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人生は選択の連続だ、なんて言いますが、まあ、大なり小なりはあるかと思いますが、その通りじゃないかなぁ、と思うわけであります。 ぼくは毎朝、市場に行って野菜やら果物やら、魚やら干物やらを買い付けてくるのですが、それなんかは文字通り、どれをいくら位で買うか、考えて、選びながら決めてくるわけです。 そんな風に、選択することを強く意識するものに関わらず、起きてからご飯を食べるのが先か、トイレに行くのが先か、どのパンツで今日は勝負するのか、どの靴を履いて出かけるのか、もちろん習慣などもあるかと思いますが、毎日なにかしら選んで(無意識でもね)生活してると思うのです。 食べること、というのも、こだわりを持って選択するひともいるでしょうし、ライフスタイル、というのも、意識している方も多いかもしれません。 ぼくは、じぶんでは、なるべく、できるだけ、あわよくば、まーったく、こだわりを持たないで生きることができたらいいなぁ、と思っているのですが、物事を選ぶときに、基準にしていることがあります。 それは、「たのしそうだなぁ」と、感じるかどうかです。 誰かを批判しないと、正当性を主張できなかったり、他の立場のひとに対して攻撃的だったり、なんだか難しそうな顔をしていないといけないような空気だったり、もっと言ってしまえば、正義や善を声高に語ったりするのは、ぼくには合っていないんだろうなぁ、と思っています。 ぼくらは、ものを売って、生活しているわけですが、それも、たのしそうなのがいいよなぁ、と頭では思っているのです。 ま、いつも楽しそうな雰囲気をぶち壊すのは、他でもない、じぶん、なんですけどね。 今日も一期家一笑にきてくれてありがとうございます。明日は祇園祭、打ち上げ花火。楽しい一日になりますように。
2013年07月19日
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本を読んでて、「うれしいなぁ」と、思う瞬間は、じぶんが思ってた世界を変えてくれたときです。 ここでいきなり話は変わり。 わたくし、3年ほど前まで、わりとまじめな菜食主義者でした。流行りの言葉でいうとマクロビオティックというやつです。 思うとこあって、2年ほど実践しました。 肉や魚、卵などもいっさいとらず、出しさえも干し椎茸だけという生活です。 主食は有機無農薬玄米で、一人暮らしのだらしない生活なのに、ご飯だけは圧力釜で炊いていました。 東京にマクロビの良い店があると聞けば、いそいそと週末に出かけ、雑穀でつくられたハンバーグやらを食べて新幹線で帰ってきたりしていました。 そんなステキなマクロビライフだったのですが、ほんとうはぼくにとっては、ぜんぜんステキライフではありませんでした。 だって、肉、うまいじゃん。 インスタントラーメン、便利じゃん。 しかしながら、この2年間の盲目的なこだわりのおかげで、ぼくは「こだわる」ということから距離を置こうと思いました。 菜食主義をやめてからの今のが、ずっとか調子もいいです。 むずかしい顔しなくても、道を選ぶことはできますし、笑いながら決断することもできます。 できれば、じぶんの道は笑顔で選びたいですね。 今日も一期家一笑にきてくれてありがとうございます。「楽天的であること」というのと、「なにも考えていないこと」というのは、実はぜんっぜんちがうんですよねー。 ※マクロビ実践者の方、菜食主義者の方の生き方を否定する意図で書いた文章ではありませんので、あしからず。ちなみに最近読んだ本では、牛乳は紀元前から飲まれているそうです。いろんな本読むと、いろんな角度からものが見えておもしろいよー。むずかしい顔してるひとー、ウンコの本でも読んでみたらー?
