育児論 いく☆なみ篇  『笑顔がいっぱい』

育児論 いく☆なみ篇  『笑顔がいっぱい』

母乳育児の話 4




今回は完母で頑張ろうと決めたころに遡って書くことにします。


ミルクをやめて、母乳だけで育てようと決めた頃の私は、果たしてこれが正しいのかと揺れる毎日でした。
この頃、ベビースケールを買ったばかりだったので、神経質に授乳の度に息子を乗せて測ったりしていたものです。
朝は良く出るので120~140cc。
でもだんだん減ってきて、夜になると60cc。
寝る前は、(私が)お風呂からあがってちょっと回復しているので、70~90ccくらい。

ミルクの缶を見ると、この月齢ならもうちょっと飲ませないと、と思えるくらいの少なさ……。
本当に大丈夫なんだろうか、泣いている子にミルクを与えないなんて酷い母親なんじゃないだろうか………。
毎日自問自答していました。
もうすでに完母で頑張ろうとした決意は揺らいでいたのです。


そんな私を支えてくれたのが、はじめはミルク支持だった旦那でした。
あんなに母乳のみでやっていくことには反対していた人なのに。

「母乳でがんばろうって決めたんだから頑張ろうよ」
私が弱音を吐くたびに、こう言って励ましてくれました。
出が悪く、つらかった約3ヶ月を乗り越えられたのは、彼のおかげだと思っています。
アリガトウm(__)m



そういうわけで、母乳でがんばろうと決心したものの、やはりはじめは出なかったんですよね。
ひたすら頻回授乳です。
とにかく泣いたら飲ませる、一日何度でも時間を気にせずに。
時には片方で40分もくわえていることもありました。
一日中おっぱいばかりあげていて、肩はこるし他の事は何もできない状態でだんだんストレスも溜まってくるのでした。


そんな私でしたが、頻回授乳を繰り返すうちに次第に出るようになっていきました。
もうすぐ息子は3ヶ月になろうとしていました。


この頃、はじめて桶谷の母乳育児相談室に行くことになったのです。
きっかけは予期せぬおっぱいトラブルでした。
片側の乳首がものすごく痛み出したんですよね。
息子がおっぱいを吸いはじめると、飛び上がるほど痛かった。
飲んでいないときでもチリチリチリチリ痛みが引かない……。
そんな状態が1週間ほど続き、自分ではどうしようもなくなって桶谷の母乳育児相談室を訪ねてみることにしたのです。


痛みの原因はおっぱいの詰まりでした。
乳管がうまく開いてないため、循環が悪くなっていたようで、古いカスがたくさん溜まっていたようなのです。
先生の手技を受けて、それらを少しずつ出していただきました。
これが、おもしろいようにピューピュー出たんですよね。
え?これが私のおっぱい!?すごい、こんなに出るなんて!!!
と思うほど、飛びまくっていました(^^;)


最初は症状を回復するために、なるべく間隔を空けずに3回くらい詰めて通ってください、と言われました。
そして通ううちに痛みが抜けたのです。
やっともとのおっぱいに戻り、しかも乳管も以前よりたくさん開いたために良く出るおっぱいになりました。
それから、週に1回通うことなったのです。


桶谷。
母乳育児をするママなら、一度は耳にしたことがあると思います。
私も電話で相談したこともあったほどですから、以前から名前は知っていました。
でも通うようになるとは思っていなかったんですよね。
痛いイメージと厳しい食事制限のイメージがあったので。


ところが、桶谷のマッサージは全然痛くないのです。
それどころか、とっても気持ちがいいんですよ。
例えるなら、悪いものが体から排除されて体がスッキリするようなイメージでしょうか。
マッサージを受けている間は、心身ともにリラックスできる、という感じです。
もっと解りやすく言うと、おっぱいのためのエステと言い換えてもいいかも知れません。
とにかく、母乳にトラブルがある、出が良くない、などのお悩みを抱えている方には一度足を運んでみてはいかがでしょうか。



と、こういうわけで、息子が100日を迎えるころには、なんとか私のおっぱいも軌道に乗ったのです。
おっぱい、おっぱい、おっぱい……とおっぱいノイローゼになりそうだった私でしたが、こうしてやっと暗くて長かったトンネルを抜け出すことができました。


よく、母乳は100日で軌道に乗るという話を聞きますが、私も例に漏れずその一人でした。
もちろん、桶谷の効果なくしてはありえなかったと思いますよ。

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