★おまつりにっし!・・・おむすびころりん♪人生ころりん( ̄∇ ̄;)

(2)再会


原始人



★★★さて、三ツ目ちゃんは昭和62年4月に郷里;石川県に帰り、

MAZDAのディーラーであるマツダオート石川という会社に入社しやした。





 もちろんここでの仕事は新車の販売なのですが、当初クルマに関心が無かった三ツ目ちゃんには

全くと言っていいほど予備知識がなく、自動車の免許すら持っていないので

セールス活動はとても難儀でした。





 4月から自動車教習所に通うのですが、入社当初でやんすから研修で覚える事が多く、

カタログの暗記や自動車の基礎知識を身に付けなければと、毎夜遅くまで勉強していたので

教習所ではいつも居眠りばかりでしたね。





 自宅から会社のある金沢に通うのも初めは電車でしたので、

帰りの電車で乗り越す事もよくありやした。

 途中から同僚のクルマで通勤できる様にはなりやしたが、

こちらの地元では自動車がなければ仕事も生活も大変不便でやんす。





 半年間の研修期間を終え、9月から小松支店に配属になり、ようやく自分のテリトリーを与えられやした。

 やっと仕事らしい仕事を開始したのですが、中古車は売れても、新車が全く売れやせん。。。





 鳴り物入りで入社したあっしも、ここでは役立たずなのだろうか、と心配したことが何度かありやした。






 しかし入社まる一年を迎えようとしたある日を境に 新車が売れ出しやした。






 そして一年目泣かず飛ばずのあっしが、二年目にして新人銀バッジを受賞する事が出来やした。







 ・・・ここまでのお話をけっしてハショルつもりはございやせん。

ただ、【三ツ目が行くでやんす!】のストーリーを軽快に読み進めて頂くための背景だと思ってクダサイ。






 ★★前回のお話であっしがお客様のNさんに対して『バカ野郎!・・・』とどなったのは

新人銀バッジをメーカーさんからいただいた一年後くらいの事だったと思いやす。。。

 小松のお店でもベテランの先輩方とようやく肩を並べられるようになり、有頂天になっていたんでしょうな。





 ●今から考えると、あっし、相当わがままになっていやした。



 その頃というのは、売れなかった新人時代の努力がやっと実を結んで、訪問した先の方がぽつぽつと来店されるようになり、

同時にマツダの販売方針も、『訪問販売中心』から『来店客即決販売』に重点を置き換えた頃でもあったので

あっしにとっては願ってもなく良い時期であったのです。



 当時のサバンナRX-7というスポーツカーは、ロータリーエンジンを搭載した最速のスペックで

主に二十代の若者には絶大なる人気を博していやした。

 あっしはこの車に目をつけ、話の合う二十代の若者たちを週末の展示会で呼び込みをかける事に全力を尽くしやした。

その作戦が見事に的中し、毎週毎週、小松支店の駐車場は土日になる度に Zやスカイライン、マーク2、プレリュード、

インテグラ、ソアラetc・・・などで一杯になりやした。

 来場者たちにはもれなく試乗車を運転してもらい、300万以上するスポーツカーを二十代前半の若者たちに

毎週のように販売する事が出来たのです。




 そりゃあ有頂天にもなりやす。

他に何人も営業マンがいてもRX-7の販売に関しては ほぼ独り占めの様相でやんす。

しかし訪問して売れる車ではなかったので、ひたすら来店客を追いかけ、クロージングすれば、台数は出るのですから。。。




 そんな状態でしたから当然サービスマン達とも意見が合わず、トラブル続きでした。

おもにあっしが値段調整のために サービスマンの許可をもらわずに 勝手にオプションの値引きを行った為に

整備代金が下がってしまう事が原因でした。

 ●彼らサービスマン達には、サービス部門での売り上げ目標というものがありやす。

 企業ですから当然会社の利益を追求しなければならないし、販売の目標もありやす。

 しかしあっしは、チームワークを度外視しても、販売を優先していたんでしょうな。。。



 前回のお話での事件が起きたのは、そんな時でした。

案の定、あっしが『バカ野郎!』と怒鳴った2~3日後、本社の営業部長から呼び出しをくらいやした。

Nさんから、本社にクレームが入り、この事件の詳細を報告しなければならなくなった。。。



 営業部長からは『よくある事だが、今回の件に関してはお前は行かなくていい。。

         俺が行って謝って来るから、今度から気をつけろよ。』と言われやした。



 結果、あっしの減給処分として事件はおさまり、Nさんも了解してくれたそうなのです。

 それ以来、Nさんは、店には来なくなりやした。






 ・・・・・当時の直属の上司である、T支店長から

 『どんなに不合理な事を言われても、お客さんとは絶対に喧嘩はするなよ。

  三ツ目ちゃんはそれだけが心配だから何かあったらまず僕に相談してくれ。』

  と、諭すように言われやした。






 <あっしだって、わかってはいやす。。でもねえ。。店長。。あっし、そんなに間違っていやすか?>





 心の中ではいつも店長には申し訳ないと思いながらも、何か腑に落ちない感情が自分を苦しめていやした。



 その後、あっしは結婚し、【一身上の都合により同社退職】(笑)しやしたが、












 いったんは収まっていたかのように思っていた【 あの事件 】



 ・・・・・・・・・まだ、解決していなかったでやんす!!!



 それを知ったのは、それから5年後の平成6(1994)年10月の事でした。
                                    つづく。。。 
次へ


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: