『ナイトフライト』。


ひとつの意思を持って動めいている。

車が細胞内を流動し、
生を示している。

灯り、消える、点。
脈打つ。

僕は母体の中で、
ごぉーという音に安らぎを覚える。

僕はやがて産み落とされる。
僕は、どんな細胞内組織よりも、小さい。
けれど、機能を、持つ。
僕もひとつの巨大な生命を動かすこととなるのだ。

無自覚に。



僕は生まれ出る前に、泣いた。
静かに、でも確かに、泣いた。


07,07,10

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