ほっぷ すてっぷ じゃんぷ(アスペっ子&ADHD・LDっ子とともに・・・)

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fumikun サポートブック(就学前)



アスペルガ-症候群のこと、我が家の文也のこと、知ってください。

※このしおりは、下記著書をもとにして作成しました。
       アスペルガ-症候群「その子らしさ」を生かす子育て    吉田友子著 中央法規出版


・アスペルガ-症候群は、脳の特性から起きる発達のかたより(発達障害)です。

・しつけの失敗や愛情不足で起きるのではありません。

・3つの特徴(次にあげる基本症状1から3。(「三つ組」の障害と呼ばれます。)がセットであるとき、アスペルガ-症候群と診断されます。

・生まれつき脳に障害を持っているので治ることはありませんが、正しい療育と環境の配慮によって、症状が軽減される可能性があります。

子供の名前:fumikun
作成日:H16-11
生年月日:H10-9-1

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アスペルガ-症候群の基本症状 1
・社会性の障害、または人との関わり方の質的障害
アスペルガ-症候群の子供は、今自分は人からどうみえているか、相手をどんな気持ちにしているか、自分の行為やその場の雰囲気にフィットしているか、といった事を感じ取る能力が不十分です。       
たとえば

関わり方が一方的、場違い

同じ年の子供と対等な友達関係がもちにくい

年齢相応の常識が身についていない         

相手の気持ちを共有することが困難

視線や表情で気持ちを伝え合うのが苦手

 fumikunの場合、こんな点が当てはまります

・興味の有る事や好きな事を興奮して話し出すと止まらなくなります。

・相手の興味が無い事でも、一方的に話し続けてしまう。

・相手の気持ちを理解する事が苦手です。

・言葉の真意を理解出来ずに、勘違いなどから過度に傷ついてしまったり、相手の気持ちがわからず、思っている事をそのまま伝えてしまい、相手つけてしまう事が有ります。

・自分と気の会う友達とは、とても仲良く出来ます。

・乱暴な子はどちらかと言うと苦手です。(避けたり、逃げたりしてしまいます。)

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アスペルガ-症候群の基本症状 2
・コミュニケーションの質的問題           
アスペルガ-症候群のこどもは、言葉の遅れでは説明のつかないやりとりの深まらなさ・ちぐはぐさ・奇妙さがみられます。
たとえば、

自分で話すほどには相手の言った事はわからない。

オウム返しやひとりごと、場面に合わない発言がみられる

前に聞いた言葉をパターン的にいうこと(遅延のオウム返し)も多い

困ったときに自分から適切な手助けを求めることが不得手混乱したときの理解力の低下が著しい


 fumikunの場合、こんな点が当てはまります。

・皮肉や冗談が通じにくく、言葉をそのまま受け取ってしまいやすい。

・独り言を言ってしまます。

・失敗したり、不安になった時など、指示が通りにくくなる。

・話の意味を間違えて解釈している事がある。
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アスペルガ-症候群の基本症状 3
・イマジネーション障害
アスペルガ-症候群の子供は、目に見えない事に思いをめぐらせる事が苦手で物事に臨機応変に対応する力の発達に不全があります。このため、いつもどおりをのぞみ、興味・関心がかたよります。
たとえば、

考えや気持ちをリセットするにが苦手。

思いがけない出来事に出会うと混乱しやすく、応用がきかない。

新しいことや見通しのもてないことに強い不安を示す 。        

パターン的な行動だと身に付きやすく、記憶が得意

 fumikunの場合、こんな点が当てはまります。

・自分の好きな事、楽しい事をしている時、次の行動に気持ちを切り換える事が苦手です。       

・初めての事、急な予定の変更に対して、とても不安になってしまう。     

・物を無くしやすく、忘れ物や、無くし物をすると動揺したり、とても落ち込んだりしてしまいやすい。       

・失敗や自分の思ったように出来なかった時など、とても落ち込んでしまったり、失敗を極度に恐れます。


アスペルガ-症候群のその他の症状

アスペルガ-症候群では、その他に下記のような症状もよくみられます。

・不注意・落ち着きのなさ・衝動性

・運動の異常、不器用  
・音・光・手触り・寒さなど(感覚刺激)への反応の異常

・偏食

・睡眠の問題


 fumikunの場合、こんな点が当てはまります

 じっと座っている事が苦手で、体を揺らしたり、貧乏ゆすりをしたり、そわそわと動いてしまう。

 注意力が弱く、音、絵、文字など、聴覚、視覚の刺激に対して気が散りやすい。

 警報機、仕掛け時計(定時刻に音楽が鳴る時計など)の音が苦手です。

 大声で怒鳴られたり、怒られたりする事が苦手です。

 熱い食べ物が苦手で、口のまわりに食べ物が付くと拭かずにはいられません。


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これまで家庭で心がけてきたこと、皆様にお願いしたいこと
・相手の気持ちを読む事が苦手なので、「こういう時は相手はこんなふうに思うんだよ」とか、「こういう感じがしてるんだよ」という様に、相手の気持ちを伝える様にしています。

・パニック(かんしゃく、泣く、怒る)を起こしたら、その原因から遠ざけてそっとしておくのが良いです。または全く違う事などに気を向かせてしまうと治まる事も有ります。時間が経つと落ち着いてきます。

・手順や先の見通しが判っていると、安心して行動できるようです。(言葉でも良いのですが、文字や絵の方が理解しやすいようです。)
・初めての事、いつもと違うことに対して不安を示しますが、親しい人がいると安心するようなので、友達などに声掛けしてもらたり、一緒に行動してもらったりすると落ち着けるようです。一度経験してしまえば、次は大丈夫になります。
・叱る時は、「ダメ」、「ちゃんとしなさい」など抽象的な言葉では伝わりにくいので、具体的な内容で伝える様にしています。

アスペルガー症候群は人の言う事が聞けない特性があり、また本人は「悪いこと」の認識を間違えてしている事があるので、本人の思いを聞き、理解を示した上で悪いところを伝え、直していきたいと思っています。また自信を失う事が多いので、本人が自分に自信を持てるように、良いところを褒めて、伸ばしてあげたいと思っています。





















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