インコアパートの管理人

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初代ちょこぼの思い出



ちょこぼちゃん

初代ちょこぼはそらと一緒にお迎えしました。
まだ羽も生えそろっていない、おちびさんでした。

雛時代

とにかくよく鳴き、まさしく「チョコボ」(ゲームFFに登場するキャラ)のようにちょこまかちょこまか動き回り、元気というか、落ち着きのない子でした。

そんなちょこぼも大きくなるにつれ落ち着いてきて、手にもおとなしく乗るようになりました。

首かしげ

ところが、ある日尾羽がごっそり抜け、ラブバードのような姿になってしまいました。そらちゃんの痩せも気になっていたので、市内の動物病院に連れて行きました。そこでは栄養状態が悪いのでは?ということで、詳しい検査はしてもらえませんでした。

あまり納得できなかったので、鳥も診てもらえる市外の病院も探し、連れて行きました。今度は羽と糞の顕微鏡検査があり、「ダニなどはいないようだが、コクシジウムがいる」とのことで、投薬が始まりました。

お薬

2ヶ月ほど投薬し続け、コクシジウムはだいぶ減ってきたとのことでしたが、ますますおとなしく、しかも毛並が悪くなってしまったちょこぼのことがいつも気にかかっていました。

急に冷え込み始めた10月なかば、ぷくぷくにふくらんでじっとしていることが多くなったちょこぼ。まるでぬいぐるみのように、愛くるしくいとおしい姿でした。この頃は肩に乗るのが好きで、首筋にぴったりと寄り添ってきたものです。

寄り添うちょこぼ

そして10月24日の夜。あまりにも急激にやつれてしんどそうにしているので病院に連れて行かなくては、と思い、鳥専門の病院はないかと(通院していた病院は総合病院だったので)ネットで探していた最中、背後で「あっ、ちょこぼが!」という旦那さんの声。見るとちょこぼがひっくり返っていました。
私の手に乗せ、旦那と二人「ちょこぼ!ちょこぼ!」と声をかけ励ましました。足の自由がきかなくなり、それでも時々翼をバタつかせ、必死で生きようとするちょこぼ。生きたい、生きたい!もう一度飛びたいんだ!そう言っているようでした。
生かしてあげたい。けれど何もしてあげられない自分たちが悔しく、胸が締め付けられ、みるみる目の前がかすんでいきました。

最後まで自由のきかなくなった小さな体で必死で生きようとしたちょこぼ。
ちょこぼは私と旦那さんの心の中で生き続けます。

はみはみ


※後で知ったのですが、セキセイインコからコクシジウムが検出されることはないという話です。


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