われたに繋がって、最終的には自分を狙っている人がいるとか、自分を殺すと言っているというような、幻聴記憶になって行ってしまう事が多いのです。では、早い段階で友人が、ドンという音はあなたとは関係がないよと説明したとします。または、ずっと本人のそばで説明し続けたとします。しかし、本人が一度マイナスのイメージを意識的にまたは無意識的に抱いてしまった場合、本人にとっての危険回避については現実的な理屈では解決できない問題に繋がることが多いのです。自分を守るために行う、脳の中での回避行動なのです。そして、自分を安心させるために経験的な答えと記憶に書き続けるのです。病気と診断されない方でも、想像やイメージで自分をプラスにしようとしたりしますよね。でも、現実にはすぐに自分の社会的な経験や自分の心理の中の混乱を予測して現実的にどうやったら回避できるか行動して、回避的な想像の中の答えを記憶にはそのまましないですよね。この証明をある統合失調症の患者さんで10名以上の幻聴のある患者さんと本人の同意の上で霊視浄化を行った事があります。その内容は、患者さんの幻聴に関するエネルギーを霊視して浄化すると言うものです。その患者さんは10年以上女の子がそばに寄って来てうるさいという幻聴のある方でした。そして、目の前に実際にその女の子が居るとい言うのです。その患者さんの霊視をしてみますと、女の子を好きだというイメージが強くあるのです。本人は可愛い女の子を本当は大好きで、そんな女の子に持てたいとう願望が実はあったのです。そのために、俺はその女の子を好きではないけど、近寄って来てうるさいんだよ。俺は女の子には興味がないけどと言い訳をしていたのです。そのため、その患者さんの無意識の想像の中で作りあげた女の子というエネルギーがありましたので浄化しました。そして、今、その女の子はまだ居るの?とその患者さんに聞いてみますと、あれ、さっきまでいたのに、今は、廊下に出ているよと言うのです。私が、離れたでしょう。大丈夫でしょうと言うと、まだ嫌がらせをする気がするんだよねと言うのです。そのため、再度霊視してみますと、女の子はしつこいから困るというエネルギーがあるのです。そのため、そのイメージエネルギーを浄化してみますと、今度はすっかり消えた。おかしいな?と言うのです。その後、10名以上の患者さんに同意のもとで同じ霊視浄化をしてみました。すると、すべての患者さんの幻聴はなくなったのです。(すべて全員だした。)これは凄い事ですよね。当時は私もびっくりしました。でも、実際はその後どうなったかと言いますと、翌日にはそのほとんどの方が元に戻ってしまうのです。これは、今回の話を例に取りますと、本人の女の子にモテたい、好かれたいというトラウマに近い願望が本人の記憶として消えずにあったからなのです。本人の言い訳の部分は浄化出来ても、女の子を好きだというもともとの意思までは浄化できませんよね。(数名の発症間もない患者さんの幻聴は、退院したのでその後の事は解りませんが 入院中は完全に幻聴が消えた方も実はおりました。)こんな統合失調症の患者さんの幻聴の霊視浄化をした経験からも統合失調症の症状の一つである幻聴とは、自分を正常に保つため、または自分を守るための繰り返し行っている回避行動的な自分を言い訳の繰り返しが本当に聞こえるという形に記憶されたものであると私は考えています。ですから、回避的な記憶を続け過ぎない事や、新たに現実の世界では通用しないのに自分だけは都合のいいような記憶を繰り返えさせないことが、一番重要な事だと思います。そのためにも、統合失調症の患者さんに対しては早い段階での向精神薬の治療が必要不可欠で、早ければ早いほど脳細胞に無駄な負荷をかけないという意味でも治療効果も期待できるのです。(ただしお医者さんはちゃんと選ぶ事が重要です。)そして、精神療法などで、本人の本音的な発言を聞いてあげる事で本人と一緒に、本人ならではの現実的な社会適応が出来る答えについて一緒に導き出してあげられる事が大切であると私はそう考えます。例えば仕事の苦手な方に成人になったから仕事を強制したとします。これはとても当人にとってストレスですよね。では、簡単な本人の好きな趣味などの延長上の仕事や、知人などが全面をサポートしてくれるような仕事であったなら、どうでしょうか?