まず、右上にキリを入れて様子を訊く。

これは右辺を策動するときのための準備だ。
つまり右辺R11の一子からS11とサガったとき、次のS12のキリを先手にできるのだ。
そして、白3と怪しい位置に消しを放つ。黒に、「取りに来ますか?」と問うているのだ。
黒が、R6とか、R10などと妥協してくれれば、キカシと見て、左辺に向かうつもりだった。

黒は1から3と全部飲み込みにきた。そこで、白4と誘いをかける。
黒にQ8と切らせて白R8にキキを作るのがねらいだ。
黒は5とピンツギだが、ダメヅマリ具合が白にシノギの足しになりそうな気配である。

ここまで準備をしておいて、頼みの綱の右下のキキを行使してみると、
すでに、左方への連絡と、右辺での生きが見合いになっているようだが・・・。
右辺で白が生きてしまえば出入り20目以上だろうから、大戦果と喜びたいところだが、
後手をひいては黒に左辺に回られる。ここは生きプラスアルファが欲しい局勢だ。
欲深く、先手生きを求めて、手順を考えた。

黒が1にキってくれたので、ありがたく4と抜き、

黒5の遮断に、念願の白6サガリが打てた。16手ほど前に打った白S15のキリが働きそうな気配だ。

黒7とハネダしてくれたので、白8、10がペタペタと決まって生き(?)。

白12の先手キリも打てて、14とツイだ。これは後手4目ではない、黒の眼を奪っているのだ。
生きプラスアルファのアルファとは、この黒を攻めることである。勇躍白16とハネダしていく。
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