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お話の中で面白かったのはお二人のお母さんの教育の仕方です。
Kさんのお母さんはとても厳しく、ご本人の表現をお借りすると
「 鬼のように・・・
」だったそうです。
ところがNさんのお母さんは全く
「勉強しなさい、Vnの練習しなさい」などと 一回も言われたことがない
、とNさんはおっしゃるのです。
Nさんは大きくなって(3歳から始める方が少なくない才能教育メソードの中で)5年生からVnを始められたそうですが、今でも伝説になっているぐらい進み具合が速かったそうなんです。いったいどうやってそんなことが出来ちゃったのでしょうか?
Nさん「 それがね、ちいさなKちゃんが上手にきれいに弾いていらっしゃるのを見て、大きな自分がへたくそなのが格好悪くて・・・、だから必死で練習したのよ。
私って単純なの!!」
たとえそうだとしても、それを継続した練習に5年生であっても持っていけるところが、私たち凡人とは大違いです。上手になっていく自分を自覚できたことも大きな励みになった、ておっしゃっていました。
ちょうどその話を聞いた朝、兄との練習中に、ヨーロッパでは天才的に演奏できるようになった人は、 たとえ14や15という年齢であっても、音楽院の教授に抜擢されることがある という話をしていたのです。
私「でもその年齢なら、なぜ自分が弾けるのか、なぜ生徒は弾けないのか、を分析するのも難しいから、先生としてはちょっと不十分なんじゃないの?」
兄「確かにそういう見方はあるんだけれど、普通、そんな年齢の子どもが教授に抜擢されるだけの実力があるとすれば、それを そばで聞かせてもらうだけでも
、大変な勉強になるんや。
だから若い先生はいらないとは言えない!!」
このNさんの言葉はまさしくKさんという素晴らしいモデルを目の前にしてたくさん学ばれた実例だったのですね!
一方Kさんも素晴らしい教育を受けられたのだと思います。
たとえ 「鬼のような・・・
」と表現されたとしても、KさんはそれでVnが嫌いになって止められたわけでもなく、いじけたわけでもなく、ますますそれに応えて頑張っていかれた。
これも私たち凡人とは大違いです。
結局何かを成し遂げていかれる方は自分の環境や条件がどうであれ、その中で最大限に自分を生かす工夫を見つけて実行していく力をお持ちなのです。
そしてその教育に携わったお母さんたちも、今自分が子どもにしなければならないことをきちんと見つけておられた。
子どもにとって「鬼」と思われても、決して本当の鬼にはならないように、潰さないように心掛け、
自分でがんばれる子どもにはずっとその頑張りを見守って支えてあげるように・・・
この絶妙の組み合わせが大切なのですね
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