すずらんの湯問題の経過について


4月27日付けですずらんの湯の指定管理者となっていた「白樺湖温泉株式会社」「白樺湖観光協会」から、1、本年9月からの指定管理者の辞退2、すずらんの湯の市営温泉への移行願いが出されていました。
 6月議会議会全員協議会で経過について市から報告がされました。

1、平成6年 、白樺湖区長、白樺湖温泉施設建設委員長から、市と議会に建設の陳情が出され、採択と同時に「社団法人長野県観光開発公社」へ温泉施設の建設申請も市に要望書が出された。

2、平成7年、社団法人長野県観光開発公社は観光施設事業として実施することを決定、事業に着手した。

3、平成8年契約書が取り交わされた。
・県観光公社と市
6億3247万3221円、H9~H22年までの14回払い。支払い完了時に所有権移転
・市と白樺湖観光協会
金額、回数は県観光開発公社と市との契約と同じ。所有権は県観光開発公社から市へ移転したときに白樺湖観光協

会へ移転。
・条例制定、委託契約書の取 り交わし

4、H8・6月竣工式、営業開始

5、H18年白樺湖温泉株式会社を設立指定管理者としてH21年8月末までの契約で指定された。
同時に月額200万円の家賃を償還金として支払う覚え書きをを結ぶ。

6、H21年3月議会で、9月から3年間指定管理者を継続する説明がなされた。

7、H21年5月21日。
 4月21日、19日の白樺湖観光協会総会において、観光協会費を償還金に充てざるを得ず「すずらんの湯」を支えていくことは困難と判断し解散したこと、指定管理者を変更してほしい旨市長へ説明。

8、H21年 6月定例議会全員協議会で経過説明がされ、7月に今後の方向について提案する旨報告があった。

9、市は7月15日議会全員協議会に、「茅野市総合サービス株式会社」を新たな指定管理者として今後の経営改善で900万円の収入が見込めるとして存続する考えを示しました。
 議会からは、建設当時の判断、協会の責任、今後本当に継続していけるのかなど疑問が多く出され判断を見送り継続とし、各議員からの市への質問をまとめ次回の会議での回答を求めました。

 7月21の議会全員協議会での質問事項は次の通りです。

一、営業継続に対することについて
1、すずらんの湯と白樺湖観光行政の今後の展望について

・市長=茅野市の魅力はというと、自然であると考えている。景観、気候のさわやかさ、雄大な自然がバランスよく配置されている。
 白樺湖は観光の拠点である湖をどう生かすか、その中で温泉は観光地の目玉である。今後白樺湖周遊の遊歩道などの可能性を見つけ活用していく。市としても氷燈祭やインバウンド事業など支援はしてきた。

2、白樺湖周辺の活性化を図るための地 域住民を交えた組織の設置について

・地元の真剣な取り組みが不可欠である。当面「白樺湖すずらんの湯活性化会議」を立ち上げて、活性化の道を探っていきたい。

3,これまでのすずらんの湯の運営の問 題点の検証を十分にする必要がある と思うがその方法等についてはどの ように考えているか。

・ 毎月財務報告書の提出を求めてきたが、市として十分な関わりを持ってこなかったことは反省している。

4、9月以降営業を中止した場合の問題 点はあるか。

・観光シーズンを迎え、営業を停止することによって、白樺湖のイメージダウンにつながってしまう。

5、新たな制定管理者に対して、委託料 は払うのか

・委託料支払いの予定はない。単年度でみると黒字になっている。
6、今後、市から温泉施設に支出すると 考えられるものはあるか。

・リニューアルオープンのために、濾過器濾材の入れ替え、浴室内のカビ処理、屋根葺き替え、などで1249万円ほどの費用がかかるがそれ以外は考えていない。

7、9月以前に発売した回数券の取り扱 いはどうするのか。新たな指定管理 者への補償はするのか。

・原則は8月までには回収すべきものと考えている。期限内に回収できず期限が過ぎて利用があったときは市が新しい指定管理者に補償するが、白樺湖温泉株式会社に請求していく。

二、白樺湖観光協会への対応について・白樺湖観光協会との話し合いの中で、年賦が支払いできなくなる、協会が解散という事態になるということは全く予想できなかったのか。協会から事前に相談がなかったのか。相談があった場合にはその内容と経過について説明をしていただきたい。

・白樺湖観光協会から営業開始より支払いの減額について相談があった。
支払い回数を14回から62回にのばしてきている。協会解散については事前に相談はなかった。

*市側からの説明の後、各議員から・今後の損益予想についてが適当であるか、今後の白樺湖観光について当事者、市、観光協会がどう真剣に取り組んでいくか。また今回の教訓をふまえ、会計をチェックすることの出来る人材を育成したいとの考えも示しました。
 市は観光の低迷から償還が滞っている現状を把握しながら十分な関わりを持たなかったこと、観光協会も解散をする前にもっとやるべきことがあったのではないかと思います。市民に対して説明責任を果たすべきです。様々な意見が出ましたが、今後の観光のことも考慮し、指定管理者の手続きを進めていくことを了承しました。

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