一人で行っちゃえソウル(2004.8.14)



ユジン宅にはクーラーがナイ。
しかし、bong。はクソ暑い部屋で寝るのが生き甲斐なので
ソウルの熱帯夜なんて屁のカッパだと豪語して寝たのに、
朝起きたら『さぶっ!』
開け放していた窓の外を見ると、シトシトと雨が降っておりました。
今日は、江華島に行くのにぃぃぃ~~★

遠いから、早く行こうねってユジンが言っていたので、
私は早々に準備に取りかかりましたが、夫婦は一向に起きて来ない。
わざと、物音ガンガン立ててやりました。( ̄∀ ̄*)クスッ
朝食はフルーツと『ミルカル?』というシリアルの箱底に残る粉
みたいなヤツを牛乳で溶かしたもの。
味はまさに『シリアル味の牛乳汁』。
香ばしくて美味しかったけど。
するとチュンサン、いきなり玄関へダッシュする。
何事かと思ったらクリーニング屋さんが集配に来た模様。
つか、呼び鈴も鳴ってないのに、ナゼ分かるっ?!(`□´;)
自分のスーツと妻の洗濯物をサッと出して、また何事もなかった
ように食事。よう出来た旦那やぁ~~。

『早く出よう』って言ってたのに、結局出たのは9時★
アパートの駐車場に降りて、車まで行ったらビックリ仰天!
ビッチリと車が満車御礼。身動きが取れないほどに。
彼が止めている場所自体、駐車場ちゃうし!
(韓国都心部は駐車場不足。車庫証明ナシで買えるのも原因?)
すると旦那、よそ様の車を押そうとする。
『動くわけないやん!』って思ったら、これまた仰天!
スルスルと動くのよ!!!(`□´;ノ)ノショエー
そしてパズルでもするかのようにドンドン動かす。

<韓国人の珍常識1:駐車時、サイドブレーキは引かない。>

しかし、どう見ても意味のないよけ方である。
見かねたワタクシ、チュンサンに指示を出して自らも押す。
『日本じゃ、あり得へんー!』と叫びながら押しましたさ。
『アイゴ!bong。ちゃん、ヘラクレス?!』と驚かれました。
ユジンはもちろん・・・見てるだけ。お嬢めっ!

やっとのことで出発。フゥ~;
一路、仁川方面へ車を走らせる。
漢江を横目に、快適なドライブがしばし続く・・・はずだった。
どうも奴等、道を知らない模様★アンド、

<韓国人の珍常識2:地図の見方を知らない(爆)>

チンプンカンプンなユジンから地図を取り上げ、現在地を確認して
『次の○○橋を渡って!』と指示を出す。ハフゥ~;

『bong。ちゃん、あそこが○○だよっ♪』
『bong。ちゃん、あのビルラは超高級なんだよっ♪』
『あぁ~そうかい』『へぇ~そうかい』と、適当に相づち打ってる
うちに、江華島の傳燈寺(チョンドゥンサ)という寺に到着しました。
(所要時間2時間)
雨も上がり、太陽も出てきて良い感じ♪
山頂の寺まで、エッチラオッチラ登ります。かなり急な坂道です。
道中には野菜や唐辛子を売るハルモニ。食事処。射的場。
ゴザを敷いて休憩しているアジュンマ達。
鬱蒼と茂る木々の中を歩くのは、エエもんです。マイナスイオン浴。
途中、入場料を払います。大人1人1500Wだったかしら?
そこから、さらに山道を上がって行くと、途中にド派手な色した
マニ車のデカイ版があって、子供達がグルグル廻しています。
これを廻せば、お経を読んだことになるってヤツです。
エエ、もちろん私も廻しました。
子供達にガン飛ばして (▼◇▼)ノどけやっ!
急階段を登り切った所に、やっと寺がお目見えです。
色鮮やかな建物と、中に鎮座するこれまた鮮やかな色づかいの仏像達。
夫婦そっちのけで境内を駆けずり回りました。
へ(`Д´ )ノいやっほぅ~♪
トイレの表示がおもしろかったです。
ハングルで『ファジャンシル(化粧室)』、漢字で『解憂所』。
一瞬、『憂』が『糞』に見えたのです・・・(≧∀≦)ノ))ギャハハ

次なる目的地は席毛島に渡る為のフェリー乗り場。
行く途中で海水浴場があったので、ちょうどお腹も空いたことだし、
立ち寄ることに。(すでに14時)
コッケタン(華蟹湯)という辛い蟹鍋を頂きました。中サイズ5万W。
蟹の時期ではありませんでしたので、少々小さい蟹さんでしたが、
身は甘くて、スープがウマイぃ~♪
私、ゴハンを2杯も頂いてしまいました。
店主のアジョッシに会計の時に笑われました(恥)

