天如水「この大宇宙、私はもう満足ですから、風呂へいってきます」
波枕「さあ、いよいよ白が打ち込んできましたよ」

以文会友「ここは攻めたい、ハサミだろうか?右辺が地になりやすいのでは?」

行雲「わしなら隅からじっと下にコスんで様子を見たい。ヒラかれても攻めは効くだろう」

以文会友「秀行先生の5子局で下にコスんだ碁があった、たしか...」

行雲「しかしだな、感覚的にはツケる一手という気もするな」
波枕「えっ、攻めたい石にはツケるなって...」

行雲「白がどっちにハネてもキリチガエる、互先なら黒のやれる戦いだが、5子の碁だから問題だな、やめやめ。実戦は?」

波枕「えっ、狭いほうから?これはないんじゃないですか」
以文会友「『模様囲うべからず』、しかも上辺は止まっていない」
行雲「忘れ物だな」
「忘れ物」、そうなのだ。
神の啓示に舞いあがる「うう脳」の管理人は、重大なことを見落としていた。
それは皮肉なことに、最近までブログでも頻繁に記事にしていたテーマだった。
『 強くなる人はここが違う 利き筋発見法
』。
左上のE17、F16のキカシをもっと早く打っておくべきだったのだ。
ちょっとした非喜劇は、さらに重なる。
この「利き筋」の注意点は、彼が 囲碁ボケの舞台
で完成させていた、
小田和正の名曲のパロディの一節にチクリと書かれていたことだったのである。
♪やがていつかこのキキも、キカないに変わってゆくんだね~
上辺が完全に止まっていないことは、明らかに将来の負担になる。
波枕「打つなら、同じカタでも反対側でしょう、『広いほうから押し込む』」

以文会友「ゾーン・プレスに取り組んでおられる PurpleSkyさん
なら、
もしかして、そう打つかもしれない」

行雲「方向が逆だったな。白39に手を抜いては右下隅がただではすまない」
結局、この右下隅が壊滅状態となったとき、懸賞は締め切りを迎えたのだった。
このときすでに、チャット上では、ある噂が流れていた。
>囲碁ボケランキングトップを快走する郷禄介さんが2000万ポイントを突っ込ん...

さて、郷禄介さんはどちらに突っ込んだのか?答えは終局直前に郷さん自らの発言で明らかにされるのであった。
行雲「管理人さんよ、なんでまた最悪の手を?」
管理人「まず浮かんだのは、行雲さんのツケからキリチガエなんですが、ちょっとヨンで、すぐに諦めました。コレを5子の碁でやったらツブされると。それからハサんで攻めるのは、N6にトバれるのが嫌な感じがしたんです。でも、ハサんでじわじわ攻めるべきでしたね。右下を包囲されては酷過ぎました、と同時に懸賞も終わって、アタマの中でプツンという音がしたようでした。ここに至るまでのアノ手コノ手のボケの嵐が、ジャブのように効いていたのかもしれません」
波枕「久しぶりに、教訓をまとめておきましょうか、ええと...」
・模様囲うべからず、厚みは戦いに活かせ
・攻めながら自然に地を取れ
・広いほうから押し込め(ゾーン・プレス)
・証文の出し忘れに注意(キカシのタイミングを逃がすな)
・置石を簡単に捨てるな
管理人「nippさんに指摘していただいたとおり、せっかく攻めの態勢が出来上がるところだったのに、攻めなかった。これが流れを決定的に悪くした原因ですね。『三村流厚みの法則』には、模様に入ってきた石を攻めて利益を上げるストーリーが書かれていて、いまでも好きな本なのですが、打っているときはすっかり忘れていました。直前に観た武宮先生のビデオのイメージが強すぎたのかもしれません。豪快に囲ってしまう印象が強烈だったので。それと、右下の狂気の早打ちは、メンタルな弱さが出たと思いますね。これは狂気という名の病気だと思います。いい薬ありませんかって、とりあえずこの1局がいい薬になりますが...」
・碁を打つ前には、コーラを飲むな
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