猪木魂

猪木魂

オーストラリアのイタリアン家族1



 彼らとの馴れ初めは、私が大学○年生時、親がホストとなり、彼らの息子をあずかったことに始まります。
私は小学校の頃より、外国の文化、外国人にとても興味がありました。
外人がいると、交流をもちたくてしょうがないです。
学生時代、滅多に帰省しなかったが、プロレスとかそんな時は帰りました。
彼に初対面の時は、浜松アリーナへ友人と一緒に行く途中、実家に寄った時です。(なんか必ず、プロレスがかかわるでしょ。)

 当時彼は18歳位だったと思いますが、初対面してから何日かして、冬休みだったと思うが、私は実家に帰りました。(彼に会うのが目的。ノットホモ。)
日本人には消極的な私も、外人には常に積極的です。
すぐに打ちとけ、(彼自身も親の世代の人間ばかりは飽き飽きしていたよう。)毎晩のように酒をガンガン交わしました。
滞在中、当然日本のプロレスも見せ、(UWF、FMWが中心)WWFとのプロレス文化の違いを徹底的に叩き込みました。
日本では猪木さんが神様であると教え込み、常にミスターイノキと呼ばせました。
楽しい時は過ぎ、彼は帰ることとなりました。
卒業旅行では、俺がそっちへ行くよと約束して。

 数ヵ月後、私とその時浜松アリーナに行っていた友人とともに、3週間だっけかな?オーストラリアに行くことを決めました。
その時は、初の海外旅行、今思うとかなりもったないこともしました。
当時Aドル=約100円、二十万位日本で換金してから行きました。
全く素人でしたね。
買い物ツアーに行くわけでもないのに。
帰ってきたときはほとんど金は使わず、再度換金して3万くらい損しました。
まあそれがその後のいい勉強になりましたが。

 最初の海外旅行がツアーでなかったのも良かったです。
彼らの住居は、皆さんご存知のメルボルンから車で二時間ほど南西に向かうコロンブラという田舎町。
メルボルン市内では、いきなり車でのトラブルで彼らがいきり立ち、ケンカになるのではないかと思いました。
町に着き、その晩はチャイニーズレストランへ招待されました。
自己紹介の場でジャパニーズジョークのつもりで息子のことを「You are fu○k’n ○○!」とやってしまったから、周りは一瞬にして引き、次の瞬間怒鳴られました。
(○○君、日本滞在時は笑ってたじゃない?)と思いましたが、最初に「fu○k」は使ってはいけない言葉だと知って良かった。

 現地では基本的に異国の人との触れ合い、これがメインでしたね。
色々な人と会わせてもらったし、当然彼らの私に対する熱いハートも感じました。
一番学んだのは、愛国心。
私の会った多くの人はイタリアからの移民。
ナショナリズムがすごい。
何でもイタリアがナンバーワン。
サッカー見るときも熱い。
大勢で集まって大騒ぎ。
ユベントス派とACミラン派に分かれて。
その後も、色々な人に会ったが、欧米の人たちはナショナリズムが凄い。(今は当然のことと思っている。)

 当然観光にも連れて行ってもらいましたが、人との触れ合いが一番でした。
もてなしはホームメイドワイン、サラミ。
自分で豚を買って殺して作るんですねえ。(なぜかムツゴロウ調?)
これが最初はまずいと思ったのですが、今また食べたい。
でもまずいでしょう。
FOSTARSという現地のビール、日本でも購入可。
美味しかったです。
このビールかホームメイドワインでしたね。
エスプレッソ知ったのもこのときです。
彼はメルボルンの大学へ行くことになっていた。
彼の姉とメルボルンのベットタウン?に住んでいて、そこにも何日か泊まった。
やっぱり、電車は日本のレベルでは考えられないくらいいい加減でした。
その大学へいつも一緒に行った。
授業は受けなかったので、我々にはフリータイムがある。
メルボルンに行くと、真っ先に日本食屋にいったものです。(大丸がある。)
カップラーメンが恋しかった。
かなり高い。
納豆も冷凍で売っている。
迷わずゲット。
「コアラのマーチ」はオーストラリアンに好評。
それからCD屋に行ったり、洋服屋に行ったり、プロレスグッズを探したり。
このときの滞在の話は尽きないのですが、その後二度目の訪問をしたのです。

 私が二度目の訪問をする前に、彼の両親が今度はこちらに来ました。
妻と結婚前に来ました。
妻を紹介すると、大変喜んでくれました。
そして妻と一緒に今度はもっといい計画を練って、オーストラリアへいこうと決めました。
(しかしながら、リアル新婚旅行はアメリカ。単純に楽しみたかった。ロス→アナハイム→ラスベガス→サンフランシスコ→ハワイ)
二度目の新婚旅行で行こうと。
その後もイタリアンの両親は、もう一回来ています。
その時のエピソードは省きます。
さらに、彼の姉も別の機会に1人で来ました。
このときも楽しかったなあ。

 一度に打ちきるのは大変ですので、次に続くとさせてください。




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