★おまつりにっし!・・・おむすびころりん♪人生ころりん( ̄∇ ̄;)

●キズツケルトイウコト

キズツケルトイウコト2003
(駄文ですが、20年前の記憶を辿って書いてみました)


一人暮らしをしている時

自分に酔いしれることが

何度もあった


自分を痛めつけて

こてんぱんに痛めつけて

再び立ち上がれるか

何度も試してみた


身体は肉体労働で疲れ果て

まともな時間に眠らず

まともな時間に起きず

ただ 頭の中だけは冴え切っている

誰よりも冴え切っていると思っていた


酒は 嫌いだった

溺れたくない 

酒に呑まれている人間を見るのが 

もっとも嫌で

飲み屋に行くことは大の苦手だった


それよりも一人

部屋で本を読むことが 

自分にとっての快楽だった


・・・同じような日々が何日もつづく

人にも会わない

部屋も片付けずにゴロゴロ横になって

ひたすら読書の快楽にひたる


たまに 後輩達がやってくると

仙人になったかのような話をすると

明らかに ため息が聴こえた


帰ったあとの寂しさ むなしさ

静かな部屋の中 すすり泣きの音だけ

急激に 人恋しさに 襲われる


そうしてまた 自分を責める

自分にとっての 救いの手を得るために

文学者たちの コトバヲサガス

哲人たちの オシエヲ モトメル


彼らは どうやって 「アソコ」に辿りついたのか

オレも やっぱり凡人なのだ 

いやそれ以下の最低レベルなのだと

痛めつけ また誰とも会いたくなくなる


青雲の志を持って

東京に出た 一人の男が

自分を 傷つけ 

独りでぼろぼろになっていました

二十五歳の冬でした


親友に 裏切られた(と思っていた)

親兄弟からも見捨てられた(と思っていた)

独りの 孤しい世界

抵抗するために 発する言葉には

いつも 毒があった


電気も止められ 真っ暗になった へやの片隅で

子供の頃 遊んでくれた 近所のお姉さんや

叱ってくれたオジサンやオバサンたちの顔を想い出す


境遇は不幸だったのかもしれないけど

心は もっと最低だと自覚した時

生きるのがイヤになりました


誰にでも在る こんな弱い因子を持った自分を

・・・当時は どうする事も出来なかった

ある「きっかけ」に出会うまでは


「きっかけ」は まもなくやって来た

「チチキトク スグカエレ」の電報だった


実家に帰る金も無く ヒッチハイクを

三台乗り継いで行く途中 

何度もうしろを振り返って想う


へやに置いた何千冊の書物は

結局こんなとき 糞の役にも立たない

あとで古本屋さんに全部売った


のこされた母の背中を想うにつけ

申し訳ない気持ちで一杯になる

そして一粒の涙。

「帰ったら 母のために犠牲になろう」とまで思う


あれから十八年生きている

父も母も他界し 妻の家族と生活している

あの頃 読んだ哲学書の中味を

けっして忘れたわけじゃない

むしろ一瞬一瞬の判断を要求されるときには

大いにプラスになったりする


ただ、・・・・自分に酔ったり キズツケたり 人を責めるために

・・・・「引用」することは 

・・・・「引用」することは忘れた

日々の自分への誡め、ていどにして

もっと自分を大切にしようと思って 生きている


「こころ」だって、痛めつけすぎると どっかへ行って 帰って来れなくなる

「心」だって、キズツケ過ぎると 立ち直れなくなる


 いま思うこと。。。

 「こころ」には もっとたくさんの栄養分が必要で

 もっと温かい愛情を吸収しておかなければいけなくて

 いっぱい いっぱい 楽しませて あげなければいけない

 そのほうが 

 大切なのかも知れない

 何かにきっと 役に立つ日も あるだろう

 (2003.10.26)


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