アムリタの青い空

アムリタの青い空

もう一人では生きていけない



「いままでがんばっては来たが、もう何にも分からなくなった。
急にきたんだ。何をどうしてよいのか全く分からない。
デイサービスもやめると話をした。
これ以上一人でいるのは危険だと思うから、今後の事を皆で相談したい。
直ぐに来てほしい」

最後は涙声になっていました。

「大丈夫よ。直ぐに行くからね。」

川崎からアクアラインのバスに乗って10時半には家に着きました。

すると、サンルームで日向ぼっこをしているいつも通りの父がいました。

「大丈夫?ご飯は食べたの?」
「ちゃんと食べたよ。それとデイサービスはやめようと思うんだ。
あんまり行っても意味ないしね。家で本を読んでいるほうがよっぽどいいよ。」
「朝、大変だからすぐに来てって言ったの覚えている?」
「えっ?そんなこと言ったの?」
「なんで私が来たんだと思っているの?」
「手伝いにきてくれたんでしょう?」
「ええっ??、何にもわからなくなったって電話してきたから
大急ぎできたんでしょう?」

「・・・・・・ああそうだった・・・」

あんなに大変だといっておきながら、
すっかり落ち着いて何事も無かったようにしている父。
大丈夫かしら・・・。

かかりつけのお医者様にいってみてもらう。
「体調に変わりなし。」
いつものお薬を出してもらう。

やはり一人でいるのは無理かもしれない。
突然不安がおそってきたのでしょう。
認知症・・・目の前のものを認識するのに時間がかかる。
わからなこともある。
特に、衣類がよく分からない。
いつも母が目の前に用意していたから、「自分で選ぶ」が難しい。
分からない、時間が無い・・・が重なるとパニックになるのかもしれない。

3日間そばにいて落ち着いてきたので帰ってきました。

私達はマンション住まい、しかも日当たりに難点がある。

父が庭いじりができる一戸建てをさがして娘と三人で住もうかしら。

今またあらたな局面を迎えています。

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