管理人から
最近、女流棋聖戦の事を書いたりして、「万波さん」という語をよく使う。
ところが、「まんなみさん」と打って、変換キーを押すと、出てくるのは...
万波山 なのである。
正しい(?)「万波さん」を日本語辞書へ登録すればいいのだけれど、いつも躊躇してしまう。
ちょっとした「クスッ」がうれしいばっかりに。
それはともかく、女流棋聖戦第2局は万波さんの落ち着いた打ち回しが光っていたと思う。
こちら で。
私の好きな棋書を引き合いに出しながら、白の打ち方を振り返ってみる。
序盤は、「手厚く堂々と構えていれば、碁はかんたんに負けるものではない」という、
『高尾の力学』のキャッチコピーさながらの布石。特に白26に感心した。
中盤に入り、白46は「根拠を奪う攻め」、白86と白104は「モタレ攻め」。
まるで小林覚先生の『攻めの法則-石を取るだけではない、プロ感覚の攻めを-』のような
セオリー通りの模範的な打ち方だ。
白は中央黒の弱石をイジメながら、自然に左辺と右辺を地にした。
中央の白模様を消された分は、上辺と下辺の黒の構えを破っておつりが出ている。
その時点で、もう勝負は動かない。
『武宮の形勢判断』で学んだ、石の効率を重視した形勢判断法に習って、終局図を見てみると、
黒は二つの大石を併せて70近くの石数を費やしながら、得た地は10目程度。これは効率が悪い。
一方、白は「眼を心配した手」がなく、自然に地ができたり、左辺では数子のおこぼれも得ている。
これが攻めの余得だ。白の打ち回しがとても自然に感じられた。
我が家の梅は五分咲きだが、梅沢さんも五分の星でいよいよ最終局へ。
石田芳夫九段の丁寧な解説も楽しみだ。
郷禄介さんの傑作
http://plaza.rakuten.co.jp/nipparat/diary/200701240000/
女流棋聖戦第2局
http://www.igoshogi.net/bangumi/docomo/igo_docomo_kifu.cfm
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