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June 14, 2017
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カテゴリ: 韓国映画
みなさん、こんばんは。
今日はかなりシリアスな内容のドキュメンタリーを紹介します。
まだ同じ時代にこんなものがあるんだ、と思いました。

北朝鮮強制収容所に生まれて
When Under Fire: Shoot Back!

北朝鮮の政治犯強制収容所に生まれ育ち、やがて脱北に成功した青年シン・ドンヒョクの告白を軸に、収容所の驚愕すべき実態を描き出したドキュメンタリー映画。 シン・ドンヒョクは1982年11月19日に北朝鮮の強制収容所で、両親の表彰結婚により生を受け、生まれながらの政治犯として育つ。彼が過ごした14号管理所は、“死の収容所"だった。子供たちは6歳から労働を強いられ、飢えと暴力と拷問にさらされて生き、鉄条網の外の世界のことを知ることはない。

 監督のマルク・ヴィーゼは、精神的に不安定になりがちなシン・ドンヒョクを気遣いながら、忍耐強く貴重な証言を引き出し、カメラに収めた。囚われの生活、拷問の恐怖、そして母と兄の死―CGIアニメーションによって再現される収容所内の様子。また、収容所内で行なわれている拷問の映像も収録され、収容所の元管理者2人へのインタビューも敢行。

 北朝鮮の政治犯強制収容所に生まれ育ち、やがて脱北に成功した青年シン・ドンヒョクの告白を軸に、収容所の驚愕すべき実態を描き出したドキュメンタリー映画。 シン・ドンヒョクは1982年11月19日に北朝鮮の強制収容所で、両親の表彰結婚により生を受け、生まれながらの政治犯として育つ。彼が過ごした14号管理所は、“死の収容所"だった。子供たちは6歳から労働を強いられ、飢えと暴力と拷問にさらされて生き、鉄条網の外の世界のことを知ることはない。

 監督のマルク・ヴィーゼは、精神的に不安定になりがちなシン・ドンヒョクを気遣いながら、忍耐強く貴重な証言を引き出し、カメラに収めた。囚われの生活、拷問の恐怖、そして母と兄の死―CGIアニメーションによって再現される収容所内の様子。また、収容所内で行なわれている拷問の映像も収録され、収容所の元管理者2人へのインタビューも敢行。



 彼は今ソウルに住んでいるが、部屋には家具がない。ちゃぶ台もなく、いつも皿を手に持ってご飯を食べている。収容所には家具がなかったので、家具に必要性を感じないそうだ。

 ソウルのとある食堂で、一人で食事をする彼の映像が映る。その横には大家族が大勢でにぎやかに食事をしている。ドキュメンタリーだからやらせで入ってもらったわけではなかろうが、家族の中の女の子は、収容所にいた彼が母と兄を密告した年よりは幼かったと思う。そう、彼は実の母と兄を「脱走を企てている」と言って密告した。直接のきっかけは、働いている工場から逃げた兄に、母が隠しておいた食べ物をやっていたのを見た事だ。密告する時の条件に、彼は食糧を要求している。また、彼自身が後に脱走を決意するのも、外からやってきた囚人が、おいしそうなトリ肉の話をしたからだった。情よりも自由よりも食べ物なのか、という見方は正しくない。生まれた時から選択肢を与えられずに育つとこうなる。

 脱出した彼が「韓国にいられて嬉しい」と答えてくれるのを期待していた。なのに彼は拝金主義の韓国を非難し「北朝鮮は純粋だった」と故郷に戻りたがる素振りを見せる。選択肢のない人生を純粋というのか。それは原理主義に近いものではないのか。しかし、私達から見れば彼は洗脳されているようなものなのだろう。【北朝鮮に自由を】というグループで世界を飛び回っている彼は、まだ見えない牢獄の中にいる。


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最終更新日  July 7, 2020 02:57:06 AM
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