ストレスが生じにくいですよね。社会的なストレスの処理方法が未熟な方ほど発症しやすい疾患であるためとても難しい事ですが、その方それぞれの適正にあった環境や方向性が重要となって来ますよね。ですから、社会的に自分に適した環境さえあれば、発病もしない方も数多くおられるのです。統合失調症とは、社会的なストレスに対して何らかの理由で苦手意識が強く、その回避のため脳が勝手に自動操縦してしまう傾向の部分がある病気であることを理解され、早期に腕の良い医師に治療をしてもらい、それを受け入れる社会施設などの環境が整っているとしたならば、重傷と呼ばれる患者さん以外は社会復帰できる疾患であると私はそう思います。そして、統合失調症の患者さんの特殊性として、社会的なストレスの回避的な記憶を書き込む事が多いので、妄想などの発言は否定もせず、受け流すのがいいようです。本人は社会的なストレスで辛いのですから、言い訳をして自分を守るために自分を癒そうとした結果、非現実的な架空の回避となってしまい自分の首を自分で絞めているような方も中にはおられる事からも、私はそう考えます。ですから、現実への引き戻しのために、新たな想像の記憶は追記させないのが霊視歴なイメージを通じての私の考えです。(言い訳と言うのは言葉が悪いイメージですが、霊視的には言い訳的なエネルギー の浄化で幻聴が浄化できますので、あえて言い訳と言う言葉を使わせてもらいます。)ブログランキング参加中(応援して下さる方はクリックしてくださいね)ここをクリックしてくださいねにほんブログ村ブログ村 スピリチュアル・精神世界
2009.10.14
コメント(19)
物事を考えるにはやはり難しく考えるよりも、単純の繰り返しの先に答えがあるものと私は信じています。そんなシンプルな考え方の繰り返しの先に、真の答えはあるものと私は思います。そのため、私は統合失調症の主症状である、病的妄想とはどういうもので何故起きるのであろうか?患者さんとのカウンセリングを通じて霊視的なイメージでここ数年間学習してみました。その結果、これは私の経験からもそう思っていましたが、霊視的なイメージでは病的妄想については究極に言いますと、本人の言い訳でしかないのです。本人の言い訳と言ってしまうと、病的妄想で苦しんでいる患者さんや、精神医学の専門知識を持っている方から総スカンを食ってしまうほどの問題発言ですがここが、統合失調症の患者さんを理解する上でのキーワードであり、医療者側の患者さんとのカウンセリングなどのキーポイントになると私は思うのです。では何故、病的妄想が本人の言い訳か3次元的に言いますと、たとえば、Aさんという方が友達のイジメにあったりします。ここでAさんはかなりショックを受け、そのショックを回避しようと努力します。そして、違う友人に相談したとします。その友人はAさんに対してとても優しく話を聞いてあげたりして、一緒になってイジメ相手が悪いと、Aさんの気持ちを現実的に助けてあげたとします。Aさんが仮に気持ちの強い子ならここで、イジメ相手に距離を置いたり、ストレ全体から回避しようと、苦痛でも時間が過ぎるのを現実的に待つように行動するものと思います。これは、自分の心の傷ついた部分を癒すための時間と、その威圧的な部分から距離を置く事が現実的に必要であるからです。しかし、それ以上にイジメ相手が強くとてもしつこかったり、本人の気持ちが弱い場合にAさんはそのストレスはどこで回避しようとするでしょうか?そこが人間の動物としての武器でもあり弱点でもある、脳の想像力での問題回避能力となる自己防衛システムですよね。人間は現実と想像を使い分けながら、歴史上、動物界の中では知能、想像力といった実態のない力でこの現実世界を生き抜いて来ました。しかし、想像力は実態がないのです。非現実的な世界なのです。どこまで行っても限界はありません。もしもAさんが一時の間、その想像力の中で自分のストレスを回避したとします。でもAさんはイジメられた事を現実的な世界ではきちんと受け止めて、心理面(想像)では精神的な苦痛の回避はするものの現実逃避的な言い訳の繰り返しや、その記憶の上乗せという非現実的な葛藤の部分を自分の記憶の中に書き込む事をせずに、イジメられたという現実的なストレスだけがAさんには残ったとします。