踊るムスメとチョコレート、そして夫との日々つれづれ日記

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タレント・島田律子さんとの出会い


元スチュワーデス、某素人参加トーク番組で芸能界デビューされ、日本酒や美容、恋愛感、旅などなど様々な分野でエッセイを書かれている方です。

その方が書かれた本「私は逃げない・自閉症の弟から教わったこと」を出版された時、母が役員をしている自閉症協会千葉県支部主催で島田律子さんの講演会を催すことになり、参加する機会がありました。

その当時、私は1年ちょっと外国生活をし、親からも離れた生活をしたので、大部自分について、自分の家族について見直す機会が取れることが出来、今まで重度の自閉症である兄からも、自分の家族からも逃げていたことを反省していた時期でも
ありました。

年齢時には島田さんと私は6つほど開きがあるのですが、お互いの家族が社会的に自閉症への差別、偏見が強く、障害児の受け皿のようなもの(学校、施設、専門家など)がすべてが揃わず、育っていない状態で本当にどの道を毎日進むべきなのかわからない苦しい毎日を過ごしたことには違いがありませんでした。

ただ「障害児をもつ家族、そして本人」にはスポットがようやくあたるような最近ですが、「障害者がいるきょうだい」について理解されることがまったくありませんでした。
つまり一言で言えば、「障害者の子供」が中心に回ってきた家族で、そのきょうだいについてはないがしろにされる、人権があるようでないに等しいような、つまり
「不完全機能家族」の中で消されて、犠牲になって育てられるという背景を誰も
言わずにきた、言えずにきたと言えば良いのでしょうか?

島田さんに本を読んで、またお知り合いにもなり、やっと成人して、大人になって本来の自分に向き合えるチャンスも頂けたのだと実感しています。

こんな私のような人間は「アダルトチルドレン」というのだそうです。
「アダルトチルドレン」でずっといたいと思いません。
専門家の力、家族の理解を得て、「本来の自分」を取り戻すことに頑張ってやっていきたいと思います。














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