癒しの休憩室

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詩)伝言



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http://www.youtube.com/watch?v=OpExb2hCYTs&mode=related&search


「伝言」


桜が咲くころに

あそこに座っているから

戻っておいでよ

待っているからさ。

キミなら思い出してくれるよね

僕たちの約束の場所

この河のほとりの桟橋の先に
二人座って
ずっと話し込んだよね。

やわらかな春の陽を浴びながら

膝小僧をお互いにさらして
くるぶしまで川面に差し入れた。


ふくらみ始めた桜に囲まれて

そこで
今もキミを待っている

きっとまた逢えるよね


堤防から続く細い道を伝わりながら
嬉々として
僕の所に戻って来てくれる

いつかここに降りて来てくれる


この桟橋の先で待っているよ。

あの時はごめんね

僕もどうかしていたんだよ

夕影が迫るまで

待っているよ

手に持っているのは
菫の花

好きだったよね


桟橋から脚を投げ出して
くるぶしまで
水面につからせながら

キミの微笑みを覗き込んだ
三年前の春の光のなか

忘れてなんかいないよ

またここに座って

摘んできた菫を

ひとつ、ふたつと
川面に投げ入れて

流れていくのを

一緒に見ようよ。

待っているよ


<この桟橋の先で>


胸に小さなさざ波を受けながら

キミの気持ちが変わるのを

待っているよ







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