ここでAさんが精神的に病気になって入院したとしても、一時的なイジメに対する反応として、時間やそのイジメとの距離があけば一般の方が服用しても大丈夫なくらいの安定剤のみで軽快するのがほとんどです。そして、いずれは安定剤も必要がなくなるものと思います。しかし、これが統合失調症と診断がされる患者さんの脳内での自己防衛システムではどうでしょうか?まず、統合失調症の患者さんは、自分がイジメられたという社会的なストレスを現実の社会生活において処理ができず、自分の心理面(想像)の中で言い訳を繰り返す事でなんとか処理をしようとします。しかし、イジメという社会的なストレスは現実的な行動やAさんのような問題の処理しなくては絶対に解決への近道はないのです。そんなイジメに対しての社会的なストレスに関する現実的な答えを、出せずに苦痛な時間が長くなってしまったら、脳自体が休まる時間がなくなってしまいますね。そして、どんどん深みにはまって行ってしまう事が想像できますよね。これは、脳が現実的な回答を出さなくてはいけない状況にあるにも関わらず自動的にまたは意識的に自分の都合のいいように心理面(想像)という架空の世界で処理してしまうからであると考えます。これを私は患者さん本人の現実の中での社会ストレスに対する、非現実的な想像の世界での言い訳と捉える事にしています。現実的な回答であれば、何か絶対に答えが出るはずですが、想像の中という架空の世界で処理された非現実的な自分だけに都合がいい回答では、現実味は全くありませんからね。ほとんどの患者さんが自分は悪くはない、あいつが悪いとか、悪口をあいつがずっと言っているとか、自分が一番困っているなどの自己都合的な言い訳をすることが多いことからも、私は病的妄想については、自分の社会性の困難に対して、自分を守るために自分だけには都合がいい非現実的な想像の世界で、誤った記憶を書き込んだり、書き換えの繰り返しによって作り上げられた自己防衛のための言い訳的な記憶であると考えています。因みに思考障害についてはですが、もしも普通の方が何日も寝ずに同じことを悩み続けたとします。思考は普通はおかしくなりますよね。脳が興奮し続けている状態が長期間にわたり続き、脳の現象として思考が障害されるのが統合失調症の陽性症状である思考障害と言われる症状です。幻覚についても同じイメージです。ブログランキング参加中(応援して下さる方はクリックしてくださいね)ここをクリックしてくださいねにほんブログ村ブログ村 スピリチュアル・精神世界
2009.10.13
コメント(27)
ここまで、(その1)では統合失調症という病気の簡単な説明。(その2)では地域差がないことから、人間の集団生活の問題から発症。(その3)では発症年齢、発達段階での要所要所での発症(その4)ではいろいろな条件下での個別の方の脳の処理能力の問題から発症と統合失調症について書かせていただきました。そして、その5として統合失調症を理解する上で絶対に必要な事がもう一つあります。それは、統合失調症と躁病の間と位置づける、疾患と統合失調症と神経症の間に位置づける疾患が存在する事です。躁病との間に位置づける疾患は、非定形型精神病です。そして、神経症の間に位置づける疾患は境界型人格障害(ボーダーライン)です。これらの病名は、統合失調症と診断する上で、いろいろなケースが存在するために位置づけられた病名です。統合失調症とは、幻聴、妄想、思考障害があって初めて、それを診断基準に診断される病気です。しかし精神の世界はとても深いのです。それぞれの患者さんの特殊性でいろいろなケースがあってすべての患者さんの症状がそれに当てはまらない事もあるのです。ですから、その境界もあるという訳です。実は、この境界があると言う事も統合失調症の発症や理解のヒントに実は繋がるのです。実はこの境界の部分はとても複雑な部分もあって、お医者さんの中でもその診断基準が異なっているのが現状なのです。あるお医者さんはその境界の方を統合失調症だと診断したとします。しかし、別の病院では人格障害やその他の病名がついたりする場合があったりするのです。もしも、あるお医者さんが統合失調症でもない患者さんに、向精神薬と呼ばれる脳細胞に特異的に効果のある治療薬を使用したとします。患者さんが精神運動興奮状態と呼ばれる急性期ならしょうがないのですが、たいがいの患者さんは、向精神薬の副作用の部分ばかりが目立ち、改善と言うよりもますます人格が壊れて行く可能性があるのです。では、医師の誤診治療かと言いますと、これも難しい所で、私の20数年の経験だけからしか言えませんが、腕のいい医者はその患者さんの状況にあった治療を確実にしているのは確かなのです。また、うつ病の診断基準からも言える事ですが、ただのうつ状態という患者さんに対してもうつ病と診断されているケースの方を多々見かけます。そのため、現代の社会的な問題背景以外に、お医者さんの診断基準の個別な指針という理由でうつ病が急激に増えている現状があると思います。そんな現状が実際にある事からも、100人に一人の羅患率と言うのも実は境界の患者さんや地域環境の受け入れの問題で診断されている患者さんも数多くいると言う可能性もあるということです。精神病の治療薬の怖さは、作用、副作用とも、ただ薬を出せばいい的な問題でもなく何の疑問もなく飲むものでもありません。ちゃんと治療する側、される側ともに双方が理解し、納得した上での治療行為が理想的であると私は思います。すべてではありませんが、それほど酷くない状況の病気の方でもお医者さんの腕次第で早期社会復帰にも、慢性にも移行するという難しい部分もありますので、統合失調症という病気についていろいろな方向から長々ではありますが、書かせていただいているのが私の本音でもあります。これで、ようやっとのことで、霊視的なイメージでの統合失調症についてのゴルさんの考えを書いていいというイメージになりましたので、統合失調症の事について、自由に書かせていただきたいと思います。ブログランキング参加中(応援して下さる方はクリックしてくださいね)ここをクリックしてくださいねにほんブログ村ブログ村 スピリチュアル・精神世界
2009.10.12
コメント(11)
統合失調症についてこれまでは、その原因や素因について考えられる事を書いて来ました。何か自分に当てはまるようなイメージはなかったでしょうか?そうなのです、基本的には精神病の病気の方向性というのは、社会的な生活ができるか出来ないかの差しかないのです。社会デビューにつまずくかつまずかないか?人間関係につまずくかつまずかないか?集団生活においての社会的なストレスの処理能力やその方法が大きな分かれ道となって来るのです。こんな書き方をしましたら、ではすべての人が統合失調症になる可能性があるのではないか?と思ってしまいますよね。そんな事は絶対にありません。人口の1パーセントの羅患率なのですから、それ相応の理由がそこにあるのです。ここが統合失調症という病気を理解する上での重要なポイントとなるのです。ここからがゴル流の誰でも解りやすい統合失調症という病気になります。前に麻薬の怖さについて私のブログ内で書かせていただきましたが普通の方が凄く社会的なストレスがあって、麻薬を使用したとします。その瞬間、その社会的なストレスは麻薬による脳の活性化によってすぐに解消でき、気持ちがとても楽になります。これは麻薬によって脳内のドーパミンが過剰に出ることによって脳が活性化され通常は使用しても60パーセントと言われている脳の細胞が、簡単に60パーセント以上の活動をする事によって起こる結果であると思います。この事は、誰でも想像は付きますよね。では、麻薬を使用しないで、脳内で麻薬と同じ物質が麻薬ほどとまでは行きませんが過剰に出る、または出やすい特異的な方が居るとすればどうでしょうか?想像できますでしょうか?それが統合失調症という病気の特性なのです。通常の方は絶対にあり得ない事ですよね。よくギャンブル依存症の方々に脳内モルヒネが影響をしていると言われますが統合失調症に関しては、脳内で社会的なストレスがあった場合にこの脳内モルヒネ以上の麻薬に近いような物質が過剰に出る、または出やすい特異的な特質を持っている方であることが考えられるのです。また、その物質が特異的に出ず一般の方と変わらなくても、統合失調症の患者さんの脳細胞自体が少々の社会的なストレスに対して処理能力が乏しいか、またはその特異的な物質に対して感受性が高いなどの理由で発症しやすい病気であると考えられるのです。簡単に言いますと1、麻薬に近い物質が脳内で過剰にでる。または出やすい方。2、社会的なストレスに対して処理能力が乏しい、または処理できない方。