2009年05月03日
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意味不明のタイトルですが…

行って来ました!! 東京国際フォーラムで開催中の「ラ・フォル・ジュルネ」

ドンヒョクの生音を拝みに…音も姿も拝んできたぜ!! いえーい(ちょっとハジけ気味)

1曲目:ケンプ)フルートとチェンバロのためのソナタ
       変ホ長調BWV1031
2曲目:ブゾーニ)コラール前奏曲「目覚めよと呼ぶ声あり」BWV645
3曲目:ブゾーニ)コラール前奏曲「主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ」BWV639
そして! 4曲目:ブゾーニ)無伴奏ヴァイオリンパルティータ
             第2番ニ短調BWV1004よりシャコンヌ


おおー笑顔♪ わりにブスっと出てくる印象があったから、まずこれでもう嬉しい♪
お辞儀も丁寧じゃない~、全然態度悪くないじゃない~、と授業参観の母のような気持ちで見守る…(おせっかい)

1曲目を演奏してすぐに下がったドンヒョクくん。

1曲目は、ドンヒョクくんにしては、何となく不安定というか、元気ないというか、迷いがあるというか、プログラムはじめの曲だから調子あがんないのかな? という印象を受けたので、恐らく本人も何かの切り替えのために下がったのかなーと思いました。まさかピアノの中に調律器具が?笑 
私の前に座っていた女の人が、1曲目終了直後に「調子悪いんじゃない?」と言ってたので、「ヤバいぞドンヒョク!! どうする、こんな感想が客席から~ またネットでいろいろ書かれたらイヤ~!!」と、またしても母のような気持ちでいたら、また出てきて2曲目。

そんな感想なんか有り得ないような、スゴイ音の2曲目でした。
1曲目が序走だとしたら、2曲目は急上昇で完全にその世界を自分の手に入れたというか。

息もつかせず、3曲目。

須賀敦子さんの文章でとても感じが伝わるなぁと思うフレーズに「息をつめて(本を)読む」というのがあったのですが…

まさに 息をつめて聴く演奏でした。 

3曲目は、音の一つ一つが静謐…と言えばいいのか。



ピアノが、鳴り響いて鳴り響いて、そのまま砕けるんじゃないかと思った。
そして、突き刺すような、でも大きなうねりのような音の中で、ドンヒョクくんの白い手が、ひらりひらりと舞っていました。

本当のドンヒョクくんのナマの音の中にいると、あの表情(笑)とか、身体の動きとか、総てが必然なんだってすごく素直に思える。

(私はかなり目が悪く、メガネもあまり度があっていないので、残念ながらあまりよく表情が見えなかったのですが、必死に見てました)

4曲目が終わって、全部出し切っちゃったみたいで、お辞儀も始めよりフラついてた(笑)


だって、あの音なんだもの。魂抜けちゃうかもしれない…

すみれさんがおっしゃっていたのですが、涙を拭きながら演奏をしていたと!!

私は汗なのかと思っていたら…

でも、涙が出るような演奏だった。だって聴いてるほうも涙出ちゃったもの。

そこまで入り込める、ドンヒョクくんってすごい。(月並みな表現だなぁ)

ドンヒョクくんのバッハを聴くと、どうしてもドンヒョクくんがどんなふうにバッハを理解し、その感情を受け止めて、自分の中で構築して物語としてピアノの音で吐き出しているのかを知りたくなる。そのために、バッハの曲についてももっと知りたくなる。

ショパンの曲よりも、その傾向が顕著なのはなぜだろうか…

ショパンは、わりと聴いたまま、感じたままでわかるような気がするが、バッハはそうじゃないからかな。ドンヒョクくんの感情や彼の歴史(ドンヒョクくんの人生ってこと)が、バッハのほうが演奏に反映されているような気がするからか。

余談ですが、1曲目で「調子悪いのか」って言っていた前の席のお姉さんも、4曲目の終わりにはスゴイ拍手で、心持ち身を乗り出してました(笑)

アンコールにも何度も出てきてくれて、そして、ゴルドベルグのアリアを弾いてくれましたああああ!!

きっと、彼自身も会心の演奏だったからこそ、アンコールにゴルドベルグ弾いてくれたんだろうなって、とても嬉しかったです。

ドンヒョクくんと、その音を同じ空間で共有できる、この幸せ。
そしてその演奏は、演奏者にとっても(恐らく)素晴らしいものだったのではないかと思える幸せ。
もちろん、聴いているほうはもう…素晴らしいなんつーことばでは言い表せませんでした。

そして~♪
その音をすみれさんとも共有できた、このシアワセ♪
初めてお会いするのに、全然そういう感じしなくって、ほんとお会いできてうれしかったです。
すみれさんは、とってもすみれさんらしいかたでした。
一緒に、ビール飲んじゃったし~♪
酒好きの私としては、ビールをご一緒できたっていうのでさらにうれしい♪

帰り、夜空に光る月を見ながら「ドンヒョクくんも見てるかしら…」と、ついつい思ってしまう、満足至極なだーまだむなのでした…

が、

もっともっと、ナマドンヒョクを聴きたい!!

という気持ちもムクムクと芽生えております。また、来日してね~っ!!

最後に…すみれさんもおっしゃってましたが、ホントにドンヒョクくんはヒョロヒョロです。
ジャコメッティの彫刻がピアノ弾きに出てきたのかと思いました(笑)
はー、笑顔が可愛かったわ。





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最終更新日  2009年05月04日 00時03分55秒
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