2013年02月12日
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なにかを継続的に続けようとするとき、「 平熱 」ということを意識します。 じぶんの場合、ほとんどそうなのですが、新しいことをはじめたりするときは、気持ちも高ぶっていますし、気合もはいっていますので、睡眠時間をけずったり、ちょっと無理をしたりもしてしまいます。 新しいことをはじめるときには、 今までとはちがうことをするわけですし、ひとに協力してもらうこともたくさんあるので、やっぱり強い想いや、エネルギーは必要です。 そして、それを今度は継続していこうとする場合には、今度は、それを平熱まで持っていくようにしないと続かない場合が多いです。 最初の強い気持ちというのは、とても大切なものですが、気持ちだけで動いていると、最初のテンションが冷めてしまったとき、結局はしりすぼみになってしまいます。 そうしていちばん迷惑をかけてしまうのは、楽しみにしている顧客だったり、関わってくれた周りのひとだったりします。 という話しを以前にある方にしたとき、「 それはお前が二代目のボンボンだからだよ。」という、まったくもってその通りすぎるご指摘を頂戴しました。 そんなわけで、師走です。小売業に限らずでしょうが、年末はどうしたって、頭も体も熱くなってきます。 気持ちや体の疲れに反して、外の気温はどんどん寒くなっていきますから、風邪もひきやすくなってきます。 どうぞ、気持ちは平熱で、ゆるりと年末までお過ごしください。 今日も一期家一笑にきてくれてありがとうございます。言ってしまえば結婚生活だって、きっと平熱だからうまくいくんでしょうねーっ。 って、知らないですけどー。
2012年12月12日
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年末用のお寿司やオードブルなどの写真撮りがはじまりました。毎年、この時期になると、どうしたって忙しい年末のことを考えるようになります。 小売業に限らず、というか、仕事に限らず、年末というのは、なにかと気が焦ってしまいます。 で、ぼく、今日、発見したんですな。そんなときによく効く、特効薬みたいなものを。 天津甘栗。 そう、寒い時期になると、屋台とかにも登場する天津甘栗です。何年か前から、スーパーマーケットで、皮をむいた甘栗が大ヒット商品になり、甘栗がグッと身近なものになりました。 しかしながら、ここではあえての、皮つきの甘栗をオススメしたいです。 甘栗ってのはですね、食べるとわかるのですが、ちゃーんと五感を使って食べる食べ物なんですね。 ほんのりとした甘みを味わう「味覚」はもちろん、皮を割るときの「触覚」、うまく割れたときのパキッという小気味いい音を感じる「聴覚」、香ばしい香りを感じる「嗅覚」、そして、あのなんともかわいいコロンとした形で冬を感じ取る「視覚」です。 こんなに理屈っぽいことを言わなくても、食べるとほんとうに、おいしいですし、なんだか時間がゆっくり流れているようにも感じます。 たぶん、忙しいひとは、甘栗の皮を剥いてる暇なんてないよー、って言うと思うんです。たしかにそうだと思います。 誰かが言っていましたが、思考から行動が生まれるのではなくて、思考と行動は同時なんだそうです。 うーんと、「 楽しいから、笑っているんじゃなくて、笑っているから楽しいんだよ。 」っていうやつです。 なのでですね、忙しい年末の時期にですね、ちょっと無理してでも、天津甘栗を食べる日をつくってしまうんです。そうすると、きっとその時だけは、時間もすこしゆっくりになるんじゃあ、ないでしょうか。 今日も一期家一笑にきてくれてありがとうございます。昨日はボージョレヌーヴォの解禁日でしたね。ぼくも、消防団の仲間とボトルを開けました。オシャレ感、ゼロでしたけどね!! 明日は、ガーデンガーデンさんの花ライブ開催予定です。どうぞ、お楽しみに☆ 11月26日から一週間、一期家一笑のお誕生日会を開催します。お誕生日会というのは、ふつう誰かに開いてもらうもんもなんだろうとは思いますが、ぼくら、待つよりも、攻めるタイプなので、じぶんたちでやってみます! というわけで、スタートの11月26日には、「生まぐろの解体販売」、「アンジェリカさんのマロンパイ限定販売」、などを開催します。 この日は、ちょっと楽しみでーっす☆
2012年11月16日
