afterschool//rain-time  K.S.

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SS~始まりの別れ1-3~


ぐるぐると思考を巡らせている間にもユメは泣き続けている。

ピンポーン

無意識のうちに家の前のチャイムを押していた。ど、どうしよう…。とりあえず泣き止んだってことはそろそろ出てくるんじゃ…?思わず塀の陰に隠れてしまった。
「はーい…」
さっきまで泣いていたとは思えないくらい明るい声で戸を開けるのは、まぎれもなくユメだった。あたりをきょろきょろと見回してから戸を閉めて中に入ってしまった。
……なぜ私は隠れてしまったのだろう?見られたくないから?ばれたくないから?何を?だれに?ユメに?なぜ?
なぜ私はこんなにもユメに会いたくないのだろう?
別にやましいことをした覚えはないし、しているつもりもない。それなのになぜ隠れているんだろう?
静まり返った温かい家と自分を切り離す塀にもたれて、いまだ答えのみつからない問いに頭を悩ませていた……

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