離婚後



実家へ帰って1週間。
毎日泣いていたので気を紛らわそうと思い、とらばーゆで
見つけた会社へ面接。
当時はまだ、専業主婦だった私にも仕事が見つけられる時だった。
(今だったら仕事ないだろうなぁ)

まだパソコンが普及されていない頃、キーボードだけはローマ字
入力が出来たので、仕事があった。

出向で大手企業の支店での端末入力の仕事だった。

28歳で初めて社会人になったような私。
若い女の子がたくさんいた中で一番年上だった。
けれど、所帯くさいところが返って重宝された。

初めての就職のようなものだった。
けれど、毎日泣きながら仕事をしていた。

もしかしたら旦那が迎えに来てくれるんじゃないか・・・
やり直そうと言ってくれるんじゃないか・・・。

そんな期待は無残にも消され、付き合っていた女を家に連れ込むように
なったと義父から聞いた。
義父も寂しそうだった。
私がいなくなってから元気が無くなったようで、半年後に他界した。

義理の姉から電話があり、旦那の顔は見たくなかったけれど、
お世話になった義父に最後のお別れで一晩住んでいた家に
いさせてもらった。
旦那以外の親戚、義理の姉は喜んでくれた。

実家へ帰って3ヵ月後、自分で離婚届を出しに行った。
旦那が出しに行くのはプライドが許せなかった。
旦那の用意した離婚届ではなく、自分で用意した離婚届けに
印をしてもらった。

一晩寝ずにお線香を絶やさないようにして、明け方、仕事があるので
車で実家へ帰った。
眠いはずだったのになぜかすっきりした気持ちで、
吹っ切れたような気がした。

それからは泣く日が少なくなった。

職場も楽しくて、土日の休みがいらないくらいだった。

ある日、従妹が遊びに来て、一緒に食事に行った時の事。
従妹は20くらいだったかな?
「おねえちゃんはいいなぁ。
普通は1人の人と結婚したらそれで終っちゃうけれど
おねえちゃんは2人の人と結婚できるんだよ。」
可笑しな発言だったけど、なんだか気持ちが軽くなった。

それと、職場のイケイケな女の子に、「私、バツイチなの。。。」と
暗く言ったら「カッコイ~!!!」と言われた。

カッコいいとは思わなかったけれど、
バツイチでも肩身が狭い時代じゃないんだなぁ。と実感した。





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