楓&雅のHPです

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~序章~


「そう。ナーリンはすべてを敵にまわすのね。」
別の少女が言った。スラッとした身長、その身長にあう黒くストレートで長い髪。きれいな青い瞳。その目つきが鋭く、大人っぽい雰囲気がでている。
「そうね。それが結果なんだから仕方ないでしょ。彼奴が私の条件を呑まないんだし。だから私は、今から仕掛けていくよ。ナーリン・アルシーナ・シェリカの名にかけて。ラスナーはどうする?」
 ナーリンと呼ばれた少女が言った。ナーリンはもう一人の少女、ラスナーと同じだったが、銀色の髪、緑色のような瞳だけが違っていた。外からみれば、奇妙な感じだろう。ただ、それだけ似ていた。
「……あなたらしいわね。うーん。まだ何とも。」
ラスナーは曖昧に返事をした。ナーリンはその返事を聞いて苦笑する。
「ふぅーん。ま、ゆっくり決めればいいんじゃない?だけど、私の邪魔だけは絶対しないで。」
にっこり、っという擬音がつきそうな笑顔をラスナーに向けて、ナーリンが言った。
「はぃはぃ。ナーリンの邪魔はしないよ。少なくとも今はね。」
ラスナーは最後を濁すように言って、暗闇の中に姿を消した。
「今は…ねぇ。ったく、分かってんのよ……あんたの企みくらい。」
また薄く嗤った。さっきと同じ笑みだった。そして、ナーリンも暗闇の中へと姿を消した。

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