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そうそう、それは 「オーケストラ」![]()
たった一本の棒一つの動きで60~100人もの人間たちが同じ音楽を作っていく。それぞれに違った役割を担いながら・・・
無事に終わればホッとするけれど、ある程度なれているはずの私でさえ、本番前は何日も前から自分として意識しないまま緊張感を持って過ごしている。
小学校でインフルエンザがはやってきたら、
「お願い、今だけは私に移さないでよ~~」
とか
「ちゃんと寝とかないとなぁ」とか自分の管理も気になってくる。
気になってくるということはそれだけ不安が増大しているわけだ。
前日は一日中みんなことが気になっていた。
団員みんなの顔を思い浮かべてみるにつけ、小さな子どもを抱えていたり、超ハードスケジュールの中でやってきてくれたり、遠くから何時間も雪道をドライブしてきてくれたり、子どもが熱を出していたり、本人もしんどくなったり・・・・ もくもくと自分の役割を果たすマエストロも本当はでっかい責任を負いながらいつもやりぬいてくれている。
でも彼だってただの普通の人間で仕事の合間に時間を割いて勉強してマエストロ役を買って出てくれているわけで・・・、 ふっと彼が倒れたら誰が本番の指揮をするんだろう~~
という思いが心の中をよぎっていく。
そんなことを考えると本番がきちんと行えるチャンスとは細い細い蜘蛛の糸で結ばれているかのようにしか思えなくなってしまう。
前夜布団の中でずっと頭の中で響いている演奏会のフレーズの存在に気づいて思った。
「 ここまで演奏会に支配されちゃだめだろう、もうフレーズには消えてもらおう
」
岡田節人
さんがおっしゃるように
「 考え方も言葉ももういらない」
そう、私は昆虫のようになればいいのだ。
考えも言葉もない世界でただ自分というものが生きている、それだけが自分の存在を表わしていればいい。
昆虫ならてんとう虫がいいなぁ カナダに行った時寒くて昆虫のいない季節が多かったけれど、てんとう虫だけは公園で子どもたちと戯れていた・・・
私はてんとう虫・・・・
それですとんと寝てしまっていました。
みんなありがとう!!またまた奇跡が起こった!!
演奏後打ち上げに向かう地下鉄で去年の第九で合唱指導して下さったK先生とばったり、もちろん私たちの演奏会に来てくださっていたのです。
去年はハッキリ言って彼からぼろんちょんに言われてずたずたになった私たち
「まぁ、ここに座りなさい」と言われて、恐る恐る座ると
「 今日は本当良かったよ 君たちはあれだね、ロマン派の方がいいんだね、ちゃんと自分たちの中で消化していた!!良かったよ、とてもね
ところで君、他にも何か活動しているの(Vnで)・・・ 小編成で「メサイア」でもやってみない?今年はヘンデルの没後250年祭なんだよね」
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