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お寿司部門に移ってから、なかなか思うように上手くいかなくて、それが楽しくて、どんどんお寿司の魅力にのめりこんでしまっています。 今は、ぼくもこうして売り場の写真などをインターネットで公開しているのですが、あらゆる情報が容易に手に入るようになりました。 スーパーマーケットの特徴のひとつとして、売り場に行けば、そのお店の実力や、工夫していることは基本的には分かってしまいます。 なので、スーパーマーケット業界というのは、勉強熱心な方や企業は、店舗の視察を頻繁にしますし、他企業の優れた売り場を写真などで撮ったりして、自分たちの売り場に反映させる、ということもよくします。 でも、それは「 動機 」としては弱いんじゃないかなぁ、と思っています。 「 動機 」というのは、「動機が不純だ」などで使われる、動機のことですが、あらゆる物事で、もっとも芯となり、根幹となるのは、「動機」です。 「誰かが、こうした方がいいと言ったから、こうする。」とか、「あのお店の売り場はこんなんで繁盛していそうだから、こうする。」とか、「上司に言われたから、こうする。」とかって、動機として、どれもすごく貧弱に思えるんですね。 用は、動機に「じぶん」が入ってないんです。 それは、例えば、完璧ないい売り場が出来たと思っても、誰かがつくった、もっと完璧な売り場を見た途端に色あせてしまうようなものだと思うのです。 勉強することはとても大切ですし、ぼくなんか、ぜんぜん勉強してないのですが、何かをするときには「動機がなんだったか」を、忘れないようにしなきゃなぁ、と自戒を込めて書きました。 今日も一期家一笑にきてくれてありがとうございます。昨日、市民館祭りの会場にお寿司の配達をさせていただきました。お客様の生き生きとした姿と、お礼の言葉。充分すぎるほど満たされた、一日でしたね。
2012年11月05日
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「 うわっ!さむっ! 」 はい、正解。 まーまー、聞いてくださいなそこの奥さん。こんななめた言葉を書いたのですわね、今日の店長との雑談が発端なのです。 「 おい、ひろし。俺らが子どもの時分ってのはな、みんな貧乏だったけど、中食なんてモンは無かったから、家族全員で食うのが当たり前だったんだよな。それって今思うと、ちょっと贅沢なことだよなぁ。」とね。 僕はこと「 食 」について言いますと、「 何を食べるか 」よりも「 誰と食べるか 」の方が大切だと思っています。 しかしながら、じぶんの生活を振り返ってみますと、そんなん全然ちゃんとなんて出来ていないんですよね。 ぼくは今ひとり暮らしなので、朝も昼も夜も、ひとりで食べることがほとんどです。それを「 さみしい 」だとか思うことはあまりありませんが、それをさみしいとも思わないことがさみしいなぁ、とはすこし思います。 というわけで、質問。 「 明日、地球が滅亡するとしたら何食べたい? 」 たぶん、誰しもが一度は聞かれたり考えたことがあるであろう、この質問。 ぼくは、何でもいいんだけど、ひとりはやっぱりさみしいだろうなぁ、とちょっと思っています。 今日も一期家一笑にきてくれてありがとうございます。新米、はじまりました。今日から3日間、お米がお買い得でーっす。惣菜部門も新米に切り替わりましたよーっ。
2012年09月05日
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最近、仕事の話しをするとき「これからはたし算の時代になると思います。東北にはそのヒントがたくさんあります。」という事をよく言います。 じぶんの中でもまだうまく整理されていなくて、上手な言葉で説明することができないのですが、ぼくがこの「たし算」という考えを持つきっかけとなった文章を紹介します。 ちょっと長いのでお時間あるときにでも。 大量に複製をつくっていくという方法を、否定しているわけではないんです。 たくさんの人に、たくさんつくって、たくさん運んで、たくさん利用してもらうというやり方は、いろんなものをサービスを手に入りやすいものにして、多くの人が利用できるようにしてくれました。 タマゴや、肉、魚、野菜などをはじめとして、お医者さんにかかること、薬、旅をすることなども、こんなに誰でも手軽にできるようになったのは、「たし算」的なやり方じゃなくて、「かけ算」的な方法が発達してきたおかげだと思います。 ただね、「かけ算」がふつうになってしまうと、高くてもいいから大事に使いたいもの、だとか、一人の人のために、じっくりじっくりつくりたいとか、他の誰ともちがうようなものがほしい、とか、ひとつずつの「たし算」のような仕事のしかたが、なつかしくなるというか、そういうものがほしくなってきます。 おそらく、これ、買う、使う側だけじゃなくて、売る、つくる側にもそういう気持ちがあると思います。 昔々は、ほとんどのものが「たし算」的につくられていたんでしょうね。数多くつくるにしても限度ある量だったでしょう。たくさんつくるためには、人手を増やす「たし算」です。この方法を、いま実行するのというのは、ぜいたくです。 - 後略 - 『今日のダーリン』より- 一期家一笑のなかにも、このたし算的な商品はあります。バックシュトゥーベさんの石窯パンやポンデアスカルさんの焼きたてパン餅昌さんの和菓子などは典型的でしょう。 これらの場合、「稼ぎ」だって、ちゃんと成立します。 というような話しをですね、今日はベジモさんという若手有機農家のカツヨシくんとしました。 彼はものすごく元気で笑顔がステキで「たし算」的な発想を持っている素晴らしいひとです。 今日も一期家一笑にきてくれてありがとうございます。明日は午後5時ごろに宮城県気仙沼のソウルフード・気仙沼パンが入荷します。「気仙沼ではみんな「うしパン」って呼んでるの」って斉吉商店の和枝さんが笑顔でいってましたっけ。 http://plaza.rakuten.co.jp/pochikozu/diary/201203080000/(友人の日記です。もうすぐ一年ですねー。)