3、脳細胞自体が、脳内物質に対して感受性の高い方。またはその物質が過剰に出過ぎた際に 中和的な処理が脳細胞内で出来ない方。これらの方が、統合失調症になりやすい方であると考えられます。統合失調症とは日常の社会的なストレスを、間違った方向に処理しようとしてしまい結果現実逃避的な処理となってしまい、通常の脳内刺激伝達物質(ドーパミン)に対しても過剰に反応しやすい脳細胞システムとなっている特異的な方々が発症しやすい病気なのです。これでも、もしかしたら自分もと考えてしまう方がおられるでしょうか?安心してください。麻薬を町で買う事は絶対にあり得ないと思われている方は絶対に発症しない病気です。それほど、脳内で麻薬を手に入れようとしても、自分の人生経験的な常識や自分の生態系を守ろうとする防衛システムが作動して、人口の1パーセントの方々の脳内でしか手に入れられない統計結果であると言う事です。ブログランキング参加中(応援して下さる方はクリックしてくださいね)ここをクリックしてくださいねにほんブログ村ブログ村 スピリチュアル・精神世界
2009.10.12
コメント(21)
次に発症年齢にも統合失調症に関する大きなヒントがあると私は思います。これは、人間の成長発達過程においての社会適合性が大きく影響をしている物と思います。あくまでも私のイメージでしかないかも知れませんが例えばですが、日本の一般家庭における子育てについて考えてみたいと思います。ほとんどの子供は第2次成長期までは、家庭という城の中で完全に保護されて学校に通っているのが普通だと思います。(子供時代)そして、第二次成長期である中学生くらいになって、ホルモンの影響によって体が成長してだんだん大人の体になって行きます。この頃になると、大人への第一歩として、家庭という城の門は少しずつ開けられて行きます。(子供から大人受け入れ時代)子供はそんな中で今まで自分だけの事や、家庭内だけの事に目が向けられたのに対して同じ世代や大人への人間社会へ視線が向けられて行きます。これが思春期(多感期)と言われる頃ですよね。この頃にまず、第1段階の大人への壁が出来ます。破瓜型の統合失調症はこの第1段階の大人への成長の壁の時に発症します。破瓜型は統合失調症の中で一番予後が悪いと言われています。この理由はですが、第二次成長期までの子供時代に周りの方が気づく気づかないうちにもうすでに発症している場合が多い事と、ほとんどの方が簡単に通れる成長期のそんな時期に発症してしまった事で、その後の社会経験がスムーズに行かず勉強や友人関係などのコミュニケーションなど、社会生活をするための社会人としての出発のために必要となる経験が困難となる事が多いからです。そして、次に家庭の門は開けられたままの時期になります。(大人初心者時代)この時期になると学生から、仕事を持つ社会人となる時期です。(20歳前後)ここで、学生時代のころは周りもまだ子供から大人を受け入れ準備期間の方が沢山おり、何か嫌な事があってもまだ家庭の門は開けられておりますので各家庭に逃げて、親など家庭内で保護される事(依存的な子供心)を保険として社会生活されて居る方が多いと思います。しかし、学校を卒業をして仕事を持つ社会人となるころには、社会生活に適応するためには心も体も大人となる事が大事なのです。体はみんな大人でも、心は小学生のままでは、大人ばかりいる社会ではつまずく事になると思います。緊張型の統合失調症はこの社会人と言われる第2段階の壁の時に発症します。この第2段階の大人の壁で発症するのが統合失調症で一番羅漢率が高いと言われております。そして、40歳前後の中年期になり、これから老人の準備をするためにホルモンのバランスが老人へと移行したり、中年期は会社などでも中間管理的な仕事が増え、上司や部下の間に挟まれて、ストレスが多くなり妄想的な事を言いだしたりして発症するのが妄想型の統合失調症です。(大人の第3段階の壁です。)妄想型に関しては社会経験できちんと経験をされて実績を残されている方ほど早期治療で予後は良好です。子供は親の保護のまま親に守られて依存的に成長します。子供の依存は大人への成長のためにとても必要な事です。しかし、大人になってからの依存はどうでしょうか?