車を店の駐車場に残して、ビーチの方へ行ってみることに。
・・・潮引きすぎっ!波打ち際遠っ!砂浜ちゃうし!泥やし!
子供も大人もドロドロになって遊んでました。しかも服のまま★
韓国人の肌の綺麗さは、このミネラルたっぷりの泥遊びにも起因
するのでしょうか?水着を持参しなかったことを悔やみます。
私も、靴を脱いで波打ち際まで行ってみることにしました。
ユジン達も、私が行くので仕方なくついてきました(笑)
やっとの思いで波打ち際へ行くと、何やら放送で叫んでいます。
皆、一斉に戻って来ます。どうやら、満ち潮の時間のようです。
スゴイ早さで潮が満ち出し、恐怖です。
何て危険な海水浴場なんだ。( ̄□ ̄;)汗
洗い場等がちゃんと設置してあり、キャンプも出来ます。
次回はゆっくりと泥にまみれてみたいと思います。

江華島、なんだか淡路島みたいです。そして、ド田舎です。
見渡す限り、田んぼ、家、田んぼ、田んぼ、家・・・
トラクターがワガモノ顔で走ってます。
農家の軒先には稲ではなくて唐辛子が干してあるのが韓国ぽい。
民宿もたくさんあるので、泊まりで来てみたいもんです。
韓国伝統家屋作りから、おしゃれなペンション風まで様々。

フェリー乗り場についた頃には、もう16時前でした。
席毛島は映画の撮影地として使われた場所だとか。
30分に1本の間隔で出航していますので、船を待ってる間に
船着き場へ歩いて行ったら・・・係員のアジョッシに怒鳴られました★
『危ないから、行くなーーーー!!!!』と、放送で(爆)
船に車ごと乗り込み、いざ、出航~~20分の船旅です。
ちなみに、島のむこうはすぐ北朝鮮です。
脱北者でも拾ったらどうしましょう?
島に渡ると、スゴイ悪路。パリダカールラリーですか?
チュンサン、新車を気遣ってスゴイ安全運転。後続車に大迷惑です。
席毛島、江華島より田舎。
田んぼ、田んぼ、田んぼ、家、田んぼ・・・
そして、全ての家が民宿の看板上げてる勢いです。棚ボタ方式?

少し走ると、普門寺(プムンサ)という寺に着きました。
先に行った傳燈寺もそうでしたが、駐車場から寺までは店があって
賑わっています。こちらは入場料大人1人2000W。
そして、またスゴイ坂道です。
4人乗りの乗用車が上れずに落ちていきました。さようなら。
境内に着くと、素晴らしかったですよぉ~!
山裾に立派な本堂と鐘。すごい極彩色です。
そして、岩盤をくり抜かれて作ったと思われるお堂。
岩盤の中のお堂は、なんとも神秘的な雰囲気です。
薄暗い中に、翡翠でしょうか?
乳白色の仏像が蝋燭の火に照らされてたくさん並んでいます。
そして、ここでも・・・怒られました★
お堂の中を撮してしまったんですね~
アジュンマに怒鳴られましたね~
ユジンに『今度からは、私に聞いてからにしなさい!』って
言われちゃいました。テヘッ
お堂内で写真撮っちゃイケナイって、常識でしたね★
ユジンがかなりヘバってたので、早々に下りることにしました。
後から分かったんですが、本当は本堂の横にある階段を更に上がると、
岩盤に彫られた仏様が見れたんです。
アンドゥ~、ここの境内から見る夕日も綺麗だそうです。残念無念★
私はまだまだ元気イッパイなんですが、夫妻はヘトヘトの様子。
フェリー乗り場へ引き返し、江華島へ戻りました。

夕食は、ちょっとオシャレにバーへ行こうとのこと。
『そこ、海鮮トッポギが美味しいんだよ♪』
・・・バーなのに、トッポギですかぃ??(`□´;)
蚕室方面へ走ります。
辺りはすっかり暗くなって、漢江沿いは綺麗な夜景が広がります。
が、またココでもトラブル発生~

<韓国人の珍常識3:店の場所を把握してなくても行ってしまえ>

友達に電話したり、道行く人に聞いてみたり、やっとのことで店に到着。
漢江沿いに建つビルの5Fにある、『GOUDY』というバーです。
店内はソファ席で、窓の外には漢江、対岸にはシェラトンウォーカー
ヒルが燦然と輝いています。
ウェイターも男前♪ウフ( ̄∀ ̄*)
客層も、若いカップルや女性グループです。
だけどフードは『海鮮トッポギ』『プルコギ定食』『トンカツ』(爆)
運ばれてきた料理にもビックリ。
四角い定食屋トレーに乗って、みそ汁・ごはん付き!
しかし、何だかホッとしますな。
お味も美味しかったですぅ~満足♪
そして、サービスでソフトドリンクとデザートが付きます。
デザートはトーストに生クリーム天こ盛りと、フルーツ(プチトマト入り)。
これは本当にデザートの部類なのかっ?!
違うと思うぞっ!ヾ(`◇´#)ノ
出るときに、アジュンマ軍団が入ってきました。

アジュンマA:『いっやぁ~エエ店やんかいさぁ~眺めもエエしぃ~オシャレやしぃ~』

アジュンマB:『ホンマやホンマや!ちょっと兄ちゃん!眺めのエエ席どこな?』

アジュンマC:『あ!あこがエエんちゃう?!ほら、今空いたとこ!あこにしょ!』

アジュンマD:『ちょっと!早よ片付けたってや!』

bong。の妄想では、↑って感じです。
大阪のオバチャンかと思いました。


そんなわけで、大満足の1日でございました。




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