2012年03月08日
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今日の惣菜メニューのなかの一品。伊勢ひじきと人参を、エキストラバージンオリーブオイル、ニンニク、唐辛子でシンプルに炒めたお惣菜です。 マクロビオティックという言葉をご存知でしょうか?桜沢ユキカズさんや久志道夫さんという方たちが始めたと言われる考え方で、生活のリズムに陰陽の考えを取り入れたり、一物全体といって野菜などの皮を剥いたりせずに食べたりします。 ものすごーく大雑把に言ってしまうと、玄米菜食を食事の基本とする考え方です。 わたくし、何年か前にこのマクロビオティックの考えにはまりまして、2年ほど実践・勉強させてもらったことがあります。このひじきのオリーブオイル炒めは、そのころときどき作っていたメニューです。 ちなみに今はお肉も魚も卵も食べますし、しょっちゅうではありませんが、インスタントラーメンもマクドナルドも食べます。 お店でもプライベートでも「こだわらない」「とらわれない」「執着しない」 ことは心がけています。 いろんな考え方のかたがいらっしゃるでしょうし、ゆずれない部分をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。 でもぼくらは、あまり肩の凝らないスタンスでいきたいなぁ、と考えています。”ストイック”ってのが、どーも苦手でして・・・ 今日も一期家一笑にきてくれてありがとうございます。今週末の土曜日には、ガーデンガーデンさんの花ライブが開催されます。 ただ、「笑う」ってだけで解決する問題のどーんだけ多いことか。ちょっと言ってみたかっただけです。
2012年02月16日
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スーパーマーケットに行けば、四季を問わず何でも揃うようになりました。それは、おそらく進歩と呼べるものでしょうし、多くのひとや時代が望んできたから、小売業が一生懸命それに応えてきた結果とも言えると思います。 ぼくらは、想いや思想うんぬんというよりも、お店の規模がとても小さいので、正直言いましてあれもこれも品揃えしようと思っても出来ません。投資をして大きなお店を作れば可能なのでしょうが、それをしたいとも思いませんでした。 なので、わりと必然的に季節のもの、それは「旬」と呼ばれるものだったり、ひととの出会いなどによって偶然的に仕入れた商品で売り場が作られるようになります。 こちらは、正に出初めです。今シーズン初のお目見えとなった三重県産の生の小女子(こうなご)。関西地方では「いかなご」とも呼ばれ、これをつかった釘煮は春の訪れを告げる風物詩でもあります。 ここら辺では、唐揚げなどで召し上がるのがポピュラーです。 小女子の季節になると、このメニューがお惣菜コーナーに加わるので、これはぼくらもうれしいのですね。お店に出す前に、もちろん味見をするのですが、味見がそのうちつまみ食いになってしまうんですよ。そんくらいおいしい。 こちらも、たまにしかお店に並びません。 一期家一笑でも大人気の”あの”ケーキ屋さんの特製バウムクーヘンの切れはしをおすそ分けしていただいて、それをお値打ちにお出ししています。 これも、シェフとの偶然の出会いから生まれた商品で、バウムクーヘンを作るところを見学させてもらったときの会話から生まれた商品です。 何かと話題の酒粕。一期家一笑でもっともオススメしているのは銘酒・蓬莱泉で有名な関谷酒造さんの酒粕です。 こちらは人気があるため、蔵元さんにお願いしてもたまにしか入荷できません。今回はテレビなどで大々的に放映されたので、しばらくは品薄状態が続くかもしれません。 今回紹介させていただいた商品は、いずれもいつでもお店に行けばある、というものではありません。「均質」であることは重要だけれども、それだけが大切かといったらそうでもないような気もします。 さまざまな性格のお店があり、たくさんの選択肢の中からお客様が選ぶ時代です。その選択肢のなかのひとつではありつづけたいなぁ、と考えています。 今日も一期家一笑にきてくれてありがとうございます。明日は天然酵母の石窯パンの入荷日です。ところで皆さま。とよはし現代美術展は行かれましたか?今週末までの開催です。店長が座ってるこの”そら豆ベンチ”。ステキだと思いません?
