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June 27, 2015
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みなさん、おはようございます。外は雨。とても早い時間に起きてしまいました。

さて、こちらは父の日にちなんだわけではないですが、とてもお父さんが好きな少年の話です。

もう悪口なんかいわせない
De Gemaskerde Wreker
クラ-ス・ファン・アッセン

ダニー・デヴィートを知っていますか?
映画「ローズ家の戦争」でキャスリン・ターナーとマイケル・ダグラス演じるローズ夫妻の
凄まじい喧嘩の間に入る弁護士役をやっていた、背の小さい男優です。
この映画や「ホッファ」「マチルダ」の監督であり、有能なプロデューサー。



さて、本作の主人公であるオランダに住む10才の少年もダーニ・デ・ヴィトといいます。
名前が似てますよね?
もしかしたら、著者が彼のファンかもしれません。
なぜなら、本書の主人公・ダーニも背が小さく、「チビ」と言われているからです。

オランダは大柄な人が多い国なので、背が小さいと目立ちます。おまけに、彼は口が達者。だから
「小っさいくせによく口がまわる。ナマイキ!」と目をつけられてしまうのです。
ですが、ダーニは「自分の悪口はいいけど、お父さんの悪口は言われたくない」ってこだわりを持ってます。家族思いで、いいとこあるじゃないですか!


 ダーニのお父さんは主夫で、たまに廃品回収に出かけ、お母さんがエステサロンに勤めています。
この両親のダーニへの接し方がいいんです。お父さんが、テレビで戦争の場面に怒っているのを見たのが原因で、ダーニは冒頭で戦争反対のための寄付をしますが、一方ではお父さんが軍隊に行っていたと聞けば、「お父さんカッコイイ!」と思います。深い所では事情をよくわかっていないダニーに対して、お父さんは、軍隊を去った理由を話そうとします。その時お父さんは、「子供だから分かるまい」と説明を避けたり、怒ってごまかしたりもしません。大人に対するように、自分が悪いと思った時はちゃんと謝ります。視線をちゃんと合わせてものを言うお父さんなんです。
お母さんも鷹揚です。ダーニのいじめについても、「うちの子に何するの!」と学校に乗り込む事はしません。何かあったな、と思っても
「今日のデザートは『困りごと』でしょ?」と言い、話を無理強いしません。

息子の誕生を機に主夫業に専念した著者の家庭がモデルなのかもしれません。

 また、廃品回収で知り合った偏屈な老人フロベレスさんや、寄付の時に知り合ったデ・ヴィルデさんも、ダーニを他所の子扱いはしません。思いを理解し、彼の側に立って警官や両親に意見します。
街ぐるみで子供を育てているのだな、という事がよくわかります。こんなに沢山の人の眼があるならば、画一的な視点にあてはまらない,いわゆる「個性的な」子供を切り捨てる事も、きっとないでしょう。


 さて、個性的なダーニは自分を生かす場所を見つけるのですが、その場所もやっぱりアメリカのダニーと関係ないとは言えません。やっぱり著者はデビートファンかもしれません。
「鬼ママを殺せ」「ロマンシング・ストーン」あたりを見て応援していたんじゃないでしょうか。




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最終更新日  June 27, 2015 05:07:10 AM
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