tragical personality


僕の視界に広がる世界と、君の視界に広がる世界は、まるで違っていることに。
僕は君の後ろ姿をただ見つめていました。
でも君を正面から見ることはできなかったのです。
それが僕の最大のミス。
僕と君は、人間なんです。

本当は薄々わかっていました。
信じたくなかった。ただそれだけなのです。
君が絶対であることが、僕を支える術でした。
でも、それも終わりです。
君は、失脚する。僕は、変化する。

僕だけが気付いていたということが、いちばん残酷です。
僕にしか見えないから、なんて、思いたくなかった。
僕にしか見えなかった。
君を見る人は、僕だった。

君は枯葉になる。
僕は冬へ向かう。
フリムカナイ。
ゆっくり、進む。コツ、コツ、コツ。

来た道をやり直すことはできません。
でも、忘れないで下さい。
戻ることはできなくても、どこにだって進めるということを。

03,09,08

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