2012年02月15日
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久しぶりにお惣菜について。 一期家一笑のお惣菜は、基本的にはじぶんたちも毎日食べるので、毎日食べても飽きないお惣菜を目指しています。 店長はよく「お母さんのつくったものは毎日食べても飽きないでしょ。それが目標です。」と言います。 一期家一笑のお客様は毎日来て下さる方も多いですので、あまり「こだわり」というものを前面に出しすぎてしまうと、すこし疲れてしまうと思います。そういう思いもありまして、お店の中でも、この日記でも、あまり原料や素材についての「こだわり」には触れてきませんでした。 まあ、その思いは今も変わらずなのですが、今日はお惣菜で使っている「しょう油」についてすこしだけ書かせていただきます。 一期家一笑のお惣菜では、しょう油は5種類のものを使わせてもらっています。写真の手前から、豊橋市小田商店さんの「丸大豆たまり」長崎県チョーコーさんの「超特撰むらさき」長崎県チョーコーさんの「超特撰うすむらさき」熱田区イチビキさんの「おさしみたまり」碧南市ヤマシンさんの「白醤油」の5種類です。 どのお醤油も、スタッフ含めじぶんたちで味見して、吟味して選ばせていただきました。それぞれ味わいはまるっきり違いまして、肉料理に合うもの、魚に合うもの、卵料理に合うモものなど使い分けています。 一期家一笑ではいろいろな料理に使う「たれ」も作ることが多いのですが、いちばん使用頻度が高いのが、写真いちばん手前の「丸大豆たまり」です。 実は一期家一笑から車で5分ほどの近所に蔵をかまえる小田商店さん。100年以上の歴史を持つ、素晴らしい醸造元さんです。 ぼくたちもスタッフ全員と蔵見学をさせてもらったことがあるのですが、何十年も使われている巨大な杉桶が整然とに並んでいる景色は圧巻です。 小田さんのしょう油は、実は昔から使っていたわけではありません。まさに「灯台もと暗し」なのですが、スタッフの判家さんから「なんで近くにいいお醤油があるのに使わないの?」という声がきっかけでした。 僕は、ほんとうに近くのものやことは見えてないことが多く、小田さんに伺わせてもらったときもそれを痛感しました。なんでもそうなのかもしれないのですが、遠くのものや手に入りにくいものは、よく見えてしまうんですよね。 小田さんのしょう油は、日本全国でも有数の料理やさんなどでも数多く使用されています。ここで名前は挙げませんが、たぶんどなたでも知ってるような名店の名前がごろごろ出てきます。 なにより、好みは当然あるでしょうが、一期家一笑の周辺のお客様(愛知県内くらいの範囲)であれば、きっと気に入っていただけるかと思いますし、お値段も決して高級品ではありません。ぼくらのお惣菜で毎日たくさん使わせてもらっているくらいですからね。 お店でも販売していますので、よろしければぜひぜひ。ご近所の方なら、蔵見学も可能だと思いますので問い合わせてみてください。 合名会社小田商店〒440-0093 愛知県豊橋市横須賀町元屋敷10532-31-8529 今日も一期家一笑にきてくれてありがとうございます。ひな祭りにバレンタイン。スタッフの中でもすこしずつ盛り上がってきています。9日にはベルカントさんの”生チョコ”が、13日にはボンとらやさんの”生チョコピレーネ”が入荷します。高橋シェフ、若女将、ありがとー☆
2012年02月07日
