
(曲を聴きながら読んで下さいね、、、、。
「白いワンピース」
もしも、
17歳で
君に出会っていたら、
故郷の向日葵畑に連れて行って
白いワンピースの君と
迷路のような向日葵の間を
追い駆けっこしただろう。
軽く見積もったって
一万本はあるんだぜ。
山の中腹で泉を守っている、
頭が蛇で
胴が龍の
水神さまのもとに
連れて行って、
風にそよぐ髪を撫でてあげながら
いろいろなことを語ろうね。
そうさ
いろいろなことをね。
<17歳、なんて美しい季節だったんだろう>
真夏の日差しをよけながら
川辺の草むらに隠れて、
誰にもいえない秘密を作ろうね。
川風が僕たちの汗を溶かして
草いきれと一緒に運んでくれるよ。
蛇が君の後ろを通ったって
黙っているのさ。
ちゃっかり世界からはみ出して、
さざ波の音が寄せては
消えていくのを
肌で感じるんだ。
君みたいに穏やかで、
明るくて屈託のない人ならば、
僕の人生を楽しくしてくれただろう。
まるで子供がおもちゃを授かったように
君を離さないよ。
お別れの時が来たら?
向日葵畑に隠した自転車に乗せて
家まで運んであげるよ。
僕の背中に細い顎を乗せて
眠ったっていいんだぜ。
「もう、くたくたよ」ってさ。
17歳、なんて美しい季節だったんだろう
ちっとも
淋しくなんかなかっただろう。
白いワンピースの
君がそばにいてくれたらの
ことだけれど。
(ケーキのおにゃーにゃんに捧ぐ)