右辺の折衝はいろいろ変化もあるようだが、黒の手に助けられた格好で先手生きを得た。
この結果、地合は逆転したようだ。
黒地・・・右上7目、右下8目、左上方13目、下辺4目で合計32目。
白地・・・右辺5目、上辺右方8目、中央右上方4目、中央左方3目、左上7目、左下9目、下辺右方10目で、合計46目。
この数字が確認できていれば、白は中央の石に一手入れて、逃げ切りに入っただろう。
しかし、この局面では数えずに勢いで打ってしまった。

考えたことは、この中央の線を切って、上方の黒にプレッシャーをかけ、
その調子で中央の白を守る一手を打ちたいということ。
もう一つ、右辺から下辺につながる黒に対して、白K2や白E2のコスミを利かしたいということだった。

ここでは白11が打てたことが収穫。
ひとまずほっとしたこの場面で、私は地を数えた。
白3、9の2子が獲られなければ、中央はまぐさ場になり、黒地はできない。
あとは左辺を折半するくらいでも逃げ切れると思った。

白2に回って、初めて勝ちがわかった。
実戦では黒3から白10までと決まったが、この右辺の白には黒から手がなかったのだろうか?
第一次十番碁の最終局、右辺の白が死んで負けたのがアタマをよぎった。

268手完、白18目勝ち。
終局図を見ると、白は7カ所に分かれて生きている(あー、しんどかった)。
序盤の無謀なデギリに始まり、効率の悪い生き方を2カ所で繰り返しては外勢を与えるなど、
白は反省する点が多い碁だった。
勝負を分けたのは右辺の折衝だが、黒が全部飲み込みにきたので、思わぬ逆転となったようだ。
黒は右辺で妥協し、中央の白の弱石に対して外側から適当に利かして左辺を占めれば、
中央にも黒地が出来て、悠々と逃げ切れたのかもしれない。
もっとも、黒が妥協しなかったのは、碁を決めに出たと思われる。
この碁の持ち時間は各60分だったが、5分ずつ追加し合いながら打ち続けたので、
それぞれ、90分くらいは消費したことになる。
20時過ぎから打ち始めて、終局は23時半を回っていただろうか?
終局後のGO!さんの感想は、「疲れた」だった。
もちろん私も同感だった。
まだまだ他にも考えるべきコト、読むべき変化があるのだろうが、
勝敗はともかく、一人90分の碁は、今の私にとっては充実感もあり、贅沢な時間だ。
「月に一局だけ」ということが、大事に打とうという気持ちにつながっているように思う。
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