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工業の世界やアパレルの世界でも、生産拠点や工場はどんどん海外に移転するようになってきています。今や中国の生産力なくして日本のファストファッションは語れないでしょうし、工業分野はもっともっとずっと早くからBRICs(ブラジル・ロシア・インド・中国)やVISTA(ベトナム・インドネシア・南アフリカ共和国・トルコ・アルゼンチン)と呼ばれる地域の生産力に目を向けてきました。 では、食の分野はどうでしょうか。現時点(2011/09/19)で、国産品信仰は強くありますし、売り場にたって強烈に感じるのは多くのお客様が中国産を嫌うことです。 中国は一時、メディアでも大きく取り上げられたように、食品の保管や製造が乱雑だったり、日本の感覚では考えられないような事をして日本の消費者の信用を無くしました。そういったモノに対して、嫌悪感や猜疑心を抱くのは当然だとも思います。 そういった事も踏まえた上で、今回は「うなぎの蒲焼き」について思っていることを書いてみます。 一期家一笑では豊橋魚市場の前にお店を構える「中河商店」さんという所から主にうなぎの蒲焼きを仕入れています。一期家一笑では三河一色産のモノを指定して販売させていただいています。 今年はうなぎの稚魚が不漁で、国産うなぎの値段が高騰しました。例年よりも細い(脂がのっていない)ものが昨年より1割~2割以上も高い価格で取引されていました。 で、今年は一期家でも中国産のうなぎの蒲焼きをはじめて取り扱いました。結果は、全く売れませんでした。 今年に限って言えば、国産品のものより、形もよく、身が柔らかくて、当たり外れもありません。そして値段は国産品の約半値です。 中国では、日本向けの商品は、特に厳重に衛生管理がなされています。うなぎを育てる養鰻場から、捌いて焼いたりする加工場。中国の港から日本の港に着いて、そこから卸問屋さんに行くまで、何十もの厳重なチェックが入ります。養鰻場や加工場には日本の技術者が出向き、技術を教えています。 そして味なのですが、まずはたれ。これは日本人向けに、日本の商社が開発するので、美味しいと思います。うなぎ自体の味は、これは僕の主観ですが、今年は何十尾ものうなぎの蒲焼きを試食しました。国産品は、ものによって身が固かったり、旨味が少なく感じるものがあったのに対して、中国産のものは、品質はかなり安定していました。目隠しをして食べたら、間違いなく中国産のものの方が美味しいと答えると思います。 で、ということを店頭でお客様に表示したり会話したりしてもさっぱり売れないわけです。理由は簡単です。ラベルの所に「中国産」という表示があるからです。 食というのは、味覚だけではなく、情報や、安心感などによっても大きく左右されますからそれはそれでいいのです。 では外食に行ったときはどうでしょうか。ぼくらスーパーマーケット業界は魚に関して言えば、産地表示の義務があります。なのでそれは当然守るのですが、外食には今のところ産地表示義務がありません。 そうすると、スーパーマーケットでは安値でも売れない中国産の鰻が、外食分野では喜んでお客様が召し上がっているという現実があるわけです。(もちろん全ての外食がそうではありません。お気に入りのお店があったら聞いてみてください) これは何も外食分野がずるいだとか、お客様を騙しているとか、そんなことが言いたいのではないです。僕自身は、美味しいものをお客様が喜んで食べているんだから、それはそれでいいと思います。実際に中国産のうなぎは美味しいですから。 ただですね、店頭にたってお客様からの強烈な「中国嫌い」を目の当たりすると、違和感を覚えるのも正直な思いなのです。 まったくもってダラダラと書いてしまいましたが、今日はここまで。御意見、待っています。
2011年09月19日
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