大人の社会は自分の心のストレスを自分の力でどんな形であれ自己責任において解決する事が重要です。お母さん助けてと言ってお母さんに相談するだけですべてが解決していた時代とは全く別な世界なのです。体は大人で、心は子供のままの依存心があったなら、大人のストレスは解決できるでしょうか?ここが、大きな分かれ道となるのです。精神病のほとんどに言える事ですが、社会的ストレスに対してどんな形であれ順応したり、処理出来れば病気にはなりません。しかし、社会的ストレスに対して依存的であり過ぎたりして、順応や処理方法が経験的に会得できなかったりする場合は、軽いのも含めて精神的な病気になる確率は高くなります。統合失調症とは、そんな社会的ストレスに遺伝、環境、個々の性格などの条件が加味して発症しやすい疾患なのです。(あくまでも私の経験的なイメージです。)ブログランキング参加中(応援して下さる方はクリックしてくださいね)ここをクリックしてくださいねにほんブログ村ブログ村 スピリチュアル・精神世界
2009.10.09
コメント(23)
統合失調症の原因については、遺伝説などいろいろな説はありますが、脳細胞学的な分野で証明はできませんので、不明となっています。しかし実際に目に見える証明が出来ないからと言って、原因不明という答えではそれっじゃあ病気になっても治しようがないというような、諦め的な印象があり、それではマイナスイメージでつまらないですよね。そこで、私なりに統合失調症の原因の因子を仮説的に考えてみました。統合失調症は人口の1パーセントおりますが、地域格差がないのです。これは統合失調症の原因を推測する上で、かなりヒントになるイメージです。この地域格差のない人口の1パーセントという部分は、ある意味平等なのだと思います。人間は動物界の中では力の弱い動物です。ですから、集団で生きなければいけない所にその要因はあるのではないかと思います。例えば、一つの限られた地域に1000人の方が居たとしたら、集団行動非適用者が10名くらいは居るのではないでしょうか?ですから、これは集団行動をするに当たっての知能のある人間の弱点の部分でもあると思います。そしてその弱点に、遺伝や環境そして、それぞれ個別の生まれ持っての性格が因子として大きく影響をしているからであると私は考えます。私は統合失調症は人間の集団生活において生じるストレス社会を自分の力で現実的な回避が出来ない方の病気であると考えています。そのストレス社会を回避できない要因が遺伝、環境、性格にあると単純に考えています。遺伝の因子については双子の兄弟が生まれた時から別々の親に育てられてある同じ時期に一緒に統合失調症になったという報告があります。また、多くの統合失調症の患者さんの両親は性格や行動が似ている方が多いことからもそう言えると思います。そして、環境についてはたとえばですが、親の子供のしつけにおいての2重拘束説があり子供の性質にもよりますが、かなりの高い確率で発症すると言われて居ます。(2重拘束とは、親が子供に対して2つの互いに矛盾する指示を何の理由もなく、 2重に出す行為です。子供はどっちも本当の指示なので混乱しますからね。)個別の生まれ持っての性格についてですが、同じ親から生まれたからと言って遺伝的な性格がそのままでは兄弟がみんな親と似ている性格になってしまいますよね。でも、やはり似ている性格は居ても、全く同じ性格は絶対に居ない所からも個別の性格に統合失調症の発症の因子があると私は思っています。その他、脳の器質的なものもあると思いますが、これは体の部分の問題ですのでもしも脳の器質的なものが統合失調症の原因であるのなら、人間の科学でいつかは証明されるので、未来に答えが出るところだと思います。(長い文面ですと解りずらいので、細かく書いて行きたいと思います。)ブログランキング参加中(応援して下さる方はクリックしてくださいね)ここをクリックしてくださいねにほんブログ村ブログ村 スピリチュアル・精神世界
2009.10.08
コメント(12)
