inti-solのブログ

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2010.11.15
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カテゴリ: 音楽
先日、当ブログの常連である楚星蘭三さんから、「母をたずねて三千里」のオープニングテーマ曲についてコメントをいただきました。




で、この曲ははっきりとフォルクローレを意識した曲調ですけれど、実はその他にも、何気にケーナが使われている日本の曲は、実は結構あります。



ケーナが出てくるのは0.35あたりから
「風の谷のナウシカ」は誰でも知っているアニメだし、このメロディーもよく知られているはずですが、このアレンジは知らない人が多いかも知れません。映画のBGMではなく、その前に発売されたイメージアルバムに収録されています。でも、映画にも一瞬だけ使われていますけど。
しかし、ナウシカの音楽の中でもおそらく一番知られていないアルバムですが、探したらやっぱりあるんですねえ。YouTubeには恐れ入りました。

宮崎アニメ(久石譲)の音楽からもう一つ

http://www.youtube.com/watch?v=oQcTgz1p0Ik

「もののけ姫」のBGMの一曲です。タイトルのとおり、映画の前半、主人公アシタカが生まれ故郷の村を離れて西に向かう場面に流れます。(残念ながら、2019年現在はフルートを使ったバージョンしかYouTubeに上がっていないようですが、劇場版のBGMに使われた音源はケーナです)
ナウシカときは私はケーナなんて楽器は知りませんでしたけれど(公開当時高校2年生)、この曲は、映画公開当時「この音色は多分ケーナ、だよなあ・・・・・・、誰が吹いているんだろうか」と思った記憶があります。

旭孝さんという方 です。本職はフルート奏者なのですが、ケーナ、篠笛、明笛(中国笛)、オカリナ、リコーダー、ティンホイッスル、ファイフ、パンパイプ、およそ「笛」と名の付くものなら何でも演奏するようです。

更に探していくとアニメ以外でも何曲かありました。
海援隊の「思えば遠くに来たもんだ」



チャゲ&飛鳥「万里の川」

http://www.youtube.com/watch?v=tQ8cPIG5O74

これは、前述の旭孝さんのサイトで「この曲でケーナを使った」という記述があったので知りました。(ケーナを使っている音源は2019年現在は発見できませんでした)

一方、サンポーニャとなると、ケーナほどに使われている例が多くないような気がします。でも、最近サンポーニャ奏者の瀬木貴将さんが広範囲で活躍しているので、耳にする機会が増えてきました。テレビCMなどでも「あ、サンポーニャ」と思うことが時々あります。
有名どころでは、ポルノグラフィティーの「アゲハ蝶」があります。



(動画ではサンポーニャの音はするものの奏者は見当たりません)
この曲も、「母をたずねて三千里」ほど明確ではないですが、断片的にフォルクローレを意識したと思われるフレーズがありますね。そのためにサンポーニャを使ったのでしょう。「母をたずねて三千里」が1970年代のフォルクローレのイメージなのに対して、こちらは現在のフォルクローレのイメージです。吹いているのは瀬木貴将さんのはずです。

こうやってみると、やはりケーナの音色は日本人好みだからでしょうか、意外によく使われているんですね。多分、他にもたくさんあるはずです。

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のですが、残念なことに、大杉久美子の歌うオリジナルとはかなりアレンジが違って、というか冒頭部以外はほぼ別の曲で、ケーナも使われていません。



日本版の方が私は好きですね。





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最終更新日  2019.06.01 17:14:40
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