統合失調症(精神分裂病)についての質問がありましたので統合失調症について書きたいと思います。まず、統合失調症(2002年までは精神分裂病という病名でしたが、精神が分裂しているという病名の差別感から、統合失調症という名前で呼ばれるようになりました。統合失調症についての専門書を見ますと、本当に難しい言葉がいっぱい書かれていてそれを理解するだけでも凄く時間がかかってしまいそうな予感がします。予感というところが実はミソです。ゴルさんは実は文字アレルギーなのです・・・汗なんて、ゴルさんはただ勉強嫌いでおバカなだけですが、でも精神心理学に関してはそんなに頭の良さは必要がない事が、精神医療従事者としてのゴルさん自身の実体験です。人間は生まれた時から心を持って成長します。この実体験は誰にでも平等にあると思います。その誰もが成長する上で経験する心の実体験を、精神心理学に生かさない手はないですよね。私は勉強嫌いですので、いつも自分が解りやすく、専門知識がない方でもすぐに理解できるような説明ができる医療従事者を目指していますので、そんな頭の良い方が書かれた難しい専門書を開くだけでも、睡眠誘導剤代わりになるのが目に見えています。そのため、私の生まれ持って携わった心を持っての人生経験的な面から統合失調症の患者さんとの直接的な触れ合いを通じての統合失調症について書きたいと思います。では統合失調症というのはいったいどんな病気なのでしょうか?(統合失調症の患者数)人口の1パーセントと言われています。あくまでも統計的なレベルですがこれは昔からほとんど変わっていないようです。(約100人に1人の羅患数です。)(統合失調症の発症年齢)破瓜型(思春期、20歳前位に発症)、緊張型(20歳位に発症)妄想型(中年期頃に発症)の3つに分けられます。(今は別けられないと言われているようですが、私の経験的な分析ではちゃんと意味が あります。)(統合失調症の症状)陽性症状と陰性症状の2つに大きく分かれます。陽性症状とは・幻覚(幻聴、幻視など) ・妄想 ・思考の障害(洞察力の欠如、支離滅裂な言語など)・強いイライラ ・激しい興奮陰性症状とは・感情の鈍磨 ・興味の喪失 ・引きこもり ・意欲の低下・身だしなみ、衛生面にかまわない ・食事に無関心 ・気分の落ち込み(統合失調症の問題点)発病時は軽い症状から始まり、社会的な負荷や本人の特質にもよりますが、眠っていても脳が活動的であったり、前にも何度か説明した事がありますが、麻薬使用者のような脳内物質が出続けて、脳がパンク(精神運動興奮)の方向まで追い込まれる事も多々あります。初期の段階での治療ほど予後がいい経過が期待できますので、なるべく早期の薬物治療が重要となって来る病気です。(統合失調症の診断)世の中には病院に入院しないで、独り言を大声で叫んだり、何か聞こえるのかニヤニヤ笑ったりする方をよく見かけます。でも、病院で医師が診断をしない事には、そのようないかにも変わっている方でも統合失調症という病気にはなりません。ただ、変わっている人、危ない人物となるのです。統合失調症などすべての精神疾患に関しては、精神科医が診断して初めて病名がつくのです。その診断基準もそれぞれの精神科医の経験や判断によるところが大きいのです。(これが問題だったりもするんですが。)私が尊敬する先生の統合失調症の診断基準ですがシュナイダーの1級症状という分類が基本にあるそうです。これも簡単に言いますと、幻覚、妄想、思考障害など、上記にも書きました陽性症状がある事が、診断基準としての基本条件としているようです。陰性症状に関しましては、病気じゃあない方でもありますし、陽性症状である幻覚、妄想、思考障害だけは、お酒や薬物などの影響以外は一般の方には考えられない特異的な症状でありますからね。お酒も薬物も、その他の脳の器質的な病気(脳腫瘍や脳炎)などが病気がない方に幻覚、妄想、思考障害などの症状がある時は、医師の診断で統合失調症という病名がつけられるのです。これが、統合失調症という病気に関する基本知識となります。では、何故、この病気になってしまうのでしょうか?(タイトルで「統合失調症について世界一解りやすく解説したいと思います。」なんて たまには大きく出たかったのですが(本当は宇宙一でも良かったんですが) 誰もが解りやすく解説というタイトルに変えてしまった、正直者のゴルさんでした。)ブログランキング参加中(応援して下さる方はクリックしてくださいね)ここをクリックしてくださいねにほんブログ村ブログ村 スピリチュアル・精神世界
2009.10.08
コメント(25)
全8件 (8件